2021年 如月

2月1日

 俺は横文字ばっかり使うやつらが大っ嫌いだ。


 具体的には、起業家や意識高い系大学生にそういうやつが多い。本当に嫌いである。


 やつらは自分に酔っているだけなのだ。イノベーション、ペルソナ、コミットメント。これらはまだいいほうだ。ASAPとかジャストアイデアとか言い出すともう笑えてくるレベルである。

 こういう言葉を知っていて、使いこなしているということを自己アピールしたいから使うんだろう。一種の自己承認欲求である。


 そういう言葉が通じる人と話すときは、大いに使えばよい(それはそれで相当うざったい会話になりそうだが)。逆にそれ以外の人と話すときはやめるべきだ。

 会話というのはコミュニケーションだ。いかに相手にわかりやすく簡潔に伝えるか、誤解を生まずに伝えるか、これが肝要なのだ。無用な横文字は相手の理解を阻害する。


 会話においてだけではない。音楽でも小説でも多用すべきではない。そういう音楽は安っぽく聴こえるし、芸術性という観点からは美しくない。そういう小説は胡散臭く見える。


 一応、自戒も込めて今日の日記に書いておく。

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