はみだしミニーチェ『超人』

 ニーチェの言う超人とは、人間の最高の在り方を指す。


 そもそも、この世界は善悪も、貧富も、権力も、あらゆる価値というものは幻想であるというニヒリズムの考え方に基づく。


 その中で、それでも自らの意志により生きるものこそ超人だという。


 『人間とは動物と超人の間をにあるロープである』


 というように、動物から人間になったそのさらに先にある存在こそが超人だという。


 世の中にある思想や常識、そのようなものに迷わされず、なんの価値もないという世界の中でも意志の力により生きることのできる人間像、それが超人。



 作中では、超人に変身することにより、一時的に戦闘能力が上がり、特殊能力に目覚め、格好良くなりますが、一般的に知られるニーチェの超人思想はまったくそのようなことではないので吹聴すると恥をかくことになります。

 しかし、そんな恥などというものの影響すらも受けないのが超人。


 価値は自ら決め、突き進むのだ!


 はみだしミニーチェは、主にニーチェに関する嘘、大げさ、紛らわしい記述を心がけております。

 正しいニーチェに関する情報が欲しい方は、ニーチェの本を読んでください。

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