第13話 打ち上げ

撮影の後有名なファミレスカストに来た。


「じゃあ康介君、今日の撮影おつかれさまー」

「あ、お疲れ様です」

「康介おつかれーー」

「神崎さんもおつかれ」


そんな感じで今日のことを話し合った。

少し話していると注文したハンバーグやらポテトやらがきたので食べ始めた。


「ねぇー康介の美味しそう。1口ちょうだい」

「1口ならいいぞ」

「私がいっぱい食べる人みたいじゃん!」

「実際紅葉は結構食べるじゃない」

「七海さんまでー」


俺は自分のフォークに切り分けてあったハンバーグをさして神崎さんに渡した。


「これって間接キスだね」

「ん!!やっぱりちょっと待て」

「もーたべちゃった」

「はぁーー」


可愛すぎかよ。なんで神崎さんにこんなにドキドキしないといけないんだよ。

俺が好きなのは七海さんだけだーーーー

それから1時間ほど喋ったりして解散になった。神崎さんは七海さんと一緒に帰るらしいので俺は1人で帰った。


「ただいまー」

「お兄おかえりー」

「なんだよ、まだ起きてたのか?」

「うん!今日の撮影どうだった?」

「結構楽しかったよ。しかも収入も多いし」

「良かったね。頑張ってね」

「おう!」


翌日

俺が学校に行く途中に神崎さんがいた。


「おはよー」

「おー」

「康介大ニュースだよ」

「どうしたんだ?」

「今度またライブやることになったの」


今回は意外とライブの間隔がないんだな。


「おーーそれは良かったな。また見に行くわ。」

「良かった。ありがとう。」


誘われなくてもライブには行くけどな。


「じゃあまたね」

「おーー」


学校についた俺はまず龍に報告した。


「またライブやるらしいけど行く?」

「もちろん行くぜー!あれから雪ちゃんのハイライト的なの全部見たわ」

「お前もオタクになったな」

「なんだとー」


それから何事もなく授業が終わり家に着いた俺は七海さんに連絡した。


『七海さん今度のライブ頑張ってください』


すると直ぐに返信が来た


『うん!ありがとう。康介君は見に来てくれるのかな?』

『もちろんです。まぁチケットが当たったらなんですけど』

『多分紅葉があげると思うわよ』

『そんなんですか!』

『うん!だから応援来てね』

『もちろんです』

『じゃあ明日も仕事だから寝るね。おやすみ』

『おやすみなさい』


よっしゃーーーーー、俺は心の中で思いっきり叫んだ。またライブに行けるぜーー

応援頑張ろ。

ライブ当日俺は思いもよらない事件に巻き込まれるとはこの時はまだ知らない。

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