第25話 出逢い ④
セフェク達は、世界が終焉へ到るまでの経緯、
「 …… という経緯を経て、オレ達は今ここにいるという事だ」
「 …… 」
イチの
「 …… 」
——
「ちょ、無理無理、まっ …… たく理解が追いつかない!!!」
「はっはー! 今はイチの理解力は関係ない。約束どおりオレからは事情を全て話しただけだ。偽りもない。これで終わりだ」
「う …… うん、そ …… そうなんだよね。うん、セフェクの話を信じる。話してくれてありがとう」
トトは、少し疑問を抱いている
「セフェク達はこれからどうするの?」
「通ってきた扉から考えても、
「でも、さっきも簡単に話したけど、この世界には化け物がいて、国の外は危険だらけだよ?」
「っは! まぁ問題はねぇだろな」
「すごい自信だね」
「そうか?」
「 …… わかった。じゃぁ約束通り、最後に僕からの質問に答えてもらえる?」
「ああ、そうだったな」
「 …… 」
イチは口を閉ざしては唇を噛み、開き、少し息を吸ってから、言葉を絞りだすかのように、小さく声にした。
「僕は …… 強くなれる?」
質問を受け、今度はセフェクが止まった。
——
「(…… こいつとの時間は短いが、意味もなくそんな
セフェクは、イチから視線を外し下を向き、
「(なるほどな …… はっ! こいつもまた …… )」
視線を合わせていたセフェクは、大きく
「わーったよ! お前の言う強さの概念は分からねぇがよぉ、およそ考えられる概念全てを含めて、一発で答えてやるよ!」
「うん」
「お前は、充分に強いっ!!!」
「えっ?!」
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