第227話 不屈の日と不屈の人


 魂の天の川を浮遊しながら、腕や脚を振り回したり、頭を抱え込んだり……


 あの子がサリウリ・レリークヴィエで倒れてたのが弟のミカラファ・レリークヴィエ!!?


 あの子がエルエルのご先祖様であの子が……思えば目を奪われるほどの金髪に空色の碧眼……顔立ちだってエルエルを幼くしたイメージの超絶美少女だ……って事は……


 僕が時渡の王子様……?


 …………ええええええええええええええええええええええぇぇぇ…………マジでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……………………?


 …………


 ……






 一人の女性が壇上をつかつかと歩いてきて、マイクスタンドの前に立ち、しなやかな一礼をした。


 ざわっっっ!!


 寂れたドームは綺麗に清掃が行き届いており、屋根が中途半端にしかないことにより積もり積もっていた雪も一か所に纏められ、真冬だというのに腕をまくって雪塊に腰かける汗だくの作業員たちも、熱狂の声で答えた。


 団子のように場外までひしめく十数万人の大観衆も、隣同士ぼろい服を擦り合わせ、縮れた袖を目一杯に振り上げた。


 それらの熱視線が向かう先は、壇上に現れた一人の人物。


 一分、二分……けれども彼女はまだ顔を上げない。鳴りやむことなどないかと思われた大歓声も、やがて「あれ……?」と一つ二つ減っていく。


 そんなどよめきが広がり切った頃。妙に静まった会場に穏やかな声が歩き出した。


「今日この日には、どんな名前がつくかしら……」


 頭を上げることなく、お辞儀をしたままのおかしな格好で話を始めた。


「私の小さなぼやきを聞いて協力してくれた家族。広めてくれた友人達。人の本音というものが相槌から聞こえる事はないけれど、だからこそそれは行動に現れると思うの」


 ゆっくりと沢山の時間をかけて語り今、やっと頭を上げた。両の眼で真っ直ぐに大観衆を射抜く。


「自分の足でここに集まってくれた皆にも、まずは私も本音を伝えておきたいの……ありがとう」


 二十代の煌めきは無くとも、黄金の髪は陽光に輝き、遠くからでも分かる程に大きく澄んだ、久しく見なくなった青空を思わせる瞳。


 笑顔の数だけ刻んだしわ。ひらひらと緩やかで華やかな衣装に包まれてなお、しゃんと伸びた背筋が力強い印象を与える。


 御年五十歳を迎え、未だ輝きを増す一等星。人々が口々に史上最高の作家の一人と称える大スター。世が世なら国民栄誉賞も人間国宝もノーベル文学賞も、あらゆる賞や栄誉を総なめにしたと言われる、生ける世界遺産。


「改めて、サリウリ・レリークヴィエよ!」


 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!


「ネット中継でも凄い人っ……まだこんなに生きてたのね!」


 彼女のブラックユーモアに、会場中がどっと笑いに包まれる。


 現在この光景は世界中の生きてるモニターに同時中継されている。会場でも確認できる端末などによる同時接続者数より、本当の視聴者数は遥かに多い。


 それを見たサリウリは微笑みを浮かべ、


「今日この日には、どんな名前がつくかしら?」


 それだけで大観衆が注目する。


「未来から振り返ったこの一日には、どんな言葉が似合うかしら?」


 短い語りだしだけで観衆は耳を澄ませ、沸いていた会場に再び静寂が戻ってくる。


「欲をかいた上での繁栄と後任の世界を考慮しない政策によってひずんだ世界に、追い打ちをかけるは自分勝手が起こした大疫病。

 起こるべくして起きたこの戦争に歯止めをかける為政者も、力を持った資産家も、とんずら決めて消えてしまった。

 百億人を突破した人類の繁栄なんて今や見る影もなく、技術者も統治者も隠れていって、生き残った僅か一パーセント未満の私達は、病に蝕まれる身体と混沌の無秩序の中、まだ壊れていない建物とまだ腐っていない残飯を奪い合う日々」


 サリウリはマイクの前から一歩も動かず、堂々と言葉を続ける。


「今日この日は、昨日よりも死に近づいた日かしら?昨日よりもお腹が空いてる日かしら?昨日よりもまた寒くなった日かしら?」


 観衆達の視線が力む。


「今日この日の世界地図にはもう集落なんて残っていない。新しい服も新しいエンターテイメントも、新しい命も……あといくつ数えていられるかしら?」


 いくつもの固唾がのまれる。


「……けど今日この日を責めるいわれはないわ。油や薬品に濁った海は、今日いきなり腐ったわけじゃないでしょう?緑はいきなり枯れたわけじゃないし、空もいきなりよどんだわけじゃないでしょう?

 私達人類は、私達人類の欲望に、緩やかに負け続けた!その結果が今日よ!私達は敗北を塗り重ねて来た昨日までを責めるべきなんだ!」


 静寂に痛みが混ざる。


「子供達はとっくに分かってる!全部世界のせいにして、無駄を悟ってしまっている!自分達は生まれる時代を間違えたのだと、そこには夢も笑顔も生まれない!だって今日この日は、終わりかけの一日だから!」


 観衆の多くは顔を下に落とし、涙を流す者や、何故そんなことを言うんだと憤る者もいる。


「……ここまで話したのは私の事実……ここからは私の意志を言うわ……」


 サリウリは握り拳を前にぐっと出す。


「私は本が大好きだ!!私は楽しいが大好きだ!!私は大好きな人達の笑う顔が大好きだ!!つまるところ、私は平和が大好きだ!!そしてこの想いは人類にとって共通の感情だと知っている!!私が書いてきた小説を世界中の人達が読んでくれたからだ!!」


 観衆が顔を上げる。


「服も食料も手に入れ辛い中、たかが娯楽を買ってくれた!!それが答えだ!!唯一にして絶対の私が信じる答えだ!!私達は平和が大好きなんだ!!」


 力強い言葉に、「お、おおおおお!!」と戸惑いながらも声が上がる。


「同時に、私達はもう学んでいるわ!!人類から暴力を取り上げる事は出来ないと。戦争が無くなる事など無いんだと!!終戦は次の戦争の為の準備期間なんだと!!

 だからこそ私は思う!!戦争は次の平和の為の準備期間なんだと!!」


 力強い意志に、人々の顔が色づく。


「創りましょう!!次の平和を!!」


 五十歳とは思えない全力のジェスチャーに僅かな笑いさえ起こる。


「かつての大自然も!!美しき生態系も!!素晴らしい音楽も!!楽しい物語も!!子供達の可愛らしい笑顔も!!……私達の大好きを繋ぎましょう!!」


 オオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォオォォォォォォォォォ!!


「この地に築きましょう!!人類を毒牙から守り抜き、人類がもう緑を奪わない為の壁に囲まれた、人類が笑顔を繋ぐための場所を!!清浄の土があって、まだ濁らずの海があって、原生の森があって、ゲノム編集前の食物があって……!!姿!!」


 サリウリは大きく息を吸い、腕を高く振り上げる。


「“クリーチャーズマンション”を!!!」


 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!


 地鳴りのような歓声と拍手が轟く。


「……この終わりかけた世界でそんな大それた物を創るには、皆が手を取り合う必要がある。空腹に倒れたとしても石を積み上げる必要がある。私達の時代に完成するとは限らないから、まだ見ぬ誰かの為に働き続ける必要がある。

 決して楽な道のりではないでしょう……生まれる利権に、負うリスクに、争いだって起きるでしょう……終わりの見えない道のりに、絶望して膝を折る日も来るでしょう……」


 サリウリの言葉に、大盛り上がりの観衆が再びうつむいてしまう。


「なぜ、うつむく必要があるの?」


 ……


「繰り返すわ。なぜうつむく必要があるの?」


 人々の顔には疑問が浮かぶ。けれど勘のいい人達は密かにニッと頬を上げた。


「これまでと何も変わらないじゃない!」


 観衆の理解を待たずにサリウリは畳みかける。


「私達は険しい道のりを歩いて、リスクを負って争って、何度も何度も絶望しながら今日この日まで辿り着いた、誇り高き大馬鹿者だ!!世界一諦めの悪い大馬鹿者の集まりだ!!

 私達の本質は何も変わっていない!!生きてても辛いだけなのに、体は痛むばかりなのに、それでももう一度立ち上がる!!愛すべき愚か者だ!!

 私は確信してる!

 明日の食べ物も不安な中、こうしてここに集まってくれた!!凍てつく風を凌ぐ為に、お互い肩を組み合えた!!新たな夢を一緒に見れた!!

 私は確信してる!!私達の心はまだ死んじゃいない!!!」


 マイクをきつく握りしめ、拳を胸に何度も打ち付ける。


「だから今日この日を!!!絶望が終わる日にしよう!!!」


 オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!


「今日この日を!!!希望が始まる日にしよう!!!」


 オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!


「今日この日を!!!子供に誇れる日に変えるんだ!!!私達が繋いだ毎日を生きる未来人が!!!笑って日々を過ごせてるように!!!」


 オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!


「証明しよう!!!私達のを!!!」


 天に掲げた拳を更に高く。


 ッッッオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォ!!!


「さぁ、楽しみに待っててやる」


 不敵に笑ったサリウリは、最後にこう締めくくった。


「今日この日には、どんな名前がつくかしら」







「姉さん!凄い良かったよ!」


 演説を終え舞台袖に戻って来たサリウリを、ロマンスグレーが渋い味を出すようになったミカラファが抱きしめた。


「お母さん!」


 二人の大きな娘達も、小さな孫を抱きながらそれを囲い、娘たちの夫たちも少し後方から見守っている。


「サリウリ」


 僕の声に、それぞれの視線が飛んでくる。何故ここに見知らぬ少年が?と言葉にしなくても伝わってくるけど、名を呼ばれたサリウリは深く頷いて、


「今度は消えちゃわないかしら?」


 僕が頷くと、僅かに微笑み、


「少しだけ、二人きりにさせて」


 と、家族に伝えた。






「君の事はもう随分長く見て来たけど、こうして顔を合わせて話すと何だかこそばゆいっていうかなんていうか不思議な気分だ。

 君の人生の殆どを僕が一方的に知ってるから、昔からの友達と会っているみたいで……でも実際にはほぼ初対面みたいなもんだから、君からしたらただの厄介ファンボーイって感じかな?」


 僕の苦笑に、サリウリも微笑んでいる。微笑みから動かない表情は、何か他の感情を堪えているような印象を感じる。


「私……私、ね。あれから剣を、始めてみたの」


「うん、知ってるよ。今家にあるのが二十五代目の木刀だもんね」


 小説の執筆中もサリウリは、自ら木刀を振る事を辞めなかった。


「私にも出来るかなって、すっごく頑張ったのよ!」


「うん」


「だからちょー悔しいわ!ミカラファの投げた野球ボールすら斬れなかったんだもの!」


「ふふっあれは笑ったよ。君が夜まで粘るもんだからミカラファの方が酷い筋肉痛になってたよね」


 翌日の小言の内容まで覚えてる。


「だからね、今なら分かるのよ。あの時の私と変わらないような年齢で、どれだけの努力と情熱が注ぎ込まれてきた剣だったのか」


 サリウリが僕の手を優しく包んだ。僕の手のひらを触り、硬くなった肉刺を撫でる。


「もう負けてしまいたいと叫ぶ心と、どれだけ戦ってきたのか……」


 サリウリの手も、女性ではなかなか見ない程に肉刺が硬くなっている。


「ずっと、ずっと……お礼を言いたかった……あの日、貴方が繋いでくれたから、小説が書けて、結婚だって出来たし、孫の顔も見れた……失うはずだった幸せを、この身で感じて生きてこられた……」


 気付けば、その美しい碧眼からは大粒の雫が滴っていて。


「私も繋ごうって……今日の舞台にも立てた……」


 あの日、その手から消えてしまった僕の感触を刻み込むかのように、優しく、けれど強く握る。


「貴方の、そのが、私の希望になってたの……」


 そう言うと、袖でゴシゴシと目を擦り、


「ありがとう」


 目尻に目一杯のしわを寄せて、天使のように輝かしく笑った。


「あ、あれ……」


 目が熱くなって視界がぼやける。頬が濡れて、地面に滴る。


「おかしいな……泣くつもりなんて、」


 その時、ぎゅっと胸に抱きしめられた。


「ふふっホント可笑しっ、あんなに憧れた王子様が、こうしてると本当にただの小さな男の子なんだもん」


 笑わせようとしてくれている。けど、不思議と涙は止まらないどころか勢いを増して。


「そうだ!ずっと言いたいことがあったんだ!君さぁ!君のさぁ!小説はどれも最高なんだけどさぁ!僕が女装させられて男子校通う奴何!?何あれ!?猫耳メイド服着せられたりさぁ!

 そんで何で出てくる男子みんなイケメンばっかで僕にキスしようと迫ってくんのさ!あの手この手で!あの手この手でぇ!!」


「あ~はは」


「あははじゃない!公開しなかったからいいものをさ!君、こっそり別名義で投稿しようとしてたよね!ミカラファに見つかって無けりゃやってたよね!恥ずか死ぬかと思ったよ!」


「そんな事より!王子様の名前!まだ知らない!教えて!」


「…………あの小説のデータ消してくれるんなら教えたげる」


「酷い!人の作品を何だとっ!」


「じゃあ教えない」


「消すわ!消す消す!ほら消した!」


 サリウリはいじった端末の画面を僕に見せる。


「……実は毎年書いててもう三十八巻までいっちゃうの知ってんだよぉ?」


「人の心は無いの?」


 凄い顔で見てくる。失敬な。


「何気にストーリーが面白くて全部読んだんだよぉ?毎年ピュアなハート傷ついちゃってんだよぉ?」


 毎年とは言っても僕にとっては早送りのダイジェストだったが。


「知らんがな」


 ナイスツッコミ。


 お互いこれ以上は一歩も譲らないとばかりに見つめ合って……


「「あははははははははははははは!――――――――――」」


 やがて一つだけになった笑い声。終ぞ名前の分からなかった王子様へ、小さな「ありがとう」がまた何度も響いていた。






【余談】

・クリーチャーズマンション

 いずれ地上に人が住めなくなってしまう前に、未来へ繋がなくてはいけないものを守る為、複雑高度化した文明の叡智の粋を結集させて建てられた建造物。

 外界から守る超巨大シェルターであり、人類が地球をこれ以上毒さない為の隔離施設でもある。

 とは言っても、既に最前線の技術者の殆どは隠れて久しく、本当の技術の粋ではない。

 外装はほぼ全面が太陽光パネルとそれにデザインを合わせた疑似パネルになっており、核や火力に頼らない発電で電力を賄っている。

 最低限の動植物たちと、完全な食糧生産システム、ライフラインを完備した究極の施設。

 照明や空調もあり、日中は明るく夜は暗く寒い。四季や気候は基本的に外に合わせているが、それぞれの生き物の為に細かく調整されている。

 軽く、丈夫で、劣化に強い、最強の人工金属、オリハルコン。石油化学製品と合金の良いとこ取りをしたかのような夢の素材で、クリーチャーズマンションのあらゆるものはこれで作られており、旧人類の技術力の高さを物語っている。

 また、生産加工段階であまりに多くの有毒な産業廃棄物を出す為、人類の叡智の結晶であるとともに、人類を地上から追いやった原因ともなったものである。

 生産加工施設はクリーチャーズマンション内には無いため、現代では既に加工技術は失われている。

 またクリーチャーズマンション内では武器を作る事が固く禁止されており、武器に転用できるものを除いて、武器以外として存在意義が無いものは処分される。

 ジェニが持つ剣もオリハルコン製であり、凄まじい切れ味と耐久力を誇る。これは展示品として残っていたものであり、これ以外の剣は現存していないと考えられる。

 クリーチャーズマンションを建設する時代、外の生態系はほぼ壊滅している。

 その為毒素に適合した遺伝子を持つ全生命の集合体、あらゆる生物の細胞の一部を集めた世界の卵、ワールドエッグを開発する。

 地球にとって人類こそが癌であり、人が犯した過ちをこうして他の生き物たちに擦り付けるのだ。

 植物、動物に拘わらず生きている間は毒素を分解しつつも蓄積し、死後体内に残る毒素は生きている間に吸った量に対して極わずかな値となる。

 故に、食用とされるのは毒素を貯め込み切っていない若い個体が多く、老体は嫌煙される。不味い。

 毒を栄養素として消化する事で生きているのだ。

 これらとラーテル獣人の違いは、毒を食べるか耐性をつけるかという点である。

 ラーテル獣人があくまでも耐性なのに対して、新世界の生物は毒素が酸素などと同じ役割を果たす、生きる上で必須の栄養素である。

 綺麗になった世界では生きていけないので、代わりに綺麗になった世界ではクリーチャーズマンション内で保管されていた原生の生態系が外に出てくる。

 クリーチャーズマンションですら完璧ではない。いずれ何らかの予測しえない事態によって滅んでしまうかも知れない。

 でもその頃にはある程度浄化も進み、文明も発展させていけるだろうとの読みだ。

 無責任に託された希望が次の時代へと繋がる。

 耐性を高めるという方向へ舵を切ったラーテル獣人は引き換えに寿命が短い。百年など到底生きられない。

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