第26話 転生特典は何? 2

「名前はもう修一さんに任せますので、後で決めてください。

 修一さんと修一さんが認めた方だけ入れる要は「ネットルーム」です。

 その空間で一日過ごしても、現実世界では24分しか進みません。

 あ、言い忘れてましたがテラクラムも1日24時間です。


 この空間は、現実世界時間を無駄に消費しない為です。

 でないと、1ヶ月部屋から出ないとか修一さんはやりそうなので。

 以下が条件ですので把握しておいて下さいね」


 えっとどれどれ・・・・

俺は目の前に表示された文章を読んでいく。


①ネットルームへの入り口は修一さんが念じた場所にドアとして出現する。

 ドアの場所は中の者が全員出ない限り変えられない。

 また、当然ながら入れない場所にドアは設置できない。

②ネットルームへのドアは修一さん及び修一さんが認めた者以外は見えない。

 また触る事も開ける事も通る事も不可能。

③ネットルームに滞在できる時間は一日2時間。(現実世界で2分)

④「③」の滞在できる時間を増やすにはお金が必要。

⑤滞在できる時間が切れると強制的にドアから出される。

⑥現実世界側のドア前でネットルーム内に居るものを呼べば、

 ドア近くに居なくても呼ばれている事が判る。

 ただし、修一さん及び修一さんが認めた者限定。

⑦ネットで見れるアニメや漫画及び遊べるゲームに関しては、 

 最初は地球で1990年までに作成・公開・販売された商品とする。

⑧「⑦」の年代に関しては、「お相手」を1人増やす度に5年増える。

⑨ネットショッピングにはお金が必要。価値ある品で代替も可。

 「美しい愛の管理女神様鑑定」で査定は一瞬♪

⑩買ったものは「美しい愛の管理女神様便」で即届く♪

⑪買ったもので外に持ち出せない商品(オーパーツ商品)は、

 ネットルームのドアから出した瞬間に消える。

⑫ネットルームでの経験や睡眠等は、現実世界で得たものと同じとする。

⑬お相手を1人増やす度に、ネットルームの空間が5㎥ずつ増える。

 お金でルーム改造も可能♪

⑭ネットルームのパソコンから「美しい愛の管理女神様」へ連絡メール可能♪

 

・・・・説明分が長い。あと「美しい愛の~」等の部分には触れないでおこう。

それにこれは・・・・・


「シグリーシャ、一応確認で聞いておく。

 このオーパーツ商品というのは、『現在のテラクラムでの科学力では製作不可能』

 の商品を指すという認識で間違いないか?」


「はい、なので大抵のものは持ち出しできない事になりますね♪」


 ・・・・だろうな。

ファミ〇ンとかプレ〇テなんて中世にあったら間違いなく異常だからな。


「この能力をくれると言うのなら、ぜひ喜んでもらおう。

 名前は『ネットルーム』そのままで頼む」


「判りました。

 あと喜んでもらって良かったです♪

 頑張って作成した甲斐がありました~」



・・・・



「なあ、シグリーシャ」


「はい、なんでしょう?」


「ネットを使いたいと望んだのは俺だ。

 ネットに接続できれば生前の俺の趣味の大半が出来るからな。

 でもさ・・・・・」



 今回、俺は一切ふざける事はせず真面目に聞いた。




「なんでこんなんだ?」








 ・・・・







 シグリーシャもそれまでの笑いを止めた。




**********

=作者あとがき=


作者の獰猛死神です。読んで頂いてありがとうございます。


ネットルームの条件、なんか不都合ないか不安です。

あと3話前後でプロローグ終わる予定です。


そして転生直後の話は人によって合わないかもです。


作者はチキン野郎ですので、誹謗の類はご遠慮下さい。

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