第101話 9月27日 3 珠弓に甘いものを
あれからしばらく猫に囲まれて、、、。時々俺の方に視線を向けていた珠弓。
うん、かわいかったですよ。
そして今は猫カフェから出てきたところ。
「、、、。かわいかった、、、」
とかそんな小さな声がお隣から聞こえてきていた。うん。珠弓のご機嫌は良くなったのかな?まあいい方向に向かったと思われる。
「珠弓」
「、、、。あっ」
すると珠弓は何か思い出したのか、、、。
「その、、、。ここ最近変な態度、、、。ごめんなさい」
と。と小さな声で言った。なるほどさっきのごめんなさいはこれか。今理解した。
「いや、まあ確かに変だったが、、、」
「、、、。だって。桃園さんと、、、」
ぶつぶつ。
うん。本当にそんな感じだった。ぶつぶつと先ほどより小さい声だったので俺には全く届かなかったが、、、。せっかく珠弓のご機嫌が直りだしたので特に気にはしないことに。ここで変に聞き返したりしてなんか地雷を踏んだらだからな。うん。爆発したら大変だし。今は落ち着いているみたいだからこれをキープ。うん。
「あっ、そうそう。珠弓。喫茶店寄ってくか?このあたりにパフェ?かなんかが美味しいお店があるみたいなんだが、、、」
「、、、。行く」
「うん。じゃ、こっちな」
俺と珠弓は駅の方に歩きつつ。お店とかがいくつか並んでいる人通りの多い、、、。商店街とか言うのだろうか。まあそんなところを歩いていた。ちなみ先ほどから珠弓のご機嫌はかなり良いらしく。俺の横をピッタリ歩いてきている。そんなに近いとぶつかるのでは?というレベルである。ってかこんなに近くに寄って歩く必要はあるのだろうか、、、。まあいいか。
ちなみに喫茶店を調べたのは俺である。だれにも頼ってない。うん。いやとりあえず美味しいものでご機嫌を、、、。とか思ってな。まあ喫茶店に行く前に珠弓にご機嫌は何故か知らないが戻ったみたいだが、、、。っか機嫌が悪かったというべきなのだろうか、、、。俺の近くにはいつもいたからな。避けられているとかではなく、、、。むしろ守られている?いやそれは変か。でもまあそんな感じだったからな。謎は謎のままだ。
まあそんなことを思っていると俺たちは喫茶店に到着した。落ち着いた感じのお店で桃園さんと食べに行ったパンケーキのお店よりは、、、。入りやすいな。うん。
店内に入るとそこそこ人は入っていたが。窓際の席が空いていたのでそこに案内された。
「珠弓は何食べる?」
「、、、」
俺が聞くとすでに珠弓はメニューを指さしていた。決めるの早すぎるだろ。見て即決定かよ。
ちなみに珠弓の指すところを見てみると、、、。
ネットで俺が見ていたパフェを指さしていた。まあこの店の人気メニューらしいからな。はじめてだから人気メニューを珠弓食べてみたくなったか。
ちなみにパフェは見た感じ普通のチョコパフェ?とか言うのかな?シンプルな感じなんだがまあいろいろたくさん入っているよりシンプルなのがよくて、味も美味しいとか書かれていた。そしてあともう1つ人気の理由があり、、、。
「珠弓。飲み物は、、、。紅茶か?」
「、、、」
俺が聞くと珠弓は頷いたので紅茶でいいらしい。
「すみません」
俺は店員さんを読んで、、、。
「このチョコレートのパフェと紅茶2つお願いします」
俺が注文を終えると、、、。
「、、、」
「なんだよ珠弓」
「、、、」
何故か俺の方を見ていて、、、。するとスマホを取り出して。
♪♪
「何も食べないのですか?私のパフェしか頼んでませんよ?」
ここでは話さないらしい。珠弓の基準は、、、。謎だ。うん。
「あー、来たらわかるよ」
とまあ俺は答えをすでに知っているので、、、。まあもう少し待っていたらわかるからな。うん。
「、、、」
俺が言うと珠弓は不思議そうな顔をしていたが、、、。
しばらくしてパフェが来ると、、、。
「、、、」
珠弓はパフェを見てフリーズしていた。
お人形さんのご機嫌が戻ったようです。
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