誰が誰を騙し、最後は誰が得をするのか。最初は、すぐに仕掛けが分かったが、中盤を過ぎると物語は多重構造を見せ、そのなかでの混沌が気持ち良くなった。良作
ダマシアンズというタイトル通り「騙し騙され」の物語でした登場人物も霊能力者や詐欺師をはじめ「いかにも」騙しそうな人ばかりの中そういう結末か!というエンディング短い中に色んな要素がつまっていてたのしめました!次回作も期待しています!!!
霊能力者が、目の前に座った相手のことをズバリと言い当てていく場面から始まるこの小説は、東西南北の漢字を苗字に持つ登場人物たちが、それぞれの思惑で、相手を騙しにかかるお話です。途中、展開が読めるところもありましたが、最後のオチは読みきれず、そうきたか!となり、もう一度最初から読み直しをしてしまいました。読んで損なし、です。