第98話 9月22日 3 拗ねた珠弓
とりあえず珠弓の様子がおかしいことが続いている。
まあ原因ははなんとなく。というか。俺と桃園さんが、、、。というか。うん。2人がちゃんと説明をしないで出かけたことに対して怒っているのか、、、。
まあなんかね。カップル?の言葉にめっちゃ反応しているのはわかるのだが、、、。何故珠弓がここまで執着しているか、、、。わからん。
珠弓の様子がおかしいが時間は止まることがないので大学での時間は進んで行く。
お昼休み。
普通にいつも通り。珠弓は俺のところにやって来た。もちろん桃園さんも。が。別々に来るというね。何故か珠弓が休み時間になってすぐにやってきて、、、。その後を桃園さんが「珠弓ちゃん早いー」とか言いながらやってくる。
謎だ。
そして無言だが、、、。普通に3人で昼ご飯を食べる。ちなみに俺が作ったお弁当でも普通に珠弓は食べている。うーん。怒っているのか。何なのか、、、。誰か助けてくれ。
すると。
「そうそう。珠弓ちゃんまだ話してないことがあったんだけど。その時先輩と手も繋いじゃったし。あーん。もしてもらっちゃったし。しちゃった?」
「、、、」
「、、、」
桃園さんいきなり爆弾を落とさないでくれますかね。
そのことは上手にまだ隠していたのに、、、。
いや、なんか直感でね。これは言わない方が絶対安全とか思っていたので、、、。そして桃園さんも触れないからわかって気を使ってくれていると思っていたのだが。何故にこのタイミングで、、、。
「、、、」
「、、、。珠弓。そんなに見ないでくれるか?身体に穴があきそうだ」
ガタッ。
すると珠弓は俺の斜め前に居たのだが移動してきて、、、。俺の隣に座った。そして、、、。
ぎゅうぅぅぅぅ。
「いたたた。珠弓。なんでつまんでるの!?って痛いから」
「、、、」
ぎゅうぅぅぅぅ。
「あらー。ラブラブ。ここ講義室ですよ?」
「桃園さん!?」
♪♪
すると俺のスマホが鳴った、、、。送り主は、、、。俺をつまんでいる。いや、つねっているお方みたいだ。もう片方の手にスマホ持っていました。
「先輩。帰ってからゆっくり聞きますから」
「、、、。怖っ」
その後、、、。お昼はしっかりとつねられていました。めっちゃ跡が残りました。
ちなみに桃園さんは笑っていました。珠弓の目は、、、。怖かったです。
余談。途中で偶然やって来た光一ですら、、、。
「あれ?なんか珠弓ちゃん様子おかしくね?俺と遊びに行ってリフレッシュしない?」
とか馬鹿なことをいきなり言ってくれたおかげで、、、。俺の脇腹かな?さらに真っ赤になったよ!
ちなみ珠弓は光一の声など聞いていないと言わんばかりの無視。スルーでさすがに光一も今は間違ったと思ったのか。気が付いたら居なかった。
そして家に帰ってから3時間くらい。丁寧に。丁寧に説明をすることになりました。
説明後。
♪♪
「次の休み必ず空けておいてください」
と、珠弓からメッセージが来ました。はい。必ず開けておきます。である。
今日のお人形さんめっちゃ怖いです。
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