第24話 魂力が重要だった理由

 さて、ここまでの話を要約すると・・・・


・シグリーシャの世界では人の割合が少ない

・人が少ない理由は魔物や他の種族に対して弱すぎるから

・その為、凄い魂力と素質を有する男の子とその子孫に期待していた

・その男の子がNTR及びその他もろもろにより魂が死んでしまった

・未来の為に男の子と同等の魂力を持ちかつ転生して貰える人を探していた

・その条件にあう魂力の持ち主が俺


「この認識であってる?」


「はい、バッチリです♪」


 なるほど・・・・

俺は改めて内容を確認していた。


「あのさ、どうして同等の魂力の持ち主じゃないとダメだったの?その理由は?」


「はい、その理由はですね。

 私のこの世界が基本的に「魂元素(こんげんそ)」で成り立っている事が関係しているからなんです」


魂元素?これまた聞きなれない言葉が出てきたな。


「難しく考えなくても大丈夫ですよ。

 全ての力や生命の「素」となる存在と考えて貰えれば判り易いと思います。

 修一さんのラノベ知識で言うなら「外気(マナ)」が該当するかと思います。


 ・・・・少し説明が長くなるかも知れませんがご容赦くださいね♪

  

 神が取り込めば「神力」になり、魔が取り込めば「魔力」になります。

 精霊であれば「精霊力」ですね。

 そして普通の動植物が取り込めば「生命力」に変換されます。

 ・・・・まあ動植物の取り込める魂元素量は本当に微少ですが。


 そして、この魂元素を「早く取り込める」「多く貯めれる」「上手く扱える」

 存在ほど「強い」という事に繋がります。

 あくまで目安ではありますが、そのように認識しておいて間違いありません。


 人族の場合、魂に魂元素を溜め込んでから目的の力に変換して使用します。

 そして魂力が大きいほど魂元素を早く、そして多く貯められます。


 ・神の力を借りて癒しを行う場合は「神力」に変換して「神法」を

 ・魔の力を借りて破壊を行う場合は「魔力」に変換して「魔法」を

 ・精霊の力を借りて水など出す場合は「精霊力」に変換して「精霊術」を

。・「生命力」に変換して腕に使えば、腕力強化と腕の防御力強化に

 ・「生命力」に変換して武器に使えば、威力強化と硬度強化に

 

 と言った具合です。 

 

 精霊だけ「術」と呼ぶのは、精霊と契約してないと使えないからですね。

 神法や魔法なら、使用する「神(魔)力」とレベルが足りていれば

 まあ基本は使えますから。

 

 また、腕力強化などは効力を切った後は当然その反動があります。

 なのでお勧め出来ません。

 素直に神や魔の力を借りるのがいいと思います」


 ふむふむ。

じゃあ例えば、魂力に魂元素を貯めて全身強化をして

「界〇拳、10ベィだぁー!」なんてやった日には・・・・


「そのあとで間違いなく死にますね♪」


 だよなぁ・・・・

俺、やちゃいそうでなんか怖い・・・・



「まあ早い話、人族は魂力が大きいほど強さに繋がるんだな。

 なら、俺は人としてこの世界に転生しても強いってことになるのか?」


「はい。まあ修一さんは地縛霊で得ている『力』で既に強すぎですけどね。

 ともかく、魂力が大きいほど魔物等に対抗できる「力」となります。

 

 そして、修一さんは魂力が大きいのでたくさん「魂元素」を貯めれます。

 シュワンくんは力を扱う才能があり、容姿・体格・体力に恵まれている。

 また特性を子孫に伝えれる優秀な遺伝子を持っている。

 

 つまり、修一さんがシュワンさんに転生したのち、

 シュワンくんも超える大きい魂力に魂元素をたくさん貯めて、

 その魂元素を宿した遺伝子をお相手さんの中に放出して、

 それをお相手さんが受け止めて身籠れば・・・・」


「その遺伝子には俺の魂力、シュワンの才能、容姿、体格、体力が記憶されている。

 更に遺伝子に宿った魂元素が相手のお腹の中でそれを再現しようとする。

 なぜなら、魂元素は生命の「素」でもあるから。

 

 そして生まれた新しい命は魂力をはじめ色々優れていて、

 成長すればその力で魔物とかに対抗出来るようになる。

 

 それを繰り返していく事で人口が増えていく。

 少なくとも、この力を受け継いでいった子孫が簡単に減る事はないと」


「はい。そのとおりです。

 それには「魂力の大きさ」が一番重要で必須だったんです。

 だから修一さんが必要だったんですよ♪」


 ふふ、ふふふふ。

そうか、そういう事だったか。


「俺は本当に、異世界の人種を救う使命を帯びているんだな。

 その為にエッチが必要不可欠なんだな。

 うん、これぞ本当の戦うおとこの萌えるロマンだぜ!!」


「・・・・字が少し違っています・・・・」

いつもと違って疲れたツッコミのシグリーシャ様。

修一はこれからの事を考えて興奮していて全く聞いてない。


「もうすぐ人類救世主たる俺が行くからな。

 待ってろよテ〇フォースの世界!!

 そしてド〇ファン王国よ!!」


「・・・・テラクラムにドルフィス王国です。

 勝手に修一さんが昔プレイしたゲーム関連の名前に変えないで下さい・・・・」



・・・・


・・・・あれ違ってた?




**********

=作者あとがき=


作者の獰猛死神です。読んで頂いてありがとうございます。


なんか真面目な部分とおふざけ部分が混ざりすぎかもしれませんね。

読みにくかった方すみません。


しかもまだプロローグ終わってない。

ダメダメだな。


もっとうまく書けるようになりたいです。


作者はチキン野郎ですので、誹謗の類はご遠慮下さい。

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