◆魔法辞典
【
(登場:第1章「第8話 肉体改造するぞ!」~)
魔力を高密度に圧縮させた弾を生成し放つという、魔法でありながらかなりの力技であり、常人なら圧縮させる段階でその構成の難度でくじけるレベル。
また、放つのにも大量の魔力を消費するため、並みの魔術師ならば小石を一歩先に投げる程度でも丸々一日魔力を放出し続けるのと同等くらい消耗する。
圧縮の度合い、弾の大きさ次第ではオリハルコンをも砕ける。
【
(登場:第1章「第10話 残念、MPが尽きてしまった」~)
術者の周囲に発火する領域を展開し、近付いた者を焦がす。範囲の広さに応じてその火力も増していくが、魔力の消耗も跳ね上がる。
勿論発動している間も魔力を消耗し続けるため、あまりに長時間展開していると制御するための魔力が尽きてしまい、術者自身が炎を纏うことになる。
なお、発動中にその場から動くことはできない。
【
(登場:第1章「第10話 残念、MPが尽きてしまった」~)
魔力を結晶化させた宝石を放つ。結晶化させる際の魔力の量や質によって色や形が決まり、その色に応じて属性が異なり、その形に応じて効力も異なる。
元が魔力でできているため、長時間も形を維持することはできず、その純度が高ければ高いほどその輝きや効力が上がる反面、直ぐに消失してしまう。
あまり魔力を込められていない場合は、ただの石礫と変わらない。
【
(登場:第1章「第16話 幻惑の腕輪」~)
音を具現化させた硬貨上の魔法弾を放つ。美しい音色とともに放たれていき、重ねていけばいくほど曲を奏でていく。
よりキレイな音色になる組み合わせ次第では威力や効力も向上していくが、それが誤って雑音や不協和音になってしまうと逆に弱く、脆くなってしまう。
音楽を奏でられれば強力ではあるものの、音で攪乱した方が効率的には良い。
【
(登場:第1章「第23話 躊躇」~)
全てを無に帰す魔法の槍を頭上に向けて放ち、そのまま地上に目掛けて雨のように降らせるという広範囲魔法。触れたものは雨に打たれた砂の如く溶けて消失する。
発動する瞬間は柱のような魔法壁によって術者は守られ、発動すれば降り注ぐ魔法の槍によって術者の周囲に近寄ることもできない。
攻めと守りの一体型であるが故に、発動するまでの魔力消費が尋常ではない。
【
(登場:第2章「第31話 レベル……たったの5か、ゴミめ」~)
巨大な口を召喚し、狙った獲物を捕食して消失させる次元魔法。範囲内にいるものを一網打尽にできる強力な魔法だが、捕食した分だけ魔力を消耗する。
勿論、捕食したものは消失してしまい、取り込んで吸収することもできないため、相手が強敵であればあるほど著しい魔力を消費するためリスクが高い。
派手ではあるが、雑魚を一掃する用途以外には危険すぎる魔法。
【
(登場:第2章「第31話 レベル……たったの5か、ゴミめ」~)
周囲に風を発生させ、静かに浮遊するだけの魔法。地面から高く飛び続けることはできず、あくまで跳躍を補助するためのもの。
足音を立てずに移動する用途にも使えるが、長距離の歩行には向かない。高い崖を登ったり、大きな穴を飛び越えていくのがせいぜい。
当然、空中で使用しようと、空を自由に舞うことはできない。
【
(登場:第2章「第35話 もうやめて、我のレベルはとっくに0よ」~)
術者とその周囲を任意の方向に向けて加速する。重ね掛け、または連続して発動し続けるとさらに加速し、魔力の消費も倍々に加速していく。
やろうと思えば空を飛ぶことも可能だが、数分で音速を超えるため、無尽蔵の魔力に加え、強靱な肉体が必要となる。
回避か体当たり、滑り込みくらいが主な用途になるだろう。
【
(登場:第2章「第35話 もうやめて、我のレベルはとっくに0よ」~)
術者とその周囲に風を纏い、クッションのような役割を果たす。上空から落下しても静かに着地することができ、嵐の中にいても春風くらいに緩和できる。
根本的に防御性能や回避性能はなく、物理的な攻撃も受け流しきれず、強力な魔法を放たれたらそのまま直撃してしまう。
応用次第では、ある程度の熱を遮断する使い方も可能。
【
(登場:第3章「第69話 男三人、何も起きないはずがなく……」~)
術者の周囲に火炎玉を生成する。火炎玉は術者の周囲を回り続け、範囲内の外敵を焦がす。また回転すればするほどに勢いと威力が増していく。
防御しながら攻撃する反撃タイプの魔法なので、敵がいない状態で使用すると火炎玉は術者の周囲に浮遊するだけで回転しない。
実は
【
(登場:第5章「第127話 いやらしい教師、いやしの教師」~)
対象者の受け取り方次第で気分が回復する。魔法というよりもお
【
(登場:第5章「第133話 VSチートエルフ」~)
児童向け教科書にも記載されている火属性の魔法。
本来、大した危険性はなく、実戦にも向いていない。
【
(登場:第5章「第133話 VSチートエルフ」~)
児童向け教科書にも記載されている氷属性の魔法。
本来、大した危険性はなく、実戦にも向いていない。
【
(登場:第5章「第133話 VSチートエルフ」~)
児童向け教科書にも記載されている風属性の魔法。
本来、大した危険性はなく、実戦にも向いていない。
【
(登場:第5章「第133話 VSチートエルフ」~)
児童向け教科書にも記載されている地属性の魔法。
本来、大した危険性はなく、実戦にも向いていない。
【
(登場:第5章「第134話 死に物狂いの模擬戦」~)
児童向け教科書にも記載されている水属性の魔法。
本来、大した危険性はなく、実戦にも向いていない。
【
(登場:第6章「第146話 海辺で魔法レッスン」~)
術者の正面に雷撃の矢を放つ魔法。構成自体には複雑さはなく、至ってシンプルに魔力から電気を生成し、矢のような形状に構築しているだけ。
標的を追尾するような構成にもなっていないため、本当にただ正面から放たれるだけの魔法となっている。狙い通りに当てるには術者自身の手腕次第。
集中力が乱れると、当然威力も命中精度も全てが劣化していく。
【
(登場:第6章「第147話 海底洞窟を流されて」~)
任意の範囲に火炎を放ち、爆破する魔法。火炎は魔力によって構成されたもので、実際には燃焼させているというよりも魔素濃度を濃くさせる意図がある。
つまり本物の炎ではなく、自然発火する特殊な魔力のガスといった方が正しく、それによって誘爆させているようなもの。
構築そのものが甘いため、実は熟練の魔術師が使用すると暴発しやすい。
【
(登場:第6章「第151話 ハサミ挟まれ」~)
魔力で膨らむ炎の玉を形成する。大きさによってその熱量も増していき、魔力の供給を止めた時点で砲丸のように勢いよく放たれていく。
集中力を切らしたり、制御が不安定な状態だと、上手く膨らむことができず、周囲に熱をまき散らすだけの熱い玉にしかならない。
その場合は延々と魔力を垂れ流しになり、熱に弱い生き物を脅すのがせいぜい。
【
(登場:第6章「第151話 ハサミ挟まれ」~)
鉄のように堅い茨を作り出し、壁を作り出す防御魔法。トゲの先端から栄養を吸い取り、甘い香りのする青い花を咲かせる。
花が咲いている状態だとさらに茨は硬質化し、より強固なものとなる。また青い花の香りはリラックス効果や回復効果もあり、防御と回復を両立できる。
制御できないと蔓がとんでもなく伸びて、その分だけ術者の魔力を奪われる。
【
(登場:第6章「第155話 霧を切り開いてきりきり舞い」~)
他者の空間魔法に対して干渉する次元魔法。風のように空間を切り裂いて道を作り出す高度魔法だが、制御が恐ろしく難解なため、構築を理解していないと危険。
未熟なまま発動すると道が著しく早く消滅していき、もし壊れた道に取り残されると誰にも干渉できない隔離された無の世界に閉じ込められる。
当然のことながら道が形成している間は常に魔力を消耗し続ける。
【
(登場:第6章「第155話 霧を切り開いてきりきり舞い」~)
いわゆるワープ魔法。不安定な空間内を高速で移動するためのものであり、この魔法を極めることで遠方への移動も一瞬でできるようになる。
ただ単体では何の効力もなく、他の空間魔法と併用することで初めて使うことのできる魔法のため、その性質上、本来は同時に多重の魔法を使える技量が必要となる。
制御が上手くいかないと尋常ではない突風に押し出されるような衝撃に襲われる。
【
(登場:第6章「第156話 失望どころじゃない」~)
泡の壁を作りだす魔法。熱耐性も強く、炎や冷気もほぼ無力化。打撃や斬撃も弾くほど強力な壁となる。構築する魔力が大きいほど泡そのものの大きさも変わる。
逆に、小さな泡はすぐに弾けて消えてしまうため、持続的な魔力の供給をしないとただの泡になってしまい、あっという間に崩れていく。
ものが泡だけに滑りやすく、周囲にまき散らして足場を悪くする使い方もある。
【
(登場:第6章「第166話 勇者の理想が世界を救うと信じて」~)
人々の感情を力に変換する応用魔法の一種。周囲に怒りや悲しみの感情を露わにしているものが多ければ多いほど強大な魔法弾になっていく。
変換された側の感情は徐々に沈静化していくが、感情を動かす要因が根絶しない限り、感情そのものは枯渇したり、全て消えてなくなることはない。
国規模の範囲となると、大賢者や大魔導師にすら防げない高密度な威力となる。
【
(登場:第7章「第181話 ゲテモノだらけパニック」~)
銀河を駆けるような渦巻く風を放つ。威力次第では空間ごと切り裂き、次元を超えることすら可能。
広範囲に及ぶため、霧や煙を一気に吹き飛ばし、視界を確保することもできるが、術者の魔力次第では風を起こすだけに留まる。
【
(登場:第7章「第182話 操糸の幻影蜘蛛」~)
閃光を放つ光の玉を生成する。月のない夜でも深い洞窟の奥底でも周囲を一瞬にして昼間のように明るくするほど眩い。
その果てない光は本質的には照らすというよりも目くらましの用途に適している。
まともに魔力を込めて放っていたら世界が溶け出して消えていくみたいに視力を失い、闇に堕ちていく。
【
(登場:第8章「第213話 最も怒らせてはいけない女」~)
どんな灼熱もを飲み込んで炎の竜巻として天空の彼方まで解き放つ。その威力は百を超える生命を一瞬で焦がしつくすほど。
この魔法を極めたとき、生命の環を紡ぐ太陽の庭にも辿り着くとか着かないとか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます