体育館倉庫

(落語調でお読みください、、、   *:JKの山田さんです)




 休憩時間、JKの川崎さんは友達の山田さんと、天然イケメン先生について話してます、、、



「最近さ、天然イケメン先生ったら、ちっとも私らの事かまってくれないよね。」


*「そうそう、なんか高木さんばっかりかまっててさー。」


「そうでしょー。この前だってさ、高木さんたら『生徒指導室で天然イケメン先生に

叱られちゃったー。えへへへへー。』って、にやにや・デレデレしちゃってさー。」


*「全く、怒られに行ったのか、褒められに行ったのか?」


「「訳わかんないよねー!」」


「ちょっとさー、天然イケメン先生、いじめちゃおうよ。」


*「どうする?」


「それはさー、あーして、こーして、、、、、」


いたずらの作戦を練る二人でした。数日後の休憩時間、好天続きで使われてない体育館に

山田さんは天然イケメン先生を連れていきます。


*「体育館倉庫の奥に球が引っかかったみたいでー。たぶん、先生じゃないと取れないんですよー。」


「そうか、いいけど。」


二人は体育館内の物置である、倉庫に入ります。そこには幽霊の格好をした川崎さんが潜んで待っているのです。


*「先生、奥の方なんですけど、、暗いけど、分かります?」


「どれどれ、、、」


先生が探し物をしているのを良い事に、隠れてた川崎さんに加え山田さんも急ぎ、幽霊の準備をします。


*『じゃあ、いいかな?』


『うん!』


*「あれ、先生!これかなー?」


「おお、有ったか?」天然イケメン先生が振り向きます。


*「「ぎゃー!」」


二人は一目散に逃げだしました。


天然イケメン先生はゾンビ顔でした。実は、二人の悪だくみを事前にキャッチした天然イケメン先生のファンから、いたずらを事前に教えられ、逆に懲らしめてやろうとマスクを仕込んでおいたのです。


追いかける天然イケメン先生に、逃げる二人!二人は体育館を飛び出します。それをたまたま見かけた非リア充君が大慌てでご陰キャに報告します。


「ご陰キャ、ご陰キャ!」


「どうしたんだい、非リア充君。そんなに慌てて!」


「あっしね、見ちゃったんですよ、幽霊!しかも、足のあるやつ!」



(お後が宜しいようで、、、)

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