第3話 うっかり助手さん 恋愛編
うっかり助手さんは、若かりし頃 大変な ロマンチックな恋愛をしました。
うっかり助手さんは、その頃は 料理屋の皿洗いをしていました。
そこへ、街の大きな工場で働く
ちょっと 小太りの27才の青年と言うか、
その頃で言うと、
年上のお兄さん。
時は、1983年。
バブル全盛期の頃、
ちょっと年上の太々郎と言う 青年は、
その工場の下請けの労働組合の長から、
二番目の役を やっていました。
若かりし頃のうっかり助手さん・・・・・。
皿を洗うのも 忘れて、
ずーと そのちょっと小太りの労働組合の
太々郎と言う 青年お兄さんに、
見とれていました。
薫さん、二度目の 恋でした。
高校2年生の頃、
その頃 ちょっと好きだった
遊び友達の様な、一つ上の先輩に、
その先輩の卒業式の前に、
振られた後、
うっかり助手さん、 その頃、
杉田薫と 言いましたが、
過ぎた事は 忘れて、
男の人の事は
想わない様にしていました。
21才の 薫さん・・・。
その太々郎お兄さんの
その食堂で、話している事を
ちょこっと 皿洗い中に、
盗み聞きして、
その頃のうっかり助手さん、薫さんの
頭には、
まるで、チンプンカンプンですが、
何故か、その頃の テレビで していた、大河ドラマのお姫様に
なった様な 気分に なってしまいました・・。
うっかり、皿を割ったり、
うっかり、自分の下に落とした
水に 滑って 転んだり・・・・・。
うっかり助手さんに、なる前の 杉田薫さん・・。
うっかりが 過ぎてしまって、
とうとう そのお兄さん青年、太々郎さんに、 失敗を食堂から 見付かってしまいました・・。
そして、 うっとり・・・・・・・❤️
太々郎青年は、
『どうしたんだ!!?? 君??』
薫さんは・・、
「いえ・・何も・・・❤️」
と・・・
そこへ、
店長が、やって来て、太々郎青年を、
店の奥へ、 押しやり、
『どうも、君が、来てから 薫さんの様子が 変なんだ・・・』と・・
太々郎青年は、
『ん・・??』
見に覚えが ない様子・・。
37才の賢い店長は、
「一度、
どこかへ連れてやってはくれないか・・」と・・。
太々郎青年は、
「しかし・・・」
太々郎青年は、労働組合の仕事と、
自分の仕事で手が一杯でした・・。
太々郎青年・・・。
『解りました・・。』
と、
次の次の日の 日曜日、
彼の車のに乗せ、
青い海の岸辺まで、
一緒に 行きました。
そして、又、その頃のうっかり杉田薫さんが、
全く分からない話を、
その岸辺で、太々郎青年が、話し・・、
薫さん・・・
「すいません・・わかりません・・。」と・・・。
しかし、うっかり薫さん!!
ここは、うっかりしません・・。
『出来れば、もう一度、さそって下さい・・・』と・・・。
そ〜んなうっかり薫さんの、
今は、『桃田薫さん』。
その青年も、63才。
ぽちゃぽちゃの会社では、
まあまあ上を務めるおじさんです・・。
二人の子供が出来た、
ちゃっかり、
うっかり桃田さん・・・。
そんな頃もありました・・。
そして、今でも、好きなドラマは、
自分が、世の中の渦に、巻き込まれて行く様な、ヒロインになりたい、
韓国ドラマ・・・。
休みの前の日の 自分のやっとの給料での、
週に、一回のごちそう、
アサヒスーパードライの2缶が、
御褒美です😁
今では、もう戻れない、あの頃を、韓国ドラマで、
うっとり見ている、
休みの日の うっかり助手さんでした・・・。
今日も、とある病院で、
うっかり、
台車から 患者さんの食事の後の、
大きな入れ物を 落としてしまいました😆
そーんなうっかり助手さんでも、 あ・り・ま・し・た・・。
続き・・。
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