第10話 連絡

「よ、久しぶりだな龍」

「確かに久しぶり感があるな」

「まぁ3日も会ってないからな」

『ピロン』


ん?なんだ?


『康介君昨日はありがとう!今日暇だったら私が出るテレビ見てほしーな!』

『しっかり録画してありますよ笑』

『ほんと?ありがとう。嬉しい』

『仕事頑張ってください』

『康介君も学校頑張ってね』



「康介なんでにやけてんの?」

「にやけてないって」


その夜俺は七海さんのでてるテレビを見終え七海さんに連絡した。


『七海さん面白かったですよ。七海さんの意外な一面があって』


今回七海さんが出ていた番組はクイズ番組だった。七海さんは頭がいいように見えて意外と馬鹿だった。


『見てくれたんだ。ありがとう!あの場に出ると緊張してクイズどころじゃないんだよ』

『確かにそれはありますね』

『ほんとに恥ずかしかったし』

『可愛いから大丈夫ですって』

『もう、そういう事すぐ言わないの』

『え、なんでですか?』

『勘違いするでしょ』


などとその後も連絡を取り合っていたら神崎さんから電話がきた。


「もしもし」

「今日はどうしたの?神崎さん」

「別にどうもしないけど」

「それより今日のクイズ番組良かったよ」

「あ、見ててくれたんだー」

「もちろん、、、七海さんをだけど」

「は?何それ。私は?」

「え、そんなに怒ること?」

「もう知らない」

「ごめんって」

「私は見てないんだ」

「もちろん見てたよ。都道府県の形当てる問題即答できたのはすごいと思ったよ」

「へーーまぁ許してあげるけどひとつ言うこと聞きて」

「いいですけど」

「やった!今度私と遊びに行こ」

「いや、バレるわ」

「大丈夫大丈夫人の少ないところだから」

「わかった」

「じゃあ今日はきるよ?」

「え、早くない?」

「ちょっと用事あるから」

「そうなんだ、じゃあまた明日ね」

「おう、じゃあな」


その後俺は七海さんとのメールに戻った。

『今神崎さんと電話してました。暇なんですかね?笑』

『え?ほんと?』

『はい』

『私ともして欲しいな』

『いや、さすがにファンとしてダメですって』

『いいじゃない』

『じゃあ俺の心の準備ができるまで待っててください』

『わかったわ』


そして今日のメールは終わった。

「はぁーー七海さん可愛いな。」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

いつも応援ありがとうございます

神崎さんと七海さん最終的にどっちとくっつくかお楽しみに!






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