第3話

部屋割りが、全員決まった頃に上級生達が帰ってきた。

「「あっ!迷子のお姫様!」」

「シャローム!また会えて嬉しいわ!アクエラドールになったのね。」

汽車で助けてくれた3人!

同じ寮なの?!やったーー!!

『ペローラさん!先ほどはありがとうございました!』

目標とする人できたかも。

「ふふふっ。さん付けは恥ずかしいわ。もう仲間なんだから、ペローラでいいわよ。それと、敬語もなし!よろしくね、シャローム。」

敬語なしか。頑張ります。

「ところで姫。」

「俺たちのこと覚えてる?」

最初に声を掛けてくれた2人。

顔がそっくりだから、兄弟??

「フレディ!ジョージ!僕の兄さんだよ!」

『ロルアのお兄さん、双子?!』

「同じ寮になれて!」

「嬉しいよ!」

息ぴったり。

この人たちは、どうしてこんなに喜んでくれるの?

「ルーナ!ロゼッタ・グレジャーよ。よろしくね!」

『ロゼッタ、よろしく!同室になってくれてありがとう。』



夕食の時間まで自由時間らしいので、お部屋に来ました。

「いい部屋ね。不自由はなさそう。あっ、この子はシャンクス!」

長毛種ね。

ちゃんと毛のお手入れされてて、グレジャーらしいわ!

『よろしくね、シャンクス。この子はモンブラン。メスのフクロウよ。』

とシャンクスに紹介すると、

«よろしく、ルーナ、モンブラン!»

って言う声がした。

「ルーナ、あなた動物と話せるのね?!」

あっ、やってしまった。

『そうなの。気づいたら話せるようになってた。』

ん?何で目を輝かせてるの??

変なのって思わないの?

おかしな子って思わないの?

「すごーーーい!!2匹とも仲良くしてくれるわよね?」

『大丈夫でしょ!』

ここでは、そういうことはなさそう。

ロゼッタは、受け入れてくれたし。

«私は、ケンカとか争いごとは嫌いだから。シャンクス、仲良くやろうね。»

«うん!自分よりデカイヤツとケンカしようとは、思わないよ。»

ふふっ、大丈夫そうね。

『ワクワクする授業がいっぱいだわ!!』

「そうね。ルーナとなら、予習もはかどるわ!」

『そろそろ、夕食の時間かな?』

「大広間に行きましょ!」



大広間に行くと、ロルアの隣に見慣れない、丸メガネの男の子とハーフアップの可愛い女の子がいた。

「ロゼッタ、ルーナ!紹介するよ!僕と同室になった子!」

「はじめまして!アラス・ハンドリーと言います。よろしくね。」

と丸メガネの男の子が自己紹介してくれた。

アラス・ハンドリーか。

「私は、レリーフ・ミルキィ!よろしくね!」

可愛い名前!

『私は、ルーナ・シャローム!よろしくね。』

「ロゼッタ・グレジャーよ。よろしく!」

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