Episode 3 猫
家に帰宅した悟と猫乃。帰宅した時には夕焼け色の空が広がっていた。
悟はパソコンを利用し、ここら周辺の猫の変死体について調べることにした。すると、ここら周辺ではもう数百匹もの猫が殺されていた。飼い猫も野良猫も関係なく。ここら周辺だけでなく全国では、数十万という数になっていた。
依頼が毎日のように来るせいか、ニュースを見ていなかったせいか、結構、大変なことになっており、警視庁までが動かす事態にまでなっていた。
それを見た悟は、猫乃を見る。猫乃は、台所で楽しそうに晩御飯をつくっていた。乾燥しているパスタを沸騰した塩水に入れようとしているところだった。
今日は、パスタなのか。いや、そういうことじゃない。猫乃は猫である。もし、仮にこの前学校を地獄へとしたジャッジメントが暴走し、人間を殺しただけで、本来の目的が猫乃だったら、ジャッジメントがつくったやつは、暴走状態のジャッジメントにつくられたため、猫乃ではなく、俺を殺しにかかって来ていたのだとすると…。
嫌な予感がする。多分、天の言っていた通り、主犯格は神様とやらなんだろう。でなきゃ、ジャッジメントのような生物を生み出すことはできない。
どうするよこれ、かなり厄介な依頼ってことに後悔しちゃうよ。
……、取り敢えず、「ご飯にゃ~」と呼んでいる猫乃もとへ向かうことにした。
今日は自家製トマトソースで出来たナポリタンだった。粉チーズにタバスコを効かせ、頂きます。
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