第4話 魔狼 フェン

アジトの鉄条網まで来た。


えいじのカプセルまで 匍匐前進の跡を踏んで行き 装備をストレージに回収する。


これからは、モグラ叩きだ。


匍匐しながらカプセルを露出させていく。


違和感のある地面を触ると、やはりカプセルが、生えて来た。


中から、牛くらいの狼が出てきた。


鉄条網の外に、楽々引き摺り出す。


なんだ?この力は❗️


もふもふしながら熱操作で温める。


意識が戻ると自分の左腕に噛みつきやがった。


ん?痛くない。


狼の目を強く見つめたら、耳を伏せ、尻尾を丸めて腹を出した。


視界の左上に


魔狼L v40ティムしますかY/N


Y


名前をつけて下さい。


狼→フェンリル→短く→フェン


そうだ! フェンにしよう。


フェンをパーティに入れますかY/N


Y


肉を投げて食べさせる。


猫舌らしく熱がっている。


前足の残りを骨まで食べると、ひと回り大きくなって象並みになった。


暗くなって来たので、もふもふの毛皮に包まれて寝ることにした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る