第23話 犯人の捜索開始2

 現在100機以上のドローンゴーレムが

メガキングオークの捜索を行なっている

幾ら出産中とはいえ

聖獣のフェンリルを重症に送り込んだ相手

戦闘レベルは優に1000は超えいる


礼司)『油断は禁物だな

状況は?』


神眼)『魔素が濃い洞窟を上空から

虱潰しに調査中ですが

新たな巨大洞窟が結構発見されています』


ドローンゴーレムは洞窟を発見すると

戦闘青ゴーレム一体と緑ゴーレム二体で洞窟に侵入調査を行なっいる様だ

そして敵を発見次第戦闘赤ゴーレム五体が討伐のため駆け付けるらしい

戦闘ゴーレム達が討伐した経験値は

全て俺に集まるのは良いが

俺自体の経験が薄くなるのは問題だ

なので成るべく自分で倒したい


礼司)『ハク!

殺気を消してよ

さっきから遠くにいる鳥の魔物が

全部逃げてるよ』


ハク)『それが狙いなのじゃが………』


礼司)『それだと

折角のお肉が逃げてしまうよ

もっと空飛ぶ魔物が襲って来る様に

楽しみながら飛ぶの!』


ハク)『流石にそれはイカン!

肉に逃げられるのは問題じゃ

弱ってる気配を出してやるのじゃ

レイジ様!

あとは頼むのじゃ!』


礼司)『任せとけ!

此れで唐揚げにフライドチキン食い放題だぜ!』


ハク)『何と食い放題じゃと!

イイ響きの言葉じゃ!ジュル

ンッ?………………

此の気配はラルゲユウスの団体じゃ!

冬場の奴等は脂が乗っておってメチャメチャ美味なのじゃ!』


礼司)『そうなのか

良し!

真っ直ぐ突っ込んでくれ

俺が狩り捲くる!』


※ラルゲユウス

大型のサンダーバード

翼長50メートル前後で雷魔法を使う

鷲型の嘴、身体はぷっくりした体型で美味

Aランクの魔鳥で群れを成すとSランク扱い


前方より多数のラルゲユウス

数は50前後

俺は拡大視認スコープ眼で魔石鑑定

魔石の位置を確認したら直ちに収納

落ち始めたら自動収納

経験値が上り自分がレベルアップしてる事が何となく分かる


神眼)『興味が無いのは分かりますが

きちんと毎日

レベルの確認を行なって下さい』


礼司)『分かったよ

ただいつも忘れちゃうんだ』


ハク)『もう討伐したのじゃ

アレだけの数を大したモンじゃ!

流石はレイジ様じゃ

イヤから揚げ様々じゃ!』


いつの間にか喋ってる間に50匹程の怪鳥ラルゲユウス倒してしまった様だ


礼司)『自動解体で処理してしまったから

次はドラゴンだ!

ん〜何と無くドラゴンの気配がする』


口からでまかせで喋ってたら

何と丁度其処にドラゴンらしき魔物が

ハクが弱ったオーラを出すと

相当美味しそうに見える様だ


ハク)『アレも美味いんじゃ!』


礼司)『エッ!?

共食いにならないの?』


ハク)『何を馬鹿を申しておる

全然違う種じゃ!

エイプと人間位違うわい!

肌の状態を良く見るのじゃ!』


礼司)『なるほど

確かに肌の状態が全然違う

あちらはゴジラメガムリオン状

ハクは全体が鱗に覆われている』

🎊(祝ゴジラ座公式認定)


ハク)『それに奴等は瞳孔が縦じゃが

妾は丸なのじゃ!

それと知能レベルが全然違うのじゃ!』


なるほど

見れば見る程全然違うし

ハクは腕が大きいが

ドラゴンの方は極端に小さくて細い

それに此奴の血液でSSランクの

ポーションが造れるのだ


サクっと全高約30メートルの

ドラゴンを倒したところで

シルバの洞窟近くに到着

※(全高とは肩の高さ迄を指します)


礼司)『オッ!

巨大黒豚発見!』


ハク)『ちがーーーうっ!!

奴がメガキングオークじゃ!!』


メガキングオーク1頭にキングオークが5頭

シルバの張った結界を破壊しようとしている


礼司)『また俺が

サクッと倒して来るよ』


転移で瞬時に現場到着

言葉通りサクッと討伐収納し

シルバの薬草を土砂毎採取して終了

序でに洞窟周辺の倒されている巨木も収納


礼司)『次はハクの洞窟だな』


ハク)『随分と呆気ないのじゃ

妾の活躍する場面が無いのじゃ!』


礼司)『素材で有る肉は

余り傷付けない方が好いだろ

美味い飯を喰いたきゃ我慢しろ』


ハク)『オーーッ

美味い飯のためなら我慢出来るのじゃ!

次は妾の洞窟に行くのじゃ!』


礼司)『たぶんハクの洞窟にも

メガキングオークが居ると思うぞ

奴等は完全に聖獣狩りを行なってるな

お前達を倒してから

此の世界を攻撃する心算りかも知れん』


神眼)『此の状況では

否定出来ません

恐らくその考えが正解なのだと思います』


ハク)『全く厄介な奴等じゃ!』


礼司)『でも貴重な高タンパク源だから

文句は言わないの』


次に俺達はハクの洞窟に向かった


礼司)『俺ちょっと考えたんだけど

聖獣狙い何だよね

次に狙われるのって

おれん家とハクじゃないの?』


神眼)『家には

セバスチャン達が居りますので

流石に無理だと思います

たぶんレイジ様のためにボコボコにして

生かして放置した侭で連絡すら

して来ないと思います

彼等に取ってメガキングオーク等は小物

命令を下しているのはデーモン族だとは

思いますが

デーモン族すらセバスチャン達に取って

小物の部類だと思います』


ハク)『セバスチャン達って

そんなにも強いのか!

驚いたのじゃ!』


礼司)『セバスチャン達は普通に強いぞ

確か全員戦闘力10000以上だし

セバスチャン何か15000以上だぞ』


ハク)『何とも呆れた!

神に近い存在じゃ!』


神眼)『なので

自宅は放置で大丈夫です』


ハク)『オッ!

変なのが湧いて来た』


神眼)『肉質が悪く

余り美味しくは無い連中ですね

Aランクのグリフォンです』


礼司)『やっぱハクが気を抑えると

珍しそうなのが出て来たな

それにアレ知ってる!

小ちゃい頃爺ちゃんが買ってきたプラモだ!

メーカーは日本なのに

何故か日本では売って無かったんだよな』

※(プラモは実はプレミアム商品の様ですが

本人は知らない様です

皆さんも経験が有ると思いますが

オクで飛んでも無く値段が跳ね上がった経験が、自分は空き缶と海外のプロレス人形で経験が有ります)


神眼)『乗り心地が良い魔物です

高速で飛ぶのでテイムしますか?』


礼司)『そうだな

珍しそうな魔物だし

マルル達へのお土産にでもするか

でっどうするの?』


神眼)『普通は意識を奪った状態にし

その時点でテイムと唱えながら

魔力を相手に流し込みます

それと

意識を奪えば自動収納が出来ますよ』


礼司)『そうか

分かった

全部雷魔法で感電させてやる』


俺は大量に押し寄せて来る

グリフォン達の上空に雷雲を発生させ

一気にスパークさせた


礼司)『スパーク!!』


火傷や死ぬのもいるかも知れない

なるべくアンペア数を抑える事にする

例え電圧が低くても量が多いと感電死してしまうので一応は俺も気を使った


収納に収容したのは

全部で107匹だった

神眼の説明では

餌は雑食性らしく何でも食うらしいが

味覚は人間とほぼ一緒らしい

てっ云うか飼った事有る奴いるんかい!?

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