第2話 対 ドラゴン

落とし穴は3m位。


下から液体があふれてきて、おぼれて意識を失った。




なんかまぶしい。


恐る恐る目を開けてみる。


目の前に丘が有り、その上に富士山。


後ろには、カプセルが三本直立して立ち、

その向こうは鉄条網。


しかし、やたら草やつたが絡まっている。


取り敢えず装備の確認だ。


銃剣付きの突撃小銃、胸のホルスターの拳銃二丁、サバイバルナイフ、暗視装置。


腕時計も動いている。


2521.9.12.9:14


狂った様だ。


銃の内側に錆がないのを確かめて試し撃ち。


問題なし。


“ギャオ〜ン"

ライオンの雄叫びの様なとどろき


木をぎ倒す音。


地面の振動。


富士山の反対側だ。


落とし穴を警戒して、匍匐ほふく前進で進むと目の前にカプセルが生えてきた。


扉が開くと、中から骸骨兵が吐き出される。


戦闘服の胸には、柿崎 英嗣の刺繍ししゅう


姉を爆弾で殺された、えいじだ。


カプセルを見ると割れ目が入って中は乾いている。


自分はカプセルを避けて鉄条網の外に辿り着く。


今も絶賛、地響き、雄叫び続行中だ。


しばらく進むと、キリンが恐竜に襲われている。


キリンはよく見ると首長竜だ!


赤い恐竜には、蝙蝠こうもりの様な翼が有り見た目は首一つの☆ングギ○ラだ!


そう、ドラゴンなのだ。


ドラゴンは首長竜の首に噛みついて振り回している。


自分は小銃を連射モードにして、ドラゴンの左目を狙う。


ドラゴンの動きが止まった。連射❗️


ドラゴンは目から緑の液体を振り撒きながら倒れる。


まだ、首長竜は生きている。


右目を狙って連射❗️


命中❗️


しかし、全て弾かれる。


少し経つと、首長竜の顔あたりの空間が歪んで、くずれ落ちる。


頭に血が行かなくなって、死んだ様だ。


近づいて見ると、ドラゴンと首長竜から もやが出てきて、襲いかかって来た。


うわ〜頭が痛い。感電した様だ。


そのまま気絶した。

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