第15話
ミシェル王女は窮地に立たされていた。
それは、ルーシア王国から猫が回復したと言うことを聞いたからだった。
「まったく、役に立たない猫でしたわね」
「ミシェル、そんな風に言わないで。戦争にならずに済んで良かったじゃ無いか」
「戦争にならなければ話は進まないじゃないですか!? 」
ミケーネはやれやれと首を振った。
ミシェルは親指の爪をかみながら悔しそうな表情を浮かべていた。
「ミシェル様、困ったことになりました」
「なんなの? 近衛兵」
ミシェルは報告を聞くと青ざめた。
「何ですって!? 王国を国王と女王に返さなければ死刑ですって?」
「何だって!? 」
ミケーネとミシェルは、浅はかな計画を悔いたがもう時すでに遅しだった。
ルーシア王国を怒らせてしまったらしい。
ルーシア王国とミスティ王国の軍事力は10倍はある。
もともと戦争を仕掛けること自体無謀だったのだ。
ミシェルとミケーネは王国を追放されることとなった。
ミスティ王国は国王と女王が戻り、平和がもたらされた。
そのころレイシアと翔はコカトリスの卵の採集に向かっていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます