第12話 錬金術師 エステル
エルフだ❗️
吹雪タイプと違い、顔がコンピュータグラフィックの様に、整っている。
吹雪や俊は日本人としては美形だが、日本人顔だ。
エルフとしては違和感がある。
だが、彼らにとって神とも言える日本人の容姿なので、神聖に見えるらしい。
里の女エルフは美術品の女神像そのものだ。
男も髭の毛穴さえない、超イケメン。
ただ、全体的に細い。
力は無さそうだ。
探索をONしてたからか、エルフ1人1人に薄く女が取り憑いているのが見える。
精霊のシルフだ。
精霊は、マナナノマシーンだけでできている。
真っ先に出迎えてくれたのは、里の錬金術師エスタートの娘、エステルだ。
タカは、エルフに憧れていたので、どもってまともに喋れない。
交渉の役に立ちそうにない。
22人と10頭を率いて自分が交渉するしかない。
歓迎の宴の最中、地響きが始まった。
エルフ達が、怪獣だ〜
と騒ぎ出した。
エステルが飛び出すので、長老の引き継ぎでいないエルフの吹雪達を除いた、全員で出撃する。
地響きの方角へ走る。
自分、タカ、エステル、ドワーフの2人、鬼人族の2人、牛人族の2人は、魔狼に乗って
龍化した龍人族と翼人族は空を飛び、人魚族は空を水中の様に泳ぐ。
他の獣人は、獣化して走る。
銀狼族は、そのまんま魔狼だ。
探索に引っ掛かった。
鑑定
トリケラトプス3頭だ。
1番前の大きい奴の右目を、タカがライフルでぶち抜く。
すると 後の2頭の顔が
自分も 小銃を連射する。
次の左目に命中。スキル補正があるせいか 全弾命中したのだが、全部弾かれた。
あの歪みは、バリアか なんかみたいだ。
エステルの魔力反応が大きくなる。
風が吹き抜ける。
トリケラトプスの右前足が飛んだ。
カマイタチの様な風魔法だ。
残り一頭。
魔狼達が
輝く
少し痺れたが、問題ない。
吹雪達はLv32、自分は46、タカ38、フェン42、魔狼達32〜36、エステル41
ストレージに収めると、
タカの話だと、異世界から連れてきたドラゴンが龍で、化石を蘇らせたのが竜だそうだ。
龍人は、人の遺伝子に龍の因子を組み込んだもの、リザードマンは恐竜の遺伝子に人の因子を組み込んだもの。
あと、犬の遺伝子に人を組み込んだコボルトが、いるそうだ。
異世界から連れてきたのには、龍とコンビでガーデアンをしている、ワイバーン、ロック鳥、フェニックス、サンダーバード、ゴブリン、オーク、オーガ、バンパイヤ、などがある。
マナマシーン発生装置を護る為、日本中にばら撒かれているのだ。
里に凱旋だ。
エスタート親子に、アーミーナイフにマナナノマシーンを錬成してもらった。
ドラゴンの解体が出来た。心臓の右あたりから大きな赤い結晶が出て来た。
赤龍核。
ルビーの中にCPUみたいな部品が入っている。
みんなに、ドラゴン肉を振る舞った。
ラボにあった、ウイスキーを出す。
ドワーフの2人には好評だ。
エルフ達は、慣れない強い酒に酔い潰れる者続出。普段はエールなのだ。
エールは甘くてぬるいビール。
雑味があるが、その分旨味がある。
慣れれば飲めるかも、だけど二日酔いが酷そうだ。
宴の後、武器に関して聞いてみた。
エステルの父親、錬金術師エスタートに相談してみると、アルミ缶の潰れた奴を見せて、これがあれば、ミスリルを精製できると言う。アルミにレアメタルを合金して、マナナノマシーンを錬成すれば、ミスリルが出来るのだ。
タカがノート型パソコンで、自分らのいた時代のゴミ処理場を検索するとR139の少し上の樹海の入り口にあった。
エステル親子と発掘に向かう。
元観光地のゴミだけあって大量にあった。
鉄とアルミ、大量に手に入れた。
ストレージに回収。
里に帰って、エスタート親子に早速錬成してもらい、ミスリルと魔鋼の
ここからは、鍛治のスキルを持つ、ドワーフの2人の出番だ。
龍人族の2人が龍化して、ブレスでインゴットを溶かし、自分が熱操作で、温度を調節。
ミスリルと魔鋼を重ねてハンマーで叩き折り曲げてまた、叩く。
水に入れて焼き入れすると、日本刀が出来る。
波紋がなんとも言えない美を醸し出している。
日本刀、12本。自分、タカ、俊用だ。
レイピア、エステル用。
短槍、10本。吹雪用。
短剣、10本。魔狼が口に咥える、咥えるとこから左右に刃が出てるもの。
レアメタルが終わってしまったので、量産品として50本のレイピアを作って里のエルフに渡した。硬さがいまいち。
次は樹海の中、赤龍のいた場所の先にある
龍人の里だ。
エルフの2人は残して、タカと仲良くなった
エステルがついて来る事になった。
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