第4話 パワーヒッターのフランケンシュタイン
豪速球オオカミ投手と吸血鬼キャッチャーの黄金バッテリー成立に湧く
「オデガウツ」
ずっと体育座りをしていた新入生が、のっそりと立ち上がる。彼は2m超の長身で、前進に手術痕が残る。茶や白、褐色の肌がモザイク状に混じり、多国籍感を出していた。
「
「ウツ、ウツ! オデニウテナイタマナイ!」
彼は打席に入り、マウンドの
「うーん。パワー馬鹿同士のバトルかー」
キャッチャーの
「フンヌ―!」
グワギャーン!!
猛烈な打球音を残して、ボールは
「バ、バットの先っぽやのに……」
「なっ、何というパワーだ……」
「し、し、死ぬかと思った……」
「コノテードデシヌカ、バーカ」
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます