第6話 ライブ

そしてライブ当日


「すげー人だな」

「龍こういうのは初めてだもんな」

「ああ、ちょっと楽しみだよ」

「それは良かった」


俺はあの電話の次の日に神崎さんからチケットを2枚もらい龍と行くことにした。


「それにしてもすごい人気だな」

「そりゃそうだろ」

「神崎さん見るの楽しみだわ。学校とどう違うのか」

「龍はただ神崎さんの事が見たいだけだろ」

「バレた?」

「当たり前だろ」

「そういえば席ってどこなんだ?」

「それは俺も分からない」

「どこで確認するの?」

「あそこだ!」


俺と龍は席の番号が書かれている場所にいき席を確認すると思わぬところに俺たちの席が書かれていた。


「これって1番前だよな?」

「え、うん」


まさかの1番前だったのだ。神崎さんさすがにそれはやばいってと思いながら席に向かった。


「いやー運いいな」

「ほんとだよ!こんな所相当運が良くないと当たんないぞ」

「俺からしたら初めてでこれだと次とか席が悪いと行けなそうだな」

「お前は俺が誘わないと来なさそう」

「まぁそれもそうか」

「まもなく開始の時間です。スマートフォンの電源はお切りください」

「俺ちょっとトイレ行ってくるわ」

「おい、もう始まるぞ!」

「まだ大丈夫だよ。あと5分は始まらないから」


俺はトイレに行きある人物に連絡した。


『神崎さん頑張れよ』

トイレに行き神崎さんに連絡した。するとすぐに既読がつきかえってきた。


『ありがとう!頑張るね٩(🔥▽🔥)۶』


俺はそこからトイレをしてすぐに戻った。


「ただいまー」

「ギリギリだったな」

「よし、龍これかしてあげる」

「これがペンライトってやつか」

「そうだ」

「へーなんかワクワクしてきた」

「ちなみに神崎さんは赤色だから赤色にしとけ」

「おう、」


そしてライブが始まり神崎さん達Happyエンジェルのメンバーがでてきた。


「みなさーんこんにちわー」

「私たちHappyエンジェルです」

「おい、神崎さんいるぞ」

「当たり前だろ」

「それより1番右の子可愛くね?」


Happyエンジェルは5人組のアイドルで龍が可愛いと言った子は茶髪ショートでギャルっぽい見た目だが性格はよくお姉さんキャラとしてやっていて胸も大きい。名前は一条雪(いちじょうゆき)神崎さんに次ぐ人気メンバーだ。


「あれはゆきりんだ」

「あの子のペンライトの色は?」

「白だ」

「康介ごめん、俺多分今日でハマるかも」

「それはいいことだ」


そしてライブが始まった。最初の曲はデビュー曲のGODHappyだ。


「おーー」

「どうした?龍」

「なんかこの一体感すごいな」

「コールを覚えたらもっと楽しいぞ」

「なんか俺どんどんオタクになっていくような」

「ははは、楽しいからいいじゃん」

「確かに」


その後もライブは続いていき今は神崎さんのソロ曲だ。


「神崎さん歌めっちゃ上手いな」

「これ生歌だぞ」

「やばいな」


あ、神崎さんがこっちみた。おーーウインクしてきた。


「龍俺、推しメン変わるかも」

「え、誰なんだ?」

「それはおいおい説明するわ」


実は俺の推しメンは神崎さんでは無い。これだけは言っておく。


そしてライブもラスト1曲になった。


「みなさん今日は来て下さりありがとうございました。次で最後の曲です。楽しんでいってください。」


そして最後の曲は大ヒット曲のstarを歌って今日のライブは終わった。


「めっちゃ楽しかったー」

「やばい、俺ゆきりん推しだわ」

「お前もこっちの世界にくるとわ」

「楽しかったからな」

「またライブ一緒に行こーぜ」

「そうだな」

「じゃあまた学校で」

「おう、じゃあな」


そう言い俺と龍は別れた。その後俺は家に帰り神崎さんに連絡した。


『今日のライブお疲れ様、めっちゃ良かったよ』


そこでスマホの電池がきれた。


「まぁ連絡はまた明日でいいか」


その後風呂に入りご飯を食べて俺はすぐに眠りについた。









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