第105話 10月2日 2 ニコニコ珠弓
「だから。珠弓ちゃん護衛隊だよ!」
「、、、。まだ言ってるよ」
「当たり前だろうが!重要なことだよ!」
現在は夕方。
講義も終わり家に帰ろうとしていたら、、、。また馬鹿野郎に捕まった。
朝もかなりうるさかったが、、、。って朝は何とかかわしたのだが、、、。こいつ諦めが悪すぎる。
俺は普通に帰りたかったんだが、、、。捕まった。ちなみに珠弓と桃園さんはすでに帰っているみたいだ。今のところ姿はない。
ってそういえば珠弓からは1時間くらい前だったか。メッセージが来ていたな。
「今日の晩御飯を生姜焼きでいいですか?」
という連絡が来ていたので、、、。多分今頃準備をしてくれているはず。
めっちゃ嬉しい。うん。で、美味しいご飯のところに帰ろうとしたらこれである。騒がしいく。うるさい奴に、、、。また捕まった。講義室からうるさいのをスルーして歩き出しても、、、。付いてきている。
「でだ。最近の珠弓ちゃんは新たな人間関係を作ろうとしているだろ」
「、、、。よく知ってるな」
「珠弓ちゃんの事は監視しているからな」
「そのうち警察に協力依頼かな」
「それはない。金は賭けてるからな」
「、、、。後で珠弓の身体検査でもしとくか」
「なに!?脱がすのか!?俺も混ぜろ!混ぜろ!!!!」
「、、、」
なんか光一のテンションがというか、、、。まあ何かが上がった気がするが。決して俺は珠弓を、、、。とかそんなことはしない。
この馬鹿が何かをしている可能性がある場合は随時珠弓にちゃんと伝えているからな。
「っかまずは大学内での護衛隊だよ!既にメンバーは集めた」
「、、、。いつもの3人だろ?」
「当たり前だ。本当は女子が居ないとトイレとかの確認ができないのだが」
「、、、。桃園さんにも連絡しておくか。危険なやつがさらに危険なことをしている可能性があると」
「待て待て。あいつはダメだ。危険すぎる」
「違うよ。お前が危険だから桃園さんに連絡しておくんだよ」
「やめろ。マジやめろ。あいつは危険だ。今日も何度投げ飛ばされたことか、、、」
「、、、。桃園さんあの身体で、、、。すごいよな。なにか習ってるのか、、、」
「知らん。とにかく桃園は危険。で。弥彦。自宅警備はお前が」
「しないし。そもそもそんなこと必要ないだろ?」
「あるだろうが。珠弓ちゃんに何かあったらどうする!?むしろ家にも本当は俺を入れろ!なんだからな!」
うるさい奴は元気だし。ホント警察に突き出してもいい気がする、、、。とか思っていたら、、、。
♪♪~
光一のスマホが鳴っていた。電話に出た光一が足を止めたので、、、。俺は駆け足で逃走。ささっと逃走である。
無事光一から逃げることに成功した。
というか。電話が来て光一のやつ大学の方に戻って行ったような、、、。まあとりあえず桃園さんに光一の事を連絡しておいて、、、。
今日も桃園さんからの返事は早かった。
「了解しました!投げ飛ばしておきます」
うん。桃園さんは強い。
そして俺は珠弓が待っているであろう家へと帰宅した。
うん。ここまでがなんか長かった気がするが、、、。無事に帰って来た。
「ただいま」
「、、、。おかえり」
うん、返事あり。そしていい香り、、、。で、いい光景だ。
部屋に入るとエプロン姿の珠弓。めっちゃ可愛いというね。
「悪いな。ちょっと遅くなって。着替えてくるから」
「、、、。うん」
俺が声をかけるとすでに料理は出来ているらしく。珠弓は最後の仕上げに入った様子だったので急いで着替えに寝室へと向かった。
お人形さんのエプロン姿、、、。良きものです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます