第4話 バレンタインはブラジルのチョコスイーツ(ブリガデイロ)で


「だいたいなぁ、バレンタインデーにチョコ贈るなんざ、日本の製菓会社の陰謀なんだよ」



土曜日の午後一時すぎ。

明日バレンタインデーだから、世界のチョコレートのスイーツのレシピで何かおいしいのありませんか?ってコウタさんに訊いたら、のっけから否定されヘコんだ。



「もうコウタさんってば!そんな言い方しないの〜、ミクルちゃんがかわいそうでしょう?せっかく好きな男のコに作ってあげようとしてんのにぃ」



リキさんが優しくフォローしてくれたが、微妙に事情がちがう…。



「あのぅ…、私べつに好きな人とかいなくて、友達同士交換することになっているんですけど…私もよその国の手作りチョコスイーツ食べてみたいですし…」



彼氏いない歴イコール年齢な上に現在片思い中の相手もいない、バレンタインデーにチョコ渡して告白する…というのは私には無縁で、この日は昔から友達同士で交換する日という感覚だ。



「ほぅ、俺らの時と違ってイマドキは友チョコ・自分チョコっての、本当なんだな」



コウタさんが感心する。



「そーいやコウタさん、女のコにもモテモテだったわよね、ずいぶんたくさんもらってきたんじゃない?」



コウタさんはなかなかのイケメンだ、40すぎてはいるけれどオジサンっぽくない。



「…まあな…」



コウタさん、ちょっとイヤそう…?



「あら、そういえば何かトラウマあったわね、ごめんなさい!!」



リキさん、慌ててあやまる。



「いいんだ、別に…ま、確かにチョコ自体は嫌いじゃねーのに、この時期のチョコ祭りはあの事件思い出してイヤんなるがな」



えっ、事件!?

そんなヤバい目に遭ったのか?!



「あ、すみません、だったらいいです、自分でレシピ探すんで」



トラウマ思い起こさせるようなことしてまで教わりたくない、そう思っていたら、



「…いんや…、事件っつったって刑事事件じゃねーし、俺もそろそろアレ食べたくなったし…」



コウタさんはそう言ってソファーから腰をあげキッチンへ入った、しばらくすると、




「あったあった、作れるぞ!」



このひとことではじまった。



マスク着用し、リキさんと一緒にキッチンへ入ると、調理台の上にコンデンスミルクのチューブが乗っかっていた。



「本当は缶入りコンデンスミルクのが使いやすいんだけどな、日本で製造中止になったのいてぇわ」



コウタさん、ストック倉庫で何かをごそごそ探しながらつぶやく。



「あら、アナタんとこで取り扱いなかったっけ?」



コウタさんのお仕事は、輸入雑貨や食材を扱う会社の経営だ。



「今コロナのせいで輸入自体ストップしてる…ウチのコンデンスミルクは、ブラジルから輸入してたからな」



ブラジルといえば、現在世界で2番目くらいに感染者が多いってネットニュースで見た気がする、それじゃあタイヘンだろうな…と、コウタさんに同情したくなった。



「良かった、ココアパウダーまだあった」



そう言いながら調理台に置かれたのは、金の缶に入ったココアパウダー。

次にコウタさんが向かったのは、冷蔵庫だった。



「えっと、バターっと……リキくん、収納ストックにカラースプレーあったよね?」



「あるわよー」



カラースプレーって、なんだろう??



「ミクルは鍋出しといて、例の赤いやつ」



「はい」



私は言われたとおり、シンク下からお鍋を出した、フランスの有名なものでかなり重たい。


調理台の上に置かれたのは、コンデンスミルクのチューブとココアパウダー、

バターと粉砂糖だった。

カラースプレーは、お菓子づくりによく使われてるカラフルなチョコレートのことだった。



「始めんべ…まず、コンデンスミルクを鍋に絞り出す」



コウタさん、力いっぱいコンデンスミルクをお鍋に絞り出した後、キッチンばさみでパッケージをちょきんと切り、中身を細いゴムベラでかき出した。



「こうするとムダがないべ?」



なるほど…。



「次に無塩バターを大さじ1くらい入れて、ココアパウダーも大さじ1なんだが、このココア缶の中に大さじ入らねーから、小さじ3な!ミクル、ちょっとこっち寄って」



私は言われたとおり、コウタさんの近くへと寄った、リキさんにヤキモチ妬かれないか、ヒヤヒヤ…。

コウタさんは大さじ・中さじ・小さじを見せてくれた。



「もしかして調理実習で習ったかもしれないが、この3本のうち中くらいが小さじで、一番小さいヤツは小さじ1/2杯分だからな!」



「はい」



言われてみりゃ、家庭科の時間に習ったような気もしたけど、すっかり忘れていた。



「それからこれ見て…一番大きなヤツには15、小さじには5、1/2サイズは2.5と書いてあるが、小さじ3イコール大さじ1だからね」



コウタさん、親切に教えてくれる。



「やあねぇコウタってば、ミクルちゃんそれくらい言われなくてもわかるわよねぇ?」



リキさん、呆れたように苦笑する。



「いや…俺の周りのオンナたち、恐ろしいほど数字弱いのが多かったからな…もっとも、うちの母親は弱点見せないよーなヤツだったら、実際どうだったか知らんが」



私はふとコウタさんのお母さんに当たる人ってのを思い出した、確か2〜3年前の法事で見かけてる、うちのお母さんにとって『伯母さん』に当たり、上品できれいな人だったけど、厳しそうに見えた。

そういえばあの時コウタさんはいなかったな…。

そういや親から勘当され絶縁状態だと聞かされていたよな…。



「ミクル、混ぜてみるか?」



「はいっっ」



ボンヤリとコウタさんにとって都合の悪そうなこと考えていたせいか、私は慌ててしまい声が裏返ってしまった。



「鍋に火をかけトロ火、ゴムベラで焦げつかないようひたすら混ぜ続ける」



私は言われたとおり、鍋の中身をかき混ぜた、バターとコンデンスミルクとココアは比較的すぐに混ざり、まるでチョコレートクリームのようだった。

マスクごしに甘い香りが突き抜ける。



「リキくんは、バットを出しといて」



「あいよ〜」



バットと聞いて思わず野球で使うものを思い浮かべちゃったけど、リキさんがシンク下から出したのは、揚げ物する時に使う銀のトレイだった。

かき混ぜていくうちにだんだんクリームが重たくなってきた。



「おっ、いい感じだな」



鍋を覗き込んだコウタさんが目を細めた。



「チョコが鍋にくっつかない感じになればOKだから、どれどれ…」



コウタさんは私の手からゴムベラを取って、かき混ぜるのを交代した。

しばらくサッサと混ぜたら火を止め、

さっきリキさんが出したバットに乗せた。



「ねぇ、コレなにつくるのよ?」



そういえば、なにつくるか聞かされてなかった…。



「あ、これな、ブラジルのスイーツだよ、ブリガデイロって言うんだ」



「ブラジル?そーいやコウタさん、昔ツアコンだったわよね?その時覚えたの?」



「ま、そんなもんだ」



これには私は驚いた、コウタさん、ツアコンだったの!?



「えっ、旅行会社にお勤めだったんですか?」



「まあな、大手じゃねーし、行き先も中東にアフリカ、中南米とマニアックな旅行会社だったけどな。このコロナ禍でどうなったことやら…」



そう言うコウタさんの目は切なそうに見えた。



「なんか少ねーなぁ、これじゃ俺たちが食っておしまいで、ミクルの友達に渡せないよね」



言われみれば、バットに乗せられたチョコクリームは少し、これからどんなスイーツを作るか想像もつかないけれど、なんとなく足りなさそうに見えた。



「しょーがね、うちで扱ってる缶入りの商品使うか」



これには私はビックリした、



「ええっ、だって今輸入できないから数少ないんじゃ?」



さっきそう言ってたばかりだったような…。



「いいんだ、缶入りコンデンスミルクを使いたがる日本人なんてそんなにいやしないし、業務スーパーにもしかして取り扱いあるかもしれんし…」



コウタさんはそう言ってキッチンを出て、玄関脇の部屋へと入って行った。

この家はマンションだけれど結構広い。

部屋数は4つある上にウォークインクローゼットつきだ(持ち主はコウタさん達であって私は居候だから、当然使えないけど)

4部屋あるうちの一部屋が、コウタさんの経営する輸入雑貨・食材店の在庫置き場になっていた。

ほどなくしてコウタさんが白いパッケージの缶詰めを一つ持ってきた。



「じゃーん!ブラジルのコンデンスミルク〜」



ドヤ顔で私たちに見せる。



「じゃーんって、アンタ…それって昭和よねぇ〜?」



リキさん、冷やかす。



「うっせー!!どーせ俺は昭和生まれだよっ!」



コウタさん、卑屈になる。

そういえばこの二人、何気に年齢差があるみたいだった、リキさん今年29だとか言ってたから、平成生まれだ。

コウタさん、かなり若く見えるけれど、なんだかんだ昭和生まれのアラフォーだ。



「さくさく作んべ」



多分…この言い回しも昭和なんだろうな、同世代でこういうセリフまわしも聞いたことがなかった。

コウタさんから缶詰めを受け取ったリキさんがパカッと開けた、



「海外の缶詰めって言うから、缶切り必要かと思ってた」



確かに。

リキさんは手際よくコンデンスミルクを缶詰めから出し入れた。



「バターは大さじ4くらいかな、ココアもおんなじくらい」



コウタさんの指示が飛ぶ、結構入れるなぁ…。

ココアパウダーの分量は私が量って入れた。



「今度は私が混ぜ混ぜするわね」



リキさんが作業している間、私はコウタさんの指示に従って小さなボウルや小皿をいくつも出し、それぞれにカラースプレーやココアパウダーに粉砂糖を入れた。

銀色の丸い小さな粒々があり、パッケージには"アラザン“と書かれてた、スーパーの製菓コーナーで必ず見かけ、カップケーキの上とかに散らばってる銀色のアレ、こんな名称なんだぁ…と、初めて知った。



「できたわよ」



リキさんがひとこと声をかけると、コウタさんは手際よくバットに移しかえた、先程作ったチョコクリームとよく混ぜていた。


混ぜ終えると今度はどこからか使い捨てのビニール手袋を出してきて、リキさんと私に手渡した。



「俺らで食うんなら素手でもいいんだが、ミクルの友達にやるんならつけて」



言われたとおりにはめる。



「すみません、そこまで気を使ってくれて…」



「いいんだ」



次にコウタさんは私たちの手にシュッとアルコールを吹きかけた。



「アルコールよくなじませたら手を出して」



今度は少量のバターをのせてきた。



「両手でよくすりこんで」



「もしかして、トリュフみたく丸めるのかしら?」



リキさん、ビニール手袋をはめた手でバターをすりこみながら質問する。



「ご名答」



…トリュフかぁ…。

一昨年作ったかもしれない、去年は受験と両親の突然の海外行き決定でそれどころじゃなかったよな、と、思い出す。

相変わらず連絡がとれなくて心配…。



コウタさんはバットにのせたチョコクリームを平らにならし、ゴムベラで器用に何等分かにわかれるよう印をつける。



「この切れ目どおりチョコすくって丸め…」



そう言いながらクルクルと器用に丸める。



「好きなトッピングつけて…」



そう言って先程私が小皿に分けたカラースプレーやアラザン、粉砂糖にココアパウダーを指した。

コウタさんはココアパウダーの中に放り込んだ。



「あら、トリュフみたいね」



リキさんは粉砂糖の中へ。

私が選んだのはカラースプレーだったのだけど、チョコがまだ熱いせいか溶けて汚くなってしまった。



「あ、ちなみにカラースプレーとアラザンは難しいから」



気づいたらコウタさんはココアパウダーをまぶしたものを終えていて、次のチョコボールをアラザンの中に入れていて、なかなかつかないようで悪戦苦闘していた。



「クソっ、くっつかねー!!」



私のほうはチョコボールが冷めてきて上手くつくかと思っていたのに、なかなかカラうまくつかなくて困っていた、ボールを一度つぶしてムリヤリくっつけ丸める…という荒業をやってのけた。



「お、そのやり方いいな」



コウタさんも真似てみる。



「チッ、アラザンやっぱ難しいでやんの!」



ここでリキさんが参戦してきた、



「どれ?貸してごらんなさいよ」



多分三人の中では一番彼が器用だ。



「あらやだ、これ難しいわ」



…きれいにできたとは言えないかもしれないけれど、なんやかんやとチョコ菓子は完成した、トッピングはカラースプレーにアラザン、ココアパウダーに粉砂糖と4種類、私は部屋から100均で買ってきたパッケージを持ってきて、できるだけきれいに仕上がったものをチョイスして箱につめた。

真っ先に渡す相手は中学時代の友人のユナで、明日会う予定だ。



「さ、私たちも試食しましょう」



リキさんは完成したブリガデイロをダイニングテーブルへと運んだ。



私は真っ先に見た目が華やかなカラースプレーのブリガデイロを口にした、甘くておいしい!

リキさんは粉砂糖の、コウタさんはココアパウダーのを口にした。



「イケるわね、これ!」



リキさんが次に手を伸ばしたのは、カラースプレーバージョン。



「おまえら、よくそんなクソ甘いモン食えるな」



ココアパウダーのを食べていたコウタさん、なんだかイヤそう…。



「あらやーねー、久々にコレ食べたいって作ったの、アンタじゃないのさ〜」



確かに…。



「ブラジルいたときは何だか旨く感じたんだよ、気候のせいか周りの空気のせいか…?恐らくこん中では一番甘さ控えめのこのココアパウダーでも俺にはあめぇからな〜」



コウタさんはそう言いつつカラースプレーバージョンを手に取って口に放り込んだ。



「うげっ!!」



半分涙目になって飲み込んでいる…。



「やあねぇ、イヤなら食べなきゃいいのよ!」



リキさん怒りながらココアパウダーバージョンを食べる。



「ちょ、俺、ブラジルコーヒーいれてくるわ!」



コウタさんはキッチンへ向かった。



私もココアパウダーのを食べてみたけど、そんなに騒ぐほど甘く感じなかった。

味覚がまだお子様なぁ…?

しばらくしてコウタさんがコーヒーを3人分持ってきてくれた。



「砂糖ミルクはセルフな」



「ありがとうございます」



マグカップを受け取った私はとりあえずブラックのまま飲んでみた、ブラジルのコーヒーを飲むのは実は初めてではなく、他の産地のに比べると酸味が少なくて飲みやすい気がしたので、ブラックでもイケると思っていた。

けれども飲めなくはないものの、もう少しマイルドさが欲しくて、マグカップ手に冷蔵庫へと向かった。




「アタシにもミルクちょうだい」



うしろからリキさんに声をかけられる、リキさんは元々甘党で、苦いのは得意ではないみたいだった。



ダイニングテーブルへ戻ると、コウタさんがスマホ片手にコーヒーを飲んでいた。



「明日、急遽仕事になった」



現在コウタさんは緊急事態宣言を受けて一時店を閉めている状態だけれど、ネット通販は好調らしかった。



「あら…じゃあ、帰りは遅いかしら?」



「いや…夕食までには帰ってくるわ」



リキさんはリモートワークになったためずっと自宅だけれど、コウタさんは何だかんだと出かけることが多かった、けれどもこの中で一番出ているのは、通学のある私なのかもしれない…。



「明日はアタシが夕食においしいチョコ料理をつくるわね」



リキさんのこの発言にビックリしてしまった、



「ええっ、チョコ料理!?」



それに対し答えたのはコウタさんだった。



「世界にはチョコを使った甘くない料理ってのもあるからな」



へぇ、それは楽しみだな。



「ところでコウタさん、聞いていいかしら?このお菓子、ツアコンで行っただけで覚えられるのかしら?」



リキさんのこの突然の質問にコウタさん、少し動揺したような表情を見せた。



「相変わらずスルドイなぁ…」



と、苦笑。



「ツアコンだと旅先行って帰ってくるだけだから、現地の料理を食べる機会あってもレシピ覚えるヒマなんてないでしょう?」



言われてみれば…。リキさんのツッコミがなきゃ、気づかなかった。



「自分が働いてた旅行会社、ツアコン意外に現地ガイドってのもいたんだよ。治安良くねー国への渡航多かったから、必要だったんだ」



「ふうん…で、その現地ガイドってのは、オトコだったの?オンナだったの?」



このツッコミにコウタさん、こっちが見てもわかるくらい困った表情を見せた。



「…男だよ…」



なんか、不穏な空気中…。



「もしかして、その現地ガイドって恋人だったのかしら?」



ああああ、多分私は今ここにいないほうがいい、けどここで席を立って部屋へ戻るような雰囲気でもない。

ひたすら下向いてコーヒー飲んで空気になるしかない。



「ま、な、昔のことだよ…そのころの俺若かったし、リキくんだってまだ中学生で俺ら出逢ってなかったろ?」



「そうねぇ…出逢っていない過去にヤキモチ妬いてもしかたないってわかってるけどね…なんか、このチョコ食べるたびにコウタさんが昔のカレ思い出すんじゃないかって、モヤモヤするわ」



うわあ…なんか色々ヤバい!

そもそも私がここにいるの場違いだし、

世界のチョコスイーツのレシピ訊いたから、きっかけつくっちゃったよなと…。

立ち去るに立ち去れなくて、どうしたらいいかわかんなくて、ひたすらコーヒーすするしかなかった。



「まぁまぁ…」



コウタさんも、ヤキモチ妬きはじめたリキさんをどうなだめたらいいのか、わかんないっぽかった。


すすっていたコーヒーが丁度なくなったので、私は小声で「ごちそうさまでした」と告げ、カラになったマグカップを洗うため、キッチンへと入った。

その後二人ボソボソ話し合ってたっぽいけど、なに話してたかまでは知らない。



部屋へと戻る。

夕食までまだ時間はあったので、

今覚えたレシピを書きとめる。



ブラジルのチョコスイーツ、ブリガデイロの作り方。


材料は、コンデンスミルクのチューブ一本分に対しココアとバターそれぞれ大さじ1、トッピングはココアパウダーに粉砂糖にカラースプレーとアラザン(後者2つはくっつきにくい)

ちなみにこの分量だと4つ分くらいしか出来ない。


鍋にコンデンスミルク・バター・ココアパウダーを入れて火にかけ、焦げつかないようよく混ぜる。

クリームが固くなってきたら火を止め、バットに移しかえる。

手にバター塗って、生地を丸める。

少し冷めてからトッピングする(※熱々状態でカラースプレーつけると溶けて汚くなる、冷めるとカラースプレーもアラザンもくっつきにくくなる)



結構身近な材料でカンタンに外国のスイーツが作れるのは嬉しい、見栄えもいいし喜ばれそう。

コウタさんたちに不穏な空気が流れちゃったけど、今日もおいしくいただきました、

ごちそうさまでした。















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