2月24日

 前々からこの日記にも書いている、例の小説が完成間近だ。四章構成にしていて、現在、最終章を半分くらいまで書き終えている。とはいっても勿論、推敲を重ねることにはなるから、ほんとうの完成まではまだもう少しかかる。


 書き終えるまでいろいろ苦難があった。いつか日記に書いた、「いじめ」のテーマについてもそうだし、主人公の中学生視点で物語を描くことは、俺とは年齢が離れすぎているから難しかった。在りし日の思い出をなんとか探して、主人公に落とし込んだ。一方でそういう思い出は、たいてい美化されているので、そうならないように意識した。


 これから書くのは、主人公が盛大に裏切られる場面だ。最後の最後、主人公は付き合っていた彼女から裏切られる。そこで物語を閉じる予定だ。その後の展開は、読者の想像にゆだねる。


 ジャンルとしては、陳腐な恋愛小説にはなっていない。学園モノでもない。舞台が「中学校」というだけでその中身は完膚なきまでの人間劇だ。

 これは評価されるに違いないという確信が確かにある。

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