第5話 工作員 タカ
もふもふで、暖かい。
朝の日差しを感じて、目を覚ます。
白く、大きな身体。
赤い目。
夢では無い。
魔狼のフェンだ。
心地よい目覚め。
カプセルモグラ叩きの続きだ。
まだ探索してない地面を 匍匐前進で進む。
違和感のある地面を叩くとまた、カプセルが生える。
骸骨兵だ。胸の刺繍を見ると、なんと
隊長だ。
やはり、カプセルに亀裂が入っている。
運が悪ければ、自分も、こうなっていたんだ。
身震いした。
装備を、ストレージに回収した。
自分とフェンの入っていたカプセルも回収。
庭園には、蔓草に絡まれた2つとヒビの入ったカプセル2つ。
次を始める。
当たりだ❗️
タカは、隊長と最後に一緒だった。
隊長のカプセルの、そばを探索したら
タカのカプセルが出て来た。
カプセルは
扉が開いて、タカが掃き出される。
慎重に 探索済みの地面を通って アジトの外へ出る。
蘇生だ。
熱操作で、タカを温める。
フェンが舐めまわし
そして、タカが、目を覚ます。
"うわ〜怪物"
再び、気絶する。
フェンにはアジトで、探索してもらい
しばらく経つと、タカが目を覚ました。
白い怪獣だとか、食べられるだとか騒いでいるので、落ち着かせる。
タカの時計2521.9.13.10:04
自分のと同じだ。
時計が狂っていないとすれば、ここは
500年後の日本だ❗️
タカを見て 鑑定。
タカ 古人族 Lv1
タカと意見交換する。
すると、アジトの庭に次々とカプセルが生える。
新たに、14基。全部で21基。
フェンだ。
6体の骸骨兵、10体の魔狼が出てきた。
名前の刺繍を確認した結果
いないのは、橘 次郎と高橋 玲の2人だ。
最初からあったカプセル2基は
永い年月、
装備ごと空だったので、だいぶ前にカプセルから出たのだろう。
タカは罠感知のスキルがある。
サーチして見ると
アジトの罠(落とし穴)はもう無いそうだ。
全部で8人分の装備と壊れてないカプセル13基回収。
魔狼10匹を鉄条網の外に運び、蘇生。
タカはフェンに護らせる。
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