第13話 予知

 海中から眺める空は、歪んでいて、空と海の境界線がまるでないようだった。

 オチヨは鯨がいなくなってから、ずっと海中に身を潜めていた。櫛がない鯨女神社では眠ることもできないし、島で母親を捜し歩いても一向に見つかる気配がない。それに島を歩いていると、生きていたころの思い出が鮮明に蘇ってきて、死んだ自分が惨めに思えた。

(オラ、本当に独りぼっちになっちまった。鯨もいなくなって、オラを知っている人はもう誰もいねぇ。魂だけが存在しているはずなのに、まるでその魂さえもうここにはないみたいだ)

 オチヨは海中に身を漂わせながら、海面から差し込む太陽の光に手を広げてみた。透明な身体に、光が透き通るのを見て、改めて肉体を失ったのだと感じた。

 深い喪失感を覚えながら、さらに海の底へと身を沈めていった。海面の光が、だんだんと失われていくと、オチヨは不安から逃れるようにマブタを閉じた。光が薄くなっていく。

(真っ暗だ、何も見えない……)

 寂しさを抱えたまま海中に身を沈めていくと、両目から涙が溢れてきた。もともと物体として存在しない涙だからなのか、それとも海中だからなのか、涙は外に出た瞬間に姿を消してしまった。

 その時だった。

――オチヨ。

 と低い男の声が聞こえた。

 オチヨははっと我に返って、身を反転させ、声がした海の底を見つめた。だが、海の底は真っ暗で誰かがいるようには到底思えなかった。

(なんだ、空耳か? でも今はっきり聞こえたような……)

 声が気になって、しばらく暗闇を見つめていると、突然、何者かに両腕をつかまれた。

(痛い! 誰だ? オラに触れられるなんて)

 得体の知れない恐怖に駆られていると、暗闇の底からまた低い声が聞こえてきた。

――お前はオチヨか。

 暗闇に目が慣れてきたのか、その正体がぼんやりと見えてきた。目の前には半壊した人間の顔があった。オチヨは思わず海中で叫び声を上げた。

――オチヨ。鯨取りのとこのオチヨじゃねぇか。その身体、俺に貸してくれよ。俺の身体、津波で海に流されちまってよ、今じゃこのザマだ。

 正面の男とは別に横からも声が聞こえ、振り返ると、足と手がなく、胴体と顔が腐って崩れた人間が浮かんでいた。周りを見渡すと、同じような姿をした者に取り囲まれていた。

オチヨは声を振り絞った。

「違う! オラだって死んでるんだ! 身体なんて、オラだってとっくに失くしちまったんだよ! もうあの津波から四百年もたってるんだぞ!」

 すると、両腕をつかんでいる力が余計に強くなった。

――そんな五体満足の状態で死んでないなんて、そんなわけがあるか。くれないのなら、お前の体粉々にしてやる!

 力がさらに強くなって、痛みが増した。だがオチヨがもがくと、つかんでいた両腕がもげた。オチヨはその隙に、必死に海面へと泳いだ。

 海面に顔を出したが、安心しきれなくて、水中に顔をつけてみた。追って来てはいないようだった。再び海面に顔を出したが、恐怖で身体が震えていた。身体の壊れた人間の姿が目に焼き付いて離れなかった。

(なんだったんだ、今の……四百年前の津波で死んだ霊魂がまだ海の底にいるっていうのか。でも、海の底に存在を感じたことなんてなかったのに……)

 オチヨが異変に気が付いて空を見上げると、珍しい形の雲がかかっていた。

(あの雲、なんだ? 前にも見たことがあるような)

 真っすぐ伸びた雲が、幾筋も、水平線まで伸びていた。オチヨははっと思い出した。

(そうだ、あの雲。慶応の津波が起きる前にも見たことあるぞ。大きな地震が来る前には、形の珍しい雲が浮かぶと言うがもしかして……)

 それからもう一つ、オチヨはあることを思い出した。

(そういえば島の神様が、自然が大きく動くような大災害が起きるときは、生の世界と死の世界が入り混じるって言ってたことがあるな。だとしたら大変だ。島の神様にまた津波が起きるような地震が起きるのか聞いてみなくちゃあ)


 朝から暗くなるまで、諾人の捜索は続けられたが、これといった成果はなかった。手掛かりもない中、少人数で島中から見つけるというのは無理があった。名前を呼びながら探してはみたが、相手が見つかりたくない場合、逆効果になっている場合もあると途中から気づき、名前を呼ばず黙々と探した。聞き込みもやってみたが目撃情報も得られなかった。

 「もしかしたら、海へ転落したのではないか」という憶測も出たが、ひとまずは翌日も山の中を捜索することに決め、その日は中断された。

 家に戻り、食事と入浴を終え、タオは自分の部屋に戻ると、ベッドの上にどかっと横になった。炎天下の中、一日中歩いたのはさすがに堪えた。森の中にも入ってはみたものの、足場が悪いところも多く、良太のサポートがなければ乗り越えられない場面も多かった。しかし、捜索中に良太が、

「前に、神浦の浜辺で話したこと覚えてるか?」

 と真面目な顔で問い質してきた時にはどきりとした。タオは良太から目を離さず、うん、と返事をすると、

「あの時の返事、まだ直接聞いてなかったから聞かせて欲しいんだ。そうじゃないともやもやして、俺、捜索に集中できないよ」

 と妙にどぎまぎしながら言ってくるので、タオはわざと意地悪に、

「じゃあ、もう一度言ってくれる?」

 と要望すると、良太は恥ずかしそうに、再び告白をしてくれた。タオの返事はもちろんイエスだった。それからは気を入れ替えて、捜索に集中するつもりだったが、逆に良太を意識してしまい、諾人には申し訳ないが気持ちが浮ついてしまったことをタオは認めざるを得なかった。

(私と良太って付き合ってるってことでいいんだよね?)

 とタオは自分に問い掛けた。捜索の最中の出来事ということもあって、喜ぶに喜べない自分もいた。

 そんなもやもやした気持ちの中、明日のことも考えて電気を消し布団をかぶったが、気持ちがざわついて妙に眠ることができなかった。

 複雑な感情で暗闇を見つめていると、

――タオ。

 と声が聞こえてきた。脳内に直接響いてくる声だった。

「この声はオチヨ?」

 と上半身をがばっと起こした。

――そう。鯨が消えてから、ずっと海の中にいたんだ。島にいても、惨めになるだけだから。

「今はここにいるの? ちょっと待って、電気つけるよ」

――いや、いいんだ。オラは今そこにはいないんだ。

「どうしたの? また会いたいよ、オチヨ」

――オラも会いたいけど、もともと生きてる者とは、神様のお許しがなければ会ってはいけないことになってるから難しいんだ。それより、タオ、大変なんだ! この島をまた津波が襲うことになる!

 オチヨの声は急に緊迫感を持ち始めた。

「津波が? だって津波は祟りじゃなくて天災だって、オチヨ、前に言ってたじゃない?」

――そうなんだ。その天災がまた起きようとしているんだ。自然が大きく動くときは、生の世界と死の世界の境がゆるくなるんだって、島の神様に聞いたことがある。今日、海の底に沈んだら四百年前の津波で亡くなった人の霊がたくさんいたんだ。そんなこと……オラが死んでから初めてのことだから。それに、今日変な雲が空を覆ってた。

 タオは、昼間見た線状の雲を思い出した。

「私も見た……真っすぐな雲がいくつも水平線まで伸びてた」

――タオも見たか。あの雲は、慶応の地震の何日か前にも空にかかってたんだ。凶兆なんだよ。

「ホントに津波が来るのね? だとしたら、慶応津波と同じで神浦と安室が呑み込まれることになるの?」

 タオが矢継ぎ早に質問をすると、少しの沈黙の後、オチヨは答えた。

――島の神様が言ってたから間違いねぇ。慶応の時と同じだと思ったほうがいい。

 タオは、島の東側の全域が津波で襲われることを想像してぞっとした。

「だとしたらいつ起きるの? 島の人たちに知らせなくちゃあ」

――三日後の正午だ。島の神様が教えてくれた。島の神様は自然と繋がっているからわかるんだよ。

「三日後の正午……今日が十八日だから、二十一日の正午ってことね。でも、どうして島の神様は直接私たちに教えてくれないの?」

――島の神様は人間の言葉を話すことができないから、オラみたいな特別な存在を介さないと、人間に伝えることができないんだ。

「そうなんだ……ありがとう、オチヨ。私、島の人たちに伝えるよ」

――頼んだよ、タオ。島の人たちをどうか助けてあげてくれ。

「わかった、ありがとう」

 それきり声は聞こえなくなった。タオは、重大なことを知りながらも、それをどう島民たちに知らせればよいのか、また知らせたとしても信じてくれるのかどうか、それを考えると不安で胸が潰れそうだった。


 眠れずに布団にもぐっていたら深夜の三時になった。誰に、どう伝えようかと考えていたが、結局は父親の勇一郎に最初に話すことにした。このままだと眠れそうもないので、起きて、食卓の椅子で勇一郎が来るのを待った。

 勇一郎は三時半に起床して出勤の準備を始める。来るまでの三十分、どう話すか考えながらその時間を待った。電気をつけて、テレビの真向かいの席に座った。液晶画面には、不安そうな自分の顔が映っていた。

(信じてもらえるかな)

 携帯をいじる気にもならなくて、テーブルの上に視線をはわせる、時計の針の音ばかりが耳に触った。

 やがて、三時半になると物音がした。勇一郎が起きてきたのだ。

 背後の引き戸が開けられた。タオが振り向くと、勇一郎が驚いた顔をしていた。

「どうした、お前、こんな時間に。眠れないのか?」

 タオは首を横に振った。

「お父さん、話したいことがあるの」

「どうした? もう準備をして漁に出ないといけないよ」

「聞いて。昨日の夜、オチヨ様が部屋に現れたの」

「オチヨ様が?」

 勇一郎は怪訝そうな顔をした。

「どうして? 祟りはもう終わったんじゃないのか」

「実は、三日後、だから二十一日の正午にこの島に津波が来るというの」

「津波が?」

 衝撃的なことを次々に言われ、勇一郎は頭を抱えながら、タオの向かいの席に座った。

「ちょっと待ってくれ。話についていけないよ」

 眉間にシワを寄せながら、真っすぐタオの目を見た。タオも父親から目を離さなかった。

「私も、驚いたよ。本当かどうかわからなかったけど、オチヨ様が嘘をつくわけはないし、なにより声が真剣だった。オチヨ様が島の神様に聞いたら、三日後の正午だって言うの。だから、その日になったら島の人たちを高台に逃がして欲しいって言われた。ねぇ、どうしたらいい? 島の人たち、信じてくれるかな」

 勇一郎は眉間にシワを寄せながら、マブタを閉じた。

「わからん……その話しが本当だとしたら大変なことだ。オチヨ様の名前を出しても、お年寄りはともかく、今の島の人では信じる人は少ないだろう。でも、俺は信じるよ。少なくともオチヨ様の祟りがあったということは、間違いなくオチヨ様はいるといるんだ。それに、タオが嘘をつくとは俺には思えない」

 タオは胸をなでおろした。

「ありがとう、お父さん」

 勇一郎は大きく頷いた。

「うん、今日、漁師仲間に話してみる。少なくとも遠見さんたちなら信じてくれるだろう。なんせ、祟りを目の当たりにしたんだからな」

 勇一郎は時計を見て、急いで玄関へと向かった。

 タオは父親の言葉が嬉しくて、玄関まで見送りに出た。

「ありがとう、お父さん。漁、頑張ってね」

 勇一郎の顔がはにかんだ。

「娘に見送られるというのもいいもんだな。行ってくるよ。お前、眠れてなさそうだな。少しでも寝ておけよ」

 といって、玄関から出ていった。

 タオは、父親が出ていった後のドアを見つめながら、その優しさに思いを馳せた。安心したのか、眠気が襲ってきた。タオは部屋に戻って、再び布団に潜った。


 目を覚ますと、時計の針は十時を回っていた。父親に話したことで安心したのか、少し眠りすぎてしまったようだ。

 タオは、これからのことを考えた。これから、誰に伝えるべきだろう。オチヨのことについて信じてくれる人間。

 携帯を開くと、ユーチュー部のライングループにメッセージを書き込んだ。

――祟りが終わったばかりで、こんなこと書くのも申し訳ないんだけど、聞いてもらいたいことがあるの。実は、昨日の夜、オチヨ様が私の部屋に現れて、二十一日の正午にこの島を津波が襲うって言ってきたの。それで、その日に島の人たちを高台に逃がして欲しいってお願いされたんだけど、協力してくれない?

 そう打ち込むと、携帯を脇に置いて誰かから返信が来るのを待った。

 数分後、返事が来た。良太からだった。

――津波が起きるって? 祟りは終わったんじゃないのか?

 それに対して、タオがまた打ち込む。

――オチヨ様の話しだと、慶応津波は祟りが原因じゃなくて、あれは天災なんだって。それで、また同じような津波が起きるっていうの。

――でも、どうして津波が起きることをオチヨ様が教えてくれたんだろう。オチヨ様は祟り神だから、島の人間を恨んでるんじゃないのか?

――違うの、オチヨ様は確かに祟り神なんだけど、それは自分に危害を加える人間を祟るだけで、いつもは島の人たちもこの島のことも大好きなの。良太も昨日の変な雲見たでしょう? 慶応津波の時も、あの変な雲が出たみたい。

――三日後の正午っていうのはどうしてわかったんだ?

――オチヨ様が島の神様に聞いたら、教えてくれたみたい。だから、その日に島民を避難させてくれって。

 すると、そこへ太一が入ってきた。

――なんだって? 津波? オチヨ様が言ってたのか、そりゃ大変だ! で、協力って何をすればいいの?

 タオは呼吸を整えてから、昨日一晩、考えていたことを打ち込んだ。

――色々考えたけど、まずは避難場所の確保だよね。高台に上がっても、津波が来るんだったら、何か月も過ごせる場所が必要だろうし。あとは、津波が来ることを一軒一軒回って説明するしかないと思うの。

――一軒一軒回るの? 効率悪くない? 説明会とか開いて一気に集めちゃったほうが早いじゃん。

――説明会なんて開いても、信じてもらえなかったら人なんか集まらないから。時間はかかるけど、私たちが家を回って話していくしかないと思う。だから人手が必要なの。今朝、お父さんに話したら、信じてもらえるか分からないけど漁師の人たちにも話してくれるって。

 そこへヒカルが入ってきた。

――津波が来るの? オチヨ様が言うのなら信じるしかないと思うけど……怖いな。私、ケガしてるけど何か手伝えることあるかな?

――ヒカルは鯨女神社の公民館に避難して。避難をお願いするのは他の人たちでできるから大丈夫だよ、ありがとう。

――ごめんね、役に立たなくて。

――うん、大丈夫。しっかり治してね。お昼過ぎになったらお父さん帰ってくると思うから、どうだったか聞いてみるよ。

 そこへ良太から提案があった。

――先生に頼んで学校の体育館にも避難できるようにしてもらわないか? 林先生だったら、頭衆かばちさんの事件のこと知ってるから、信じてくれるんじゃないかな。

――そうだね、体育館だったらかなり多い人数が入れそうだしいいかもしれない。私、連絡してみるね。

 と、タオが連絡をすることになり、そこでラインでのやり取りは一旦途絶えた。


 タオは、学校に電話を掛け、担任の林に繋いでもらった。

「先生、突然の話しでビックリさせてしまうと思うんですけど……昨日の夜、オチヨ様が私の部屋に現れて、二十一日の正午にこの島に津波が来るって言ったんです。避難場所の確保に協力してもらえませんか?」

 受話口から声がしなくなった。

「先生?」

「いや、あの、ちょっと待ってくれ。津波が来るって? オチヨ様って、あの頭衆が飛び降りたのもオチヨ様の祟りなんだろ? そのオチヨ様か?」

「そうです」

 すると、また沈黙が流れた。

「あの、信じてもらえませんか? 津波が本当に来たら、逃げられないで助からない人たちが大勢いるはずなんです。その前に、避難場所に集まれたら助かると思うんです」

 林は、ひとしきり唸り声をあげてから、

「羽刺、お前俺が何の教科を担当しているか知ってるか?」

「……物理です」

「そうだ。祟りという物理学では証明できないことが確かにこの島に起こった。だとしたら、今回のことも信じないわけにはいかないだろう。頭衆が飛び降りるところを俺は目の前で見た。あの時は本当にショックだったんだ。生徒の一人も守ることができないのかって。俺はもう目の前で人が命の危険にさらされるのを見たくない。だからいちかばちか協力するよ。体育館は俺の独断で当日開放しといてやる」

 タオは、喜びで胸がいっぱいになりながら、

「ありがとうございます!」

 とお礼を告げた。


 タオが自室で勇一郎の帰りを待っていると、お昼前になって、ドアをノックする音が聞こえた。

「入るぞ」と勇一郎の声だった。

 勇一郎は部屋に入ると、勉強机の椅子に座り、ベッドの淵に腰かけるタオと向き合う形になった。勇一郎は腕を組んで、難しい顔をしていた。

「今日、漁師の人に、朝タオから聞いた話しをしてみた。だが、やはりぴんと来ないみたいで、一蹴されてしまったよ」

 やっぱり、とタオは思った。オチヨ様信仰はもう過去の話しで、そんな話を若い人に話しても信じてもらえないのか、と。

ショックで黙り込んでいると、勇一郎が、

「それがな、港に帰ってきてから、遠見さんと刺水主さん、頭衆さんに会ったから話してみたらその三人は信じてくれたんだ。最初は半信半疑だったが、オチヨ様の祟りを目の当たりにしているからな。協力してくれるって言ってたぞ」

 と教えてくれた。

「え、本当に?」

「あぁ。それで、どうやって島の人たちに事態を知らせるのか話し合うのに、これから鯨女神社の公民館に集まることになったからお前も来い。昼飯食ったら出掛けるぞ」

 タオは嬉しそうに、うん、と頷くと、勇一郎は深く頷いてから部屋を後にした。

(信じてくれる人はいるんだ)

 とりあえずだが、一歩進んだような気がした。

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