第2話 チ○ポ、しゃぶって欲しいのか✨😝✨💕

 まるで嵐のように、兄貴は外国へ飛び立っていった。



 両親とも、すでに他界しているので屋敷には僕と教え子で兄嫁の小鳥遊タカナシヒカリの二人だけになった。

 


 僕は教師をしているのに極度の人見知りなので二人だと、なんとなく気まずい。



 夕食は彼女が作ってくれると言う。



 ただ見ているのも悪いので、

「僕も何か手伝おうか?」

 と声を掛けた。



「平気、平気。かえって足手まといになるから✨🤗✨」

 笑顔で断られた。



「はァ……🙄💦」少しガッカリだ。



 冷蔵庫に残っていた食材で作ったと言う割りには豪勢な夕食だ。

 


 意外にも、ヒカリはヤンキーのルックスに似合わず手際が良い。


 確かに素人の僕が手伝うと邪魔になりそうだ。


 僕たちは横並びに座り食事をした。

 


「どう、ルー?」

 ヒカリが笑みを浮かべ訊いた。


美味うまいです✨🤭✨」

 コクリと頷いた。味も抜群だ。

 文句のつけようがない。


 幼い頃、母親が亡くなってから外食か、コンビニ弁当ばかりだったので久しぶりに食べた手料理は格別だった。



「やっぱ、一緒に食べる人がいると美味しいわねェ✨👄✨」

 ドキッとするくらい笑顔がキュートだ。

 


「そうですねェ」

 普段、ヒカリのしか知らないので、こんな可愛らしく笑うのかと驚いた。


 やはり兄貴とは好きな女性のタイプが一致するみたいだ。


 アイドルでも推しが


 乃○坂46ならマイやん、AKBなら大○優子らが推しメンだった。



 これまで兄貴が付き合ってきた女性も笑顔の可愛らしい彼女ばかりだった。



 なんとなく小学生の時、亡くなった母親の面影がある。



 特にヒカリの笑顔は、若い時の母親にそっくりだ。


 だからこれほどヒカリに魅せられるのだろうか。




「私も、ずっと一人で食事をしていたから」

 モノ哀しげな笑みを浮かべた。



「はァ……」

 ヒカリの家庭も複雑なようだ。



 実の母親は小さい頃に亡くなり父親が再婚した義母ママははとは上手くいかず喧嘩ばかり。



 義母ママははは実の子供たちを溺愛し、ヒカリは放置された挙げ句、家出を繰り返した。


 やがて学校も不登校になったらしい。


 ヤンキーになるのも無理はない。



「でも、お陰でルーと出会えたんだから良かったよ」



「ハァ、そうだねェ」

 結果オーライなのか。


 

「どうルー、満足した?」

 食べ終わるとヒカリが訊いた。


「ハイ、ごちそうさま。スゴく美味しかったですけど……」

 そこまで言うと言葉を濁した。


 不意に兄貴の顔が脳裏をよぎった。



「美味しかったけど……、なんだよ🤨」

 少し眉をひそめ、キレ気味だ。


 自信のあった料理をけなされたと思ったのだろう。



「いや、あの…… 気を悪くしたらゴメンなさい。料理は最高ですよ。

 ヒカリさん😅💦」



「あン? ヒカリッて呼べよ。

 他人行儀だろォ✨🤨✨

 嫌なんだよ。ッて呼ばれるのが!! 義母アイツみたいで」



「そッ、そう、あの…… じゃ、ヒカリ!!

 マジで兄貴と結婚したンですか……」



「ああ、一応な✨」


「はァ〜…、一応ですか……🙄」

 知ってるのかな。


 兄貴には何人ものセフレがいるのを。



「敬語もめろよ。それから汚れた食器はルーが洗えよな」


「ハイ、うん、もちろん洗いますよ。

 あのォ🙄」



「なンだよ。さっきからァ?

 ソロ活動ライブを途中で止めたからまってるのかァ✨🤨✨」

 スッと僕の太ももへ手を伸ばしてきた。



「いえ、そう言うンじゃなくって🙄💦」

 くすぐったくてモゾモゾした。



「なんだよォ。ルー!!

 あとで、チ○ポ、しゃぶって欲しいのか」



「いやいや、そッ、そう言うンじゃなくッて、ですねェ😳💦」

 本気マジか。この子は……。

 


「ッたく、ハッキリしろよ。フェ○チオして欲しいンだろ。しっかりあとで風呂入って、チ○ポを洗っていよ」



「いやいや、そうじゃなく。

 あのォ、兄貴のことですよ……」


「え、アキラのこと?」



「ええ、知ってるんですか?

 兄貴に…、そのォ🙄💦」

 陰で密告チクるようで心苦しいが。



「なんだよォ。ッて話しか」


「ええ、ご存知ですか😒💦」

 密告チクり魔みたいでうしろめたいが。



「しょーがねぇだろ。どんなにしたッて過去は変えられねぇンだから」



「はァ、そうなんですけど……😔💦

 一人や二人じゃないンで」

 僕の知ってるだけでも五、六人はいる。



「フフ、ルーもアキラくらい女子に積極的ならねぇ✨😜✨💕」

 ヒカリは、スゥーッと僕の太ももを撫でてきた。

 ちょうど脚の付け根辺りだ。



「わ、わ、わァァ〜ーー🤯💦」









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