第24話 犯人の捜索開始3
取り敢えず
グリフォンに関しては
収納内時間が停止してるので暫し放置して
ハクの引込しを先にする事にした
礼司)『次は
何か珍しいのが来ないのかな?』
ハク)『幾ら妾が気を消しているからとっ云ってそうそうは来んぞ』
礼司)『それだと詰まらないな~』
神眼)『動物園でも開園するのですか?』
礼司)『イイネそれ
日本の動物園って嘘ばかりだったんだ
やっぱ公務員って駄目な奴等ばかりだ!』
神眼)『そんなに嘘が多かったのですか?』
礼司)『嘘と云うか
民間をバカにするから情報不足だったのかも?
だから報道各社を巻き込み
国内初とか世界初の繁殖とか何度も発表してしまったのかも知れないな?
でも恐ろしくレベルが低くかったな~
自分の足を使わない研究者はやっぱ駄目だ
まあその代わり親がバカみたいに金を出してくれるんだよな
いいバイト代にもなったよ
まあ俺は植物の方だったけど
俺は名誉よりも金の方が大好きだ!』
神眼)『どう駄目なのか
記憶を読み精査しておきます』
礼司)『それが良い
余り言い過ぎると悪口になるからな』
ハク)『亀はどうじゃ?
大魔境には不思議な亀がイッパイ居る
今は土や沼の奥で眠っておるがのう〜』
礼司)『へ〜ぇ
何か面白そうだな
汽水ガメなんかも居るのか?』
ハク)『其処迄は分からんが
見掛け違いが多いのは確かじゃ!』
礼司)『好い事聞いた
またダイアモンド食いたいな』
神眼)『ダイアモンドですか?』
礼司)『正式名称は
バックテラピンだったかな〜?
一時期養殖が上手くいくまでは高価だったけど今は安くなったカメだよ
近頃祖国の業者達が食用のハズレの方でボッタくってるのが目立ってたな
俺がいた地球のアメリカと云う国の有名なカメのスープ料理だよ』
ハク)『そろそろ妾の家じゃ!
ちゅうかオーク共が来ておる
全く不愉快な連中じゃ!』
礼司)『お肉なんで
またサクッと収穫して来るよ』
俺は地上に転移
やはりメガキングオーク1匹にキングオーク5匹のチームだ
これは
裏で意図引く奴等が居ると云う事だな
サクッとメガキングオーク達を倒し
倒されている巨木を収納すると
ハクが舞い降りて来た
礼司)『てっ云うか
洞窟前に花壇が無いぞ』
ハク)『洞窟の上方の岩肌を良く見てくれなのじゃ!』
礼司)『これはチドリか!?』
鑑定するとベニバチドリだった
礼司)『素晴らしい烏葉だ
それに軸迄も色が乗っているし
変異花も有りそうだ
凄いぞハク!』
ハク)『ムッフフフフッ』
俺は洞窟の大岩毎収納してしまった
上の方の崖には真柏の大群落か
地球に持って行けば何千億にもなる
真にお宝の山だ
ドローンゴーレムに頼んで撮影して貰おう
礼司)『シャリ入れすれば
地球だったらトップニュースだ!
こんな光景が見れるとは真に異世界だ!
異世界最高!!』
ハク)『よう分からんが
そうなのか?』
礼司)『地球だったら
間違い無くその道の専門家達が世界中から
金持って押し寄せて来るよ
本当に凄い光景だな〜』
ハク)『そうなのか………………』
礼司)『それじゃ家に帰ろうか』
ハク)『エッ!?
何本か持ち帰らんのか?』
礼司)『持ち帰るのは来年だ
今は休眠中だし
悪いが先に何本かの立根をカットした
採取は来年の二月終旬だな
この情報を持ってけばエンリオが喜ぶだろな
5月の終わり頃エンリオが
挿し穂を採りに来ると思うけど』
ハク)『よう分からんが
二年も時間を掛けるとは
慎重なのじゃ!』
礼司)『山木の採取は慎重に行う
数年掛けて採取する事も多いんだ』
ハク)『それはまた凄いのじゃ!』
礼司)『時々祖国で
捕まる暴力団達も居たな
必ず毎年数人が捕まるんだよな
まあ〜そんなに気を使わず
採取出来る種類も有るけどな
さあ帰って昼にしよう』
ハク)『昼飯はなんじゃ!?』
礼司)『ハンバーグとか聞いたな
因みに肉だ!』
ハク)『急いで帰るのじゃ!』
帰り道はハクが飛ばす飛ばす
飯の誘惑は凄いな
誰かが結界に向い爆裂魔法をぶっ放しているのが見えて来た
礼司)『何だアレ?』
神眼)『デーモン族ですね』
更に近付くと
爆裂魔法を止めた
ちっちゃいカワイイ10歳位の女子だ
礼司)「誰だお前は!!
何をしてる!!
危ないだろ!!」
デーモン族は俺の顔を見ると
「ヒッ!」と小さく悲鳴を上げた
デーモン)「あっ悪魔王!」
礼司)「エッ!?」
デーモン)「此処は悪魔の巣だったのか!?
もうしませんゴメンナサーーーーイ!」
とっ言って逃げてしまった
そして結界の外には
顔がボコボコになったメガキングオークが
3匹とキングオークが15匹倒れていたので
サクッと魔石を収納して
全て倒してしまった
正に半殺し状態だった
礼司)『何んだったんだアイツ
俺悪魔じゃねえし』
神眼)『恐らく
レイジ様の魔力が見えたのでしょう
そしてセバスチャン達の魔力も見たものと思われます』
礼司)『そうなのか
しかし迷惑な奴だ
でも奴がオーク達のボスだろ?
未だ子供だったぞ』
神眼)『若しデーモン族だったら
たぶんアレでも
100歳くらいだと思います』
礼司)『エッ!そうなの?
こっちって見た目詐欺の人多そう
まあイイや
でっ
若しデーモン族だったらとは?』
神眼)『私の知っている
デーモン族の特徴と少し違います
鑑定を掛けましたが
何かの魔導具により邪魔をされましたので
彼女は目下不明状態ですが
レイジ様の魔力を読んだのが気になります』
礼司)『別に俺は秘密にしてないぞ
まあ最初だけは隠蔽してたけど
まあ〜逃げたんだし
もう来ないだろ
ともかく飯だ
腹が減り過ぎた!』
プレハブに戻ると
マルルとミルルが飛び付いて来た
礼司)「仔犬は元気にしてるか?」
マル)「大丈夫
元気なのにゃっ!」
ミル)「げんきー!」
礼司)「昼からは
結界設置に出掛けるから
仔犬達の面倒を頼む」
マル)「え〜またお出掛けにゃっ?」
ミル)「いっちょにいたい」
礼司)「転移で移動するから
いつもよりは早く帰って来るぞ
あっセバス!
今日は有り難う
大変だったろ」
セバス)「大丈夫で御座います
あの子供はたぶんデーモン族と魔人族のハーフですな
怪我をさせたく無いので
敢えて放置しました」
礼司)「俺の顔を見たら
悪魔王とか言って逃げて行ったぞ」
セバス)「デーモン族は
魔力を肌で感じますからな~
私達の事も人間に味方する悪魔とか
言っておりました」
礼司)「だから魔力量を読めたのか
でも神眼の鑑定が効かなかったぞ」
セバス)「それは
デーモン族特有の空間を曲げる性質が有るからですね
要は鑑定眼が後方に通り過ぎているのです
目視では無く第六感で鑑定をすれば大丈夫です」
礼司)「そうなのか
セバスは凄いな」
セバス)「此の中で
私が一番の年長者ですからな
それなりに腕や技は立ちます」
礼司)「エッ!?
そうだったの」
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大変です
礼司は何とお父さんになってしまいます
真相は次回二話続けて
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