第3話 初デート?

「今日はどこに行くの?」

「とりあえず2人でゆっくり話せる所がいいから、あそこのカフェとかどう?」

「いいよ。」


そして俺と国民的アイドルの神崎さんはカフェに入った


「えーと、私はストロベリーフラペチーノで」

「俺はカフェラテで」

「かしこまりました、少々お待ちください」


注文を終えた俺たちは席につき注文したものを飲み始めた。


「これめっちゃ美味しい。ずっと飲みたかったんだよね。」

「それ、今CMやってるよね?ここのカフェの新作とかで」

「うん!ちなみにそのCM出てるのは?」

「もちろん知ってるよ。神崎さんでしょ」

「せいかーい」


それからどうでもいいような話をしていきある程度距離が縮まった所で神崎さんが突然言い出した。


「康介君、あの時は助けてくれてありがとう」


俺はやっぱりかと思った。薄々気づいていたが違うだろうと思って気づかない振りをしていた。


「あの時って車にひかれそうになってた時だよね?」

「うん!」

「あれが神崎さんだったなんて、無事で本当に良かったよ」

「私あの時怖くて動けなかったけど康介君が助けてくれたから、本当にありがとう」

「それは全然いいよ。終わったことだし。俺が今1番聞きたいのはなんで神崎さんがレンタル彼氏なんか使ってるの?」

「それは康介君にお礼を言うためだよ」

「それなら学校でよくない?」

「それは、ちょっとみんなの前で康介君に話しかけるのは恥ずかしかったから」

「はは、国民的アイドルの神崎さんが恥ずかしいなんて」

「もーなんで笑うの」

「でもよく俺がレンタル彼氏やってるってわかったね」

「それは友達との会話を聞いててもしかしたらと思って頑張って調べたら康介君がいたから。」

「そーゆー感じか」

「じゃあ普段は使ってないんだよね?」

「もちろん」

「いやー良かったよ」

「ん?なんで?」

「国民的アイドルがこんなの利用してたら大事だからね」

「ははは、確かにね」


そんなこんなで話をしているとあっという間に10時になった。


「じゃあ今日の代金は8時から10時の2時間なので2万円です」

「はい、これ」

「しっかりもらいましたっと。じゃあ気をつけて帰ってね。」

「う、うん」


そして俺は彼女が見えなくなるまで見送り俺も家に帰った。


「ただいまー」

「あ、お兄おかえり」

「まさか今日もカレーか?」

「うん!昨日の残りだけど」

「全然いいよ」


家に着くと渚がいつも通り出迎えてくれた。

やっぱり妹は可愛いな。


「お兄どうしたの?なんかいいことでもあった?」

「ああ、めっちゃいいことがあったよ」

「へーそうなんだ」


実は俺はHappyエンジェルのファンなのだ。

だから神崎さんと喋れたあの時間はとても楽しかった。楽しかったっていうかもう夢の時間すぎてやばいくらいだった。俺明日死ぬのかな?レベルでやばい。やばいしか言えない位今焦っている。よくよく考えたらあの状況かなりやばかったと思う。まぁもうあんなことはないけど。


「じゃあカレーでも食べようかな」

「うん!一緒に食べよ」

「あれ、渚待っててくれたの?」

「当たり前じゃん。お兄と一緒に食べるから美味しいのに1人で食べるなんて嫌だもん」


渚も神崎さんに負けないくらい可愛いな。







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