第2話うっかり助手さん 宝くじ当たる編

今日は



うっかり助手さん 雨の日です。



傘を 忘れて 家を 飛び出して しまいました。



『まっ いいか!!!!』と、



旦那の 車に 飛び込み 自分で とある 街の 病院まで 運転です。



今日は 病院は 火曜日なので、



患者さんの



シーツ交換の 日です。

うっかり助手さん 桃田さんは、



シーツの 真新しいのを 20m位先の



患者さんの、



一部屋に 四つある ベッドまで



ポーン ポーンと まるで 円盤投げの 様に、 投げて 行きます。

うっかり助手さん うっかり シーツの、



真新しいのを うっかり、 患者さんに 当ててしまいました。



又 宝くじが 当たりそうに ないですね。



ある日・・・・・。



家に、 帰って来た うっかり助手さん 桃田さんの 出来事・・・・・。



桃田薫さんは



大の ピーナッツ嫌い・・・・・。



何故って???



うっかり助手さん 桃田さんは



もう 57才で 奥歯から 二本目が、



無いので ブリッジ形式の 部分入歯です。



そこで ピーナッツみたいな 固い食べ物は



歯に 挟まり 嫌いなのです。






そこへ 今日は 休みだった 太々郎さん・・・。



隣に どかっと 座り



うっかり助手さん 薫さんの 大の ピーナッツ嫌いの 事等 忘れて テレビの 野球中継を



見ながら、



柿の種を ボリボリ・・・。






一言、




「食べないか・・・・・?」と ・・・



うっかり桃田さん



『あなたねえ!!私が、 ピーナッツも 柿の種も 食べれない事 知っているんでしょ!!?』




『言われたわ!!!



病院で!!!!



患者さんに 優しく したら 宝くじ一億円

当たるって!!! 』






「あなたが 優しく ないから



私が 患者さんに 優しく 出来ないでしょ!!!!」



太々郎さん・・・



上の空・・・。

巨人戦を 見ながら・・・。




「聞いてるの???



一億円 欲しく無いの???」



「分かったよ・・・ 少しは 優しく するよ・・・。」と・・・。






それからは 太々郎さん、



少しは うっかり助手さんに



優しくしはじめ ・・・




ニッコリしながら



最近は 仕事を している



うっかり助手さん・・・。



ある 仕事休みの日



近くの ショッピングモールで 宝くじの スクラッチを、




『どうせ 今日も 外れだわ・・・。』と



心で ブツブツ 呟いて 擦ってみると、



7777



一億円 当たっちゃいました・・・。






神様は じっーと人の様子を 見ています・・・。



うっかり助手さん うっかり 車の キーを どこかへ 無くしてしまいました。




『あなたーーーーー!!!!



当たったわよーーーーー!!!!



一億円ーーーーー。



車どかっかへ 忘れちゃたーーーーー。』





と タクシーで 帰って 来ました。



『これで 働かなくて 良いわーーーー🖤』






と・・・・・。



会社である 病院の 事務長に、




「すいません・・・。 一身上の 都合で ・・・・・」




『会社を 辞めさせてください・・・・・。』





と もう ニッコリしながら、 言いました。





事務長は



『何故だね・・・・・?』と ・・・





『いや ちょっと 高齢で



体力が ・・・・・。』




と ニッコリ・・・。





すると



事務長は、



『仕方ない・・ では、 受理するか・・・』と・・・。






うっかり助手さん 桃田さんは



家で アサヒスーパードライを



2ケース買って



ゴロゴロ



テレビの 前で グビグビ・・・。




一日、




二日、





三日・・・・・・・・。





だんだん 桃田さんは 不摂生で 体調が




悪くなって来ました・・。




そこへ 太々郎氏・・・。






「コラッ 薫!!!



そんなんじゃあ 病気に なるぞ!!!」




うっかり 今は 酔いどれ 桃田さん・・・。





「いいのよっ!! 一億円当たったんだから・・・。」



『ビールの 一本や 二本くらい・・・。』



又 スーピー スーピー 寝てしまいました・・・。





うっかり助手さん、



目が覚めると



自分が 努めていた 院長の 林先生の、




診察室の 前・・・・・。



太々郎さんが、



左に 座り、



何か しゃべってます・・・。




『実わ・・・。



先日 薫が・・



宝くじ 一億円当たって しまいまして・・・。



この 調子です。



先生 診てくれませんか?』




うっかり助手さん、




ビックリ!!!!!




『嫌よーーーーー、



嫌ーーーーー、




入院はーーー





嫌ーーーーーーー。』






昔の 自分が した ちょっと




患者さんに ひどく当たった 事を



思い出しました・・。




林院長・・




「どうしましょう・・・。」




「一億円は 息子と 娘に 分けるから



帰してください。」



と きっぱり。




うっかり桃田さん・・・。そして




一億円の内の 九千万円は



息子夫婦と 娘夫婦に 家を 買ってやる事に



して 一千万円だけ 持って、





又 この とある 病院で 働き始めました・・。




うっかり助手さん、 何を やっても



うっかりです。



今日は 晴れの 日なのに



傘を 持って 出勤です。




『頑張るわ!!!!』



「私には この仕事よ!!!!」




と ・・・・・。




今日も




うっかり、


九月の カレンダーを




まだ 九月なのに、




十月まで、



破いてしまいましたとさ。


おわり。



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