ヤンキー美人先生の授業
(落語調でお読みください、、、 *:不特定の生徒です)
「お前らなー、いや違う、、君達、授業を始めるぞ、いやいや、始めますよ!」
*「あれ、ヤンキー美人先生、なんかいつもと違うぞ?」クラスの生徒はひそひそ、ひそひそ、、
「今日はっと、教科書35頁からだな、いやいや、からですね、、、」
*「先生、いつも通りで良いですよ、、、」クラスの一人が言いました。
「お前らが、いやいや、君達がそう言ってくれるのは嬉しいんだが、なにせ上が『言葉遣いは丁寧に』って、うるさくてなー」
*「そうなんですか?良いじゃないですか、別に。僕ら何も困ってないですよ、なぁ」うんうん、みんな、同意です。
「そうかな~?」
*「そうですよ!」
「じゃあ、止めた!もう、めんどくさいよー」
*「でも、父兄参観の時、どうします?」 実は、直近の予定に父兄参観日があるのでした。
「そうだなー。お前らが良い、って言ってくれてもさすがに父兄の前ではまずいかなー。」
*「どうしたもんですかねー」
「どうしようかな~?」皆で考えます。その内、一人の生徒が言いました。
*「『特別授業:ヤンキー風の先生が授業をしてみた』ってのはどうですか?」
「お前らのための父兄参観だぞ!なんで俺が主役になんなきゃいけないの?」
*「ほら、ヤンキー風の先生に慣れてない生徒が、初めてヤンキー風の先生にあたると、言葉遣いとかびっくりするじゃないですか!」
「そうか?」
*「そうですよ!」そうだ、そうだ、と皆、言いました。
「うーん、経験者は語る、ってやつかなー」
*「そうですよ、そりゃあもう、びっくりしました。なぁ」皆、うんうん、と頷きます。
「なるほど、それで経験の為ね、そうか、、 じゃあ、父兄参観日はそうしよう。」
ヤンキー美人先生と生徒は結束しました。
でも、父兄参観日の当日、ヤンキー美人先生と生徒のアイデアは教頭先生により却下されたのでした。
(お後が宜しいようで、、、)
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