I章(運命の転換点—前編)_part_B
やれやれ、今日はとても忙しい一日でしたね。それにしても、一部の店員さんは今日急に用事ができて、休んじゃったんだ。だから朝食を済ませてから、すぐ下の料亭に手伝いに行きました。
ところが、ついさっき、母さんが村長の助手からの電話を受けたんだ。それは村長の80歳誕生日パーティーの準備で、私たちに連絡して、数日前に予約した餃子の状況を確認するためのものだった。
台所にいる皆さんの協力のおかげで、昼を回って、やっとこの珍しい注文を完成させました!それからの私は、裏の庭から自転車を取って、村長公邸まで「餃子軍団」を安全に届けようとした。それに、家の薬草も尽きかけていたので、母さんは私に山へ行って、薬草と料理用の特別なスパイスを取りに行かせてもらいました。
行ってくる前に、お母さんはお弁当を渡して、道中で食べさせてくれた。そして日が暮れる前に戻ってくるように言われました。準備ができて出かけようとすると、マルコはいきなり店から出てきて、「いってらっしゃい、お姉ちゃん♪~」と言った。その無邪気な笑顔、元気な声で、本当に可愛い子だよね~
任務を終えた瞬間、心も背中の重荷も半減しました。ところが、さっき配達の途中で、なんと村長本人と会いました。親切な彼は私をパーティーに招待してくれたし、おなかいっぱいになってから帰れと言ってくれました。こんな喜びの日に、彼のその気持ちを拒絶するに忍びませんし、しかも目の前の山海珍味が私を誘惑していた。それに…今日は私の誕生日でもありますから!(実際は彼らと出会った日)
だから、その…えへへ~結局、私は理性に負けました!もういやだなぁ~帰ってから、またダイエットしなきゃですね>A<…ぁはは、まあいいか!
村長さんときちんとお別れをしたあと、私は母の言いつけどおり、前の山へ薬草とスパイスを採って行った。そして採集を終えて帰る途中、森の中で長い階段を見た時、頭の中でふと何かを思い出した……
前にこの近くで薬草を採取した時も、この階段を見たことがある。あの日は雨が降っていた。雨宿りの場所を探して、何も考えずに階段を駆け上がった。その先には、古い造りの神秘的な神社が建っています。そこには一人の僧侶と巨大な白い狼が住んでいる。
そして今日も、ここを通りました。それからふと、自転車のかごに入れたお弁当をまだ食べていないことを思い出した(さっき村長公邸で腹いっぱい食べました)。今はまだ食べられますが、しかしお弁当を食べると夕飯が食べられなくなる……
…それに~今夜は豪華な夕食を用意して、私の帰りを待っているって、お母さんから聞いたんですよ!ゥウん…じゃあ、このお弁当はどうしたら……
そう考えているうちに、今の空がだんだん暗くなってきて、情熱的な太陽も暮れかけてきたことに気づいたんだ。
「ずっと山に住んでいる彼らは、ちゃんと食べているのかなぁ…しゃ、このお弁当を彼らにあげようか。よし~まずは挨拶に行こう!」
目の前の石段をゆっくりと上っていくと、ようやくあの神社が見えてきた。しかし、彼らの姿は見えなかった…
「えーと…お邪魔します、誰かいませんか?…あの、すみません~」
それからずっと捜し回ったんですが、誰も見つからない――
「うんん……おかしいわね~一体どこ行ったのかしら…あっ、そうだ!二階…」
のろのろな足音とともに、階段がきゃらきゃらと音を立てて、私はやっと神社の二階に着きました。だけど、そこにも階下と同じように、人影もなかった。そして…
「え?!何なんだ、この光……?!」
部屋の中には、なんと超巨大な紺色の結晶が現れました。結晶が宙に浮かんで、ゆっくりと回転している。でも、なぜこんなものがここにあるのかしら…
あの時、私は自分の好奇心を抑えきれず、前の晶鉱に少し手を触れました。その一瞬で、私は謎の異次元空間に入り込んだような気がした。あたりは真っ暗だったが、目の前に青い炎が浮かび、それから、耳元で見知らぬ人の重い声が聞こえてきた。
【哀れな魂よ…汝、命を失いたくなければ、疾う疾うこの町を離れろう!】
その微妙な言葉を聞いた直後、私はなぜか意識不明の状態に陥ってしまいました。目が覚めると、自分が再び神社の二階に戻ってきた。
「さっ…さっきは…夢だったのか?しかし、この不思議な感じ、そしてあの忠告…なんか嫌な予感が……えっ?!ちょっ…嘘でしょう!もうこんな時間か?まずい、帰らなきゃ――!」
私は窓の外の空を見て、びっくりしました。まあ、あの人が見つからなければ仕方がない。私も急いで神社を出て、自転車で家に帰りました。しかし、この夜が真の暗闇とともに、この地に降りてくることには、まだ誰も気づいていないだろう…
◇―――――――――――――――――――――――――――――◇
一方、村長さんの祝宴も、華やかな花火でお開きになりました。招待されていたお客さんたちも、次々と去っていきました。ところが、何人かの村人が帰る途中、突然数人の兵士と、将軍を先頭とした軍隊が現れ、ゆっくりと近づいてきました。
「いやあ~今日は楽しかったぜェ!このような飲み放題の幸せな時間が、永遠に続けたいなぁ~…あれ?!」
見たこともない軍隊が自分たちの前に立ちはだかっていることに気づくと、酔っ払った村人たちが体を揺らしながら悪態をつき、彼らを睨みつけていた。
「…おいおい~道をふさいでいるぞ、どけどけ!あっ、ひょっとして、村長さんの誕生会に行こうとして、道に迷ったのか?ほらよく聞けよ、お前ら。今から行けば、皿洗いや残飯の片付けを手伝いに行こうと思ったら、まだ間に合うかもしれんぞ~あはははっ――!」
それを聞くと、周りにいた仲間たちも思わず吹き出しました。しかしこのとき、兵士たちを率いていた隊長も、なぜか笑みを浮かべていました…
「…ほーお~そうか?今日はこの村の御頭さんの誕生日か?なら確かお祝いする価値があるよだな~実はな、俺様もここの村長さんのために贈り物を用意したんだ。でもなぁ、それをあいつ一人でもらったら、結構つまらないだろう!こういう楽しいことって、やっぱここの皆さんと分かち合うべきなんだよな。そうだろう?」
それを聞いて、うとうとしていた酔っ払いたちが目を輝かせました
「ぉお~それマジかよ?よっしゃあ~!今日はめっちゃツイてるぜ!村長パーティーに参加できて、無料のバイキングまであるって、しかもプレゼントまで貰えるのか?それじゃ、一体どんな贈り物なのか、おい。いつまで隠してるつもりなんだよ?ほら、さっさと出せ!」
「やれやれ…焦ったんだな、お前ら。まあ、実はべつに珍しい贈り物じゃねえけど…でもな、みんなで楽しめることは保証できるだぞ!」
話が終わったら、この男は背後から武器を取り出した。相手が突然真剣になってきたことに気づいた酔っ払いたちは、少し正気に戻って、顔色もいきなり変わってしまった…
「なっ?!…おいてめぇ、一体何をするつもりだ!」
【えへへ~さて、本物の宴が始まるぞ!この地獄への切符を、お前ら一生最後の贈り物と思って、しっかり受け取ってくれるよなぁ――!】
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