第12話 サクラ分隊長

「小隊長、アシア小隊長!」

無線で、サクラが俺を呼んでいる。


サクラは、小隊指令室の分隊長だ。

年は、23歳で、アシアが工作学生となり、選抜され入学した幹部学校の2年後輩にあたる。


サクラは女性選抜部隊の総代であり、アシアは男性工学部隊の総代で、総代会議で、顔を合わせることがあったが、学生時代は親しくはなかった。


艶のある肩までの長さの茶色がかった黒髪をポニーテールにしている。



声は、ハスキーボイスで、サクラは気にしてるが、アシアは、サクラのかすれた声をどこか気に入っていた。


アシアが先に辺境警備隊に配属され、2年後にサクラが配属されてきた。


サクラは学生時代、個体格闘の選手として、連合大会に代表として出場し、幹部学校を首席で卒業した。

本来は、本部に進み、出世コースを進むべきところ、なぜか、希望して辺境警備隊に配属されたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る