人材の採用

「目玉焼きにはソースでしょ」

 そう強く主張する彼を俺は使えると判断した。と、言っても表向きのアルバイトの面接官としては不採用としたが。

 数日後、俺は彼を誘拐し、醬油の瓶とともにとある秘密施設に送り付けた。犯罪組織のための拷問官育成施設だ。

 彼を目玉焼き醤油派にすること。それが拷問の良い訓練になる。


《制限時間:30分・お題:捨てられたこだわり・必須要素:醤油》

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