第115話 10月11日 7 珠弓誕生会

ピンポンピンポンピンポンピンポン。


「弥彦!!!!!!!!ケーキ、ケーキきたぞ!!!!!」


うるさすぎる。


「柳先輩。やっぱり来ましたね」

「来るだろうとは思っていた。が、、、。この予想は外れてほしかった。マジで」


ピンポンピンポンピンポンピンポン。


「はあ、、、」


俺はため息をつきつつ玄関へと向かう。ってまだ段ボールがあるので、、、。


「珠弓。ちょっと段ボール寝室に入れていいか?」

「、、、」


珠弓の了承のち俺は段ボールを寝室に。って、、、。なんかそこそこの重さあるな、、、。ホント何入ってるんだよこの荷物。とか思っていたら。


ピンポンピンポンピンポンピンポン。


「はいはい。っか鳴らしすぎだよ!学習しろよ!」


俺は玄関に行き外を確認すると、、、。


「、、、。はい?」


うん。俺は何を見ているんだろうか、、、。と思いつつ。一応ドアをちゃんと開けてやると、、、。


「やっと開けたか!弥彦。居るならとっとと出て来いよ。こっちは重いんだからよ」

「、、、」

「うわ、何ですかこれ」

「、、、」


俺の後ろには珠弓と桃園さんもやって来た。で。現在正面には、、、。


「ども」

「どうもです」

「騒がしくてすみません」

「あ、ああ。お疲れ?」


うん。光一の他にいつものお仲間友人ABC。が光一とともに箱を持っていた。って4人で何を運んでいるんだよ、、、。ってまさかのこれが、、、。ケーキ?


ちなみにだが、、、。うん。

俺と桃園さんはケーキの準備をしていない。いや本当はちゃんとしたのをしたかったんだが、、、。が。


少し前から光一がケーキは俺。と言い切り、、、。まあうるさかったので桃園さんと話してケーキは光一にまかせることにしたのだが、、、。


やはり少し前から聞いていた3段というのは、、、。うん。こうなるよな。


「一応聞くがまさかだが。それが。そのどでかい箱に入ってるのがケーキか?」

「当たり前だろうが!珠弓ちゃんの誕生日だぞ!?いつもは親が準備しちまうからな。今年は俺。俺が完璧なケーキを持ってきた」

「っかそれ、どうするんだよどこ持って行くんだよ」


俺の前に居る男4人の持っているケーキどう考えても、、、。サイズがおかしい。

なんか160センチ?くらい高さがあるような、、、。って。うん。


「よし。これは光一の部屋で食べよう」


俺がそう言うと。


「いやいや。珠弓ちゃんの寝室公開だろ?」


とか馬鹿なことを光一が言うので女性陣2人の目線が、、、。


「、、、」

「、、、」

「、、、。柳先輩。警察呼んだ方がいいですか?」

「まあ今はここで暴れると惨劇になるかもしれないから、、、。ほら光一部屋開けろ」

「なんでだよ!まあいいけどさ!珠弓ちゃんが来てくれるならな!」

「、、、」

「、、、」

「、、、」


ということでとりあえずどでかい箱を持った光一と友人ABC。の進路を光一の部屋へと変更させて、、、。かなり久しぶりに光一の部屋へと入ったのだが、、、。


「まあこうなってるよな、、、」


俺は部屋に入って、、、。まあ予想通りの室内だったので、、、。うん。またため息である。


「うわー」

「、、、」


俺の横に居た桃園さんと珠弓も玄関でストップした。





お人形さんはとっても冷たい視線を送っていました。

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