第76話 こんな所に美女が居た! 6
ミルのような美女の美爆乳を生で見れた俺は、感動と幸せいっぱいだった。
でも俺は、その後すぐミルに服を着てもらうようお願いした。
理由は2つ。
1つはこれ以上見ていると理性を保てる自信が無かったから。
あと1つは、ネットルーム滞在可能時間が1時間を切ったからだ。
多少の滞在時間はいざという時の為に残しておきたい。
俺はヒールで鼻血を止め、血で汚した服などをクリーンで綺麗にした。
そしてミルに近づいていく。ミルは着た服の上から胸を撫でていた。
その撫る姿は、まだ胸にコンプレックスを持っているように見えた。
あんなに立派なのになぜだ?
俺はもう一度ミルの胸を褒める事にした。
「ミル、もう一度いう。オマエの胸は紛れも無く最高の胸だった。
大きくてかつ美しい形をしている。
本当にごく一部の女性にのみ与えられたすごい胸なんだ!」
「ほ、ほほほ本当ですか?」
なんか救われたような顔をするミル。
「もちろんだとも!
誰が言ったのかは知らないけど、女性の胸を『ぱい』と呼ぶそうだ。
そして小さなぱいを『ちっぱい』といい、普通のぱいはそのまま『ぱい』、
そして大きいぱいを『おっぱい』というのだそうだ。
ミルの胸はまさにその『おっぱい』であり、その中でも頂点に位置する、
まさにキングならぬ『クイーンオブおっぱい』なんだ!」
大きい胸が好きな俺は、熱を込めた力説をした!
[本当に馬鹿ですね・・・・]との誰かからのツッコミも気にしないぜ。
これは俺の中で絶対譲れないことだからな!
「そ、そそそんな・・・・
本当に私の胸は、それほどそんなに凄いのですか??」
と自分の胸を見るミル(笑)
「そうだとも!しかも大きいのに形が崩れてないんだから!
むしろ誇ってしかるべきだ!」
俺はまたまた力説していた。
力説する一方で、内心で残念がっていた。
本当はもっとミルの爆乳を見続けたかった。そして揉みたかった!!
あのミルの爆乳を下側から揉んでいたらきっと・・・・
もももにゅん♪(?)って感じで
すごく気持ちのいい柔らかさと、重さがのしかかったのだろうなぁ・・・・
「あの、シュウイチ様・・・・
なんで急に悲しい顔をされているのですか?」
「ああ、不安にさせたかな?すまない。
その、包み隠さず本心をいうとだな・・・・
ミルの胸がすごく素晴らしかったので、本当はもっと見続けたかったし、
ぜひ揉んでみたかったんだ!
それが出来なかったのが悲しくてな・・・・」
俺は真顔でまた、余計なエッチぃ台詞を言ってしまった。
「な、な、な・・・・それはちょっと・・・・気持ち的にまだ・・・・
で、でも、そこまで私の胸を評価してくださるとは・・・・その・・・・光栄です・・・」
胸部を両手で隠しながらも、礼を言うミル。
「逆に聞きたいのだが、なんでそんな立派な胸なのに自信がないんだ?
なんつうか、ミルの中では『大きい=下品』みたいな認識になって
いるような気がしたんだけど・・・・」
「は、はい。
ヴァンパイアロードの寵愛をうけた美女たちのほとんどが、
なんていうか、慎ましい大きさばかりの方々でしたから・・・・
そしてその方たちは私やニルお姉ちゃんの胸をよく『下品』って呟いてました。
なので、『そうか、この胸は下品なんだ』って嫌ってたんです」
・・・・それって、単にひがんでたんじゃないのか?
あと、ヴァンパイアロードの美女たちの中に巨乳はいないのかよ?
俺的にはけっこういそうな気がするんだけどなぁ・・・・
(↑自分の願望が入っている事に気づいてない)
こういう時こそ、このお方に登場してもらって聞くに限るな!
「・・・・はぁ・・・・
普通にお願いするという事ができないのですか?
しかもこんなくだらない事で。まったくシュウイチさんは・・・・」
と、呆れ顔で登場してくれたのはもちろんさっちんだ。
「くだらない」なんてないぞ!お胸様の話なんだからな!(w
「・・・・まあいいです。いつものことですからね。
ヴァンパイアロードの寵愛を受けた女性たちほぼ全員の胸部が大きくない
理由は、いたってシンプルですよ」
あくまで「巨乳じゃない」とか言わないのがさっちんらしい。
「単に別の異性に汚される前に寵愛・・・・つまり血を吸って自分のモノと
しているからです。
プライドの高い彼らは、目をつけた美女が誰かに汚されるのを好みません。
この世界では14~18歳の間に経験している人が圧倒的に多く、
ましてそれが美女なら尚更なので、その前に狩ってしまうからですね」
ああ、そういうことか
「つまり何か? 誰かに汚される前の青い果実のうちに頂いてしまうから、
ロードの美女たちの胸は控えめなのが多いってことか?」
「そういうことです。
当然あと数年もすればシュウイチさん好みに大きくなる女性もいたでしょうが、
血を吸われた時点で外観の成長は止まりますので・・・・」
ふ、ふふふ・・・・
その話を聞いたとき、俺の中でヴァンパイアロードは嫌いの部類に入った。
入ってしまった。
幼さ残る女性の血を吸って成長止めるとは、なんちゅうもったいない事を!
それなら
ヴァンパイアロード、許すまじ!!
「あ、あの・・・・シュウイチ様はどうしたのでしょうか?
急になんというかその・・・・気持ち悪い笑いをはじめたのですが・・・・」
「気にしないでください。ちょっとお馬鹿な考えに浸っているだけですので♪」
誰が馬鹿な考えだ!?
おっといけない、また没頭してしまった
「すまない、ちょっと考えこんでしまっていた。
それでミル、そのさっきの条件の返事のことなんだが・・・・」
「は、はい!それは・・・・」
「あ、やっぱり今は答えを言わなくていい!!
今はこんなデブ体系だし、急な話だから決めにくいのもあるだろうし・・・」
そう建前で言ったが、本音は返事を聞くのが怖くなったからだった。
というのも、ミルは一度も俺の出した条件に『はい』とか『なってもいい』
とかの台詞を言わなかったことに気づいたんだ。
そして今ミルは困ったような顔をしていたので、焦って先延ばしにしたんだ。
だってここで『嫁になるのは嫌です』と言われたら・・・・
間違いなく俺は落ち込んでしまい、この後家族と対面なんて出来なくなってしまうだろうからな。
「俺は一度このジャスティス家を離れて、数ヶ月旅してから一度戻ってくる。
その時は今より痩せてマトモな容姿になっているだろうから、
返事はその時でいいかな?」
「あ、はい。それは助かります。
実は私もシュウイチ様に同行してもらう前に一度ヴァンパイア領に戻って、
まだお姉ちゃんと父たちの戦いが続いているのか確認をとろうと思っていましたので・・・・」
「ああなるほど。そういえばそうだよな。
ちなみに、それってどれくらい前の話なんだ?」
「はい、400年前です。」
・・・・
・・・・は?
「悪い、もう一回言ってもらっていいか?」
「判りました。400年前です」
・・・・
「あ、あ・・・・」
「? 『あ』ですか?」
「アホかぁ~~!!!!!」
俺はミルのおでこに遠慮なくチョップをした!
「イタッ!!
急にヒドイです! それになんで『アホ』なんですか!?」
「なんでじゃないだろう!?
そんな前ならとっくに終わっているだろうに!今更行ったところで無駄足だ!」
だって400年前なんだぞ?400時間ならまだしも・・・
さすがに終わっているだろうよ!
「いえ、まだ終わっていませんよ・・・・」
と、ここはいったん補足を入れたほうが良いとでも思ったのか、
さっちんがマジな横槍を入れてきた。
「ええ?本当なのかさっちん?
だって400年も経過しているんだろう?
ならとっくに終わっているんじゃないのか?」
「ええ、普通ならそうでしょうね。
でも彼女・・・・ミルさんの故郷たる『ヴァンパイア領』だと話は別なんです」
ヴァンパイア領だと話は別?なんで?
ああ、時間が無いのにまた聞きたい事が出来てしまった。
結局俺は、さっちんに説明を続けてくれと促すのだった。
**********
=作者あとがき=
作者の獰猛死神です。読んで頂いてありがとうございます。
まず、また更新が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
それとこの話、4つくらいで終了させようと思っていたのですが、
またこんなに長くなってしまいました。
(しかもまだ終わってないし・・・・(汗)
また、コロナ感染が本当に酷くなっています。
自分の働き先関係でも、ちらほらと数名出たと聞いております。
本当に他人事ではありませんので、皆さんも気をつけてください。
作者はチキン野郎ですので、誹謗の類はご遠慮下さい。
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