第22話 転生(と書いて奇跡と読む)の価値は?
自身の感情の高ぶりがなかなか収まらない。
ちくしょ~、落ち着け俺!
「ふふ、どうやら転生OKして貰えそうですね♪」
「ああ、よっぽど酷くて無理な条件を押し付けられるとかで無ければ、
ぜひ転生させてほしい!」
「酷いどころか、修一さんには夢のような内容ですよ?」
・・・・
どういう意味だ?
「転生先で貴方にして欲しい事は、『多くの子孫を残す事』です。
つまり管理神である私からのお願いは、
『たくさんエッチをして欲しい』って事なんですよ♪」
・・・・
・・・・
マ ・ ジ ・ デ ・ ス ・ カ !!!
「はい、マジで大マジですよ♪
管理神である私、女神シグリーシャ公認でのエッチが出来るんですよ~」
・・・・これは夢か?
そうか、俺の妄想が見せている夢なのか!
「違いますって。なんか変なスイッチ入っちゃいました?」
夢じゃないのか!
つまり、つまーり、転生した先で魅力的な女性が居たのなら、女神の名の下に問答無用で押し倒して良いと言う事か!なんて素晴らしい!
修一はオールマイ〇ィーカードを手に入れた!(♪チャラララッララー!)
爺、布団を敷け~!!
「それも違ってますよ~」
ガクッ!
「違うのかい!じゃあ公認ってなんなのさ?なんか得することはあるのか?」
「ありますよ~
まず修一さんには「シグリーシャの使徒」という私の加護が与えられます。
これは体力や持久力が大幅アップするんです。
つ・ま・り、「絶倫」になるって事なんですよ。
さらに修一さんと結ばれたお相手さんは、無条件に「シグリーシャの盟約者」という私の加護が与えられます。
これは一種の強制的な「主従関係契約」でもあります。
強引に力ずくとかでの行為で結ばれた場合はダメですが、
ある程度納得しての行為であれば発動します。
この加護を受けたお相手さんは私との盟約、つまり「修一さんの子孫を残す盟約」を交わした事になります。
なのでそのお相手さんは、別の方と関係を持つ事が出来ません。
また修一さんが望まない限り、神や魔でもこの加護の破棄や新しい契約更新が出来ません。
つまりそのお相手さんに別の誰かが強引に関係を持とうとすれば私の名において天罰が下りますし、
加護の解除や別の人と奴隷契約しようとしても全て無効・破棄されます。
神や魔や精霊、龍属であっても同様です。
さらに、結ばれたお相手さんは修一さんへの愛情が薄れにくくなるという豪華特典付きです♪」
・・・・
・・・・あれ?
「質問、シグリーシャも「神」なんだろ?
なんで他の神や魔が契約破棄出来ないんだ?
シグリーシャってそこまで高位の神なのか?」
「はい♪
だって私はこの世界の神・魔・人・精霊・龍など
全て含めて管理している神なんですよ?
力あるそれらの存在全てが一斉に挑んできてもイ・チ・コ・ロ・です♪」
・・・・
そんな凄い神だったんかい(汗
で、俺はそんな女神様に「うるさい」とか言っていたのか?
やばい、気分を害さないよう態度を改めないと…
「クス、大丈夫ですよ。
修一さんへのツッコミは楽しかったですからね♪
そんな事で怒ったりしませんよ」
よかったぁ。ありがとうシグリーシャ様。
その寛大な心と胸と太ももに感謝を!
「・・・・胸と太ももは関係ないのでは?スケベですね♪」
ふ、ツッコミもありがとう!
さて、今までの話をまとめると・・・・
俺と結ばれた相手は主従関係となっていて俺から離れない。
別の相手と結ばれる事もない。
俺の子孫を残す使命を受諾した事になると。
そして愛情が薄れ難いという事は・・・・
ゲームで例えるならプレゼントとかあげて愛情度を上げればいい訳だ。
たくさん愛情を上げれば、当然エッチもやりたい放題!
しかも加護により
♪俺は絶倫~ 誰に~も止められないぜ!
となる訳だ。
やばいやばい、なんだこの感じは!このプレッシャーは!
なんつうか、昔18禁DVD初めて買って開封した時の興奮みたいな感じだ。
俺は今、猛烈に動揺してる~!
「・・・・嬉しさのあまり暴走モードにでも入りました?」
かもしれません・・・・
**********
=作者あとがき=
作者の獰猛死神です。読んで頂いてありがとうございます。
自分の書きたい事がうまくかけません。
文章ってほんとうに難しい。
思い描いていた内容が少しでも伝わるかなぁ。
あと、これで正真正銘 書置きがなくなりました。
次からの更新は牛歩です。すいません。
作者はチキン野郎ですので、誹謗の類はご遠慮下さい。
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