EP14 龍の宴

かつて、神龍が存在していた時から100年に一度7にんの神龍が集まるという風習があった。その名も 。龍の宴ドラゴメード


ヴァルノ「今年もこの時期がやってきたのう。500年行ってなかったから顔が合わせずらいわい」

ニシタリト「っていうかなんでお前は俺に乗ってんだよ」

ヴァルノ「しょうがないだろう龍とは言えど体は奪われたのだから」

ニシタリト「ヴァルトとはどうなんだ」

ヴァルノ「全然話してないに決まっておるだろう」

ニシタリト「そうだろうな」


龍の宴は毎年それぞれの大陸にある山で開かれる。今年は北の大陸、

バイデレア大陸の氷山で開かれることになった


ヴァルノ「ここでやるのは1500年ぶりか?なんでここでやるんだ?」

ニシタリト「お前は300年眠っていたようだから知らんのか。20年前バイデレア大陸で魔王の暴走があったんだ」

ヴァルノ「魔王?バイデレア大陸に魔王なんていたか?」

ニシタリト「新参の魔王だ。」

ヴァルノ「暴走ならアリシリアだけで止めれたろうになんで宴を?」

ニシタリト「そこには新魔王ハルマンだけではなく、ファリタスマの姿があったんだ」

ヴァルノ「ファリタスマだと?ハイビュスの指揮官がなぜ…」

ニシタリト「そいつらが王国を次々に襲っていった。バイデレア人魔共存条約を破棄してな。その場はアリシリアだけで止めれたんだがハイビュスがかかわっているということでだ」

ヴァルノ「バイデレア人魔共存条約とはなんだ?」

ニシタリト「アリシリアが魔王が誕生したとき魔国と人国、獣国で攻撃しあわないようにする条約だ。それより見えてきたぞ氷山が」


龍の宴

ニシタリト「ついたぞ。」

アリシリア「遅いぞお前たち。ってヴァルノはなんだその姿は!」

ヴァルト「訳アリじゃ!」

アルカ「そんなん人間になったのが訳アリやて言われてもなあ」

ミリュバ「っていうか人間としゃべれるようになっているのでは?」

ヴァルノ「もちろんじゃ!」

キルレ「ここにいるみんなしゃべれるから誇れることではないけど」

ヴァルノ「ところでヴァルトはどこじゃ?あいつはまた遅れてんのか!?怪しからんやつめ」

ヴァルト「今着いた。あ…。兄上…久しぶりです。」

アリシリア「まあそんな固くなさんな」

アルカ「そんな言うたかてもうあんたら喧嘩して500年やろ?いい加減仲直りしたらええのに」

ヴァルト「知らん」

ヴァルノ「知らん」

ニシタリト「兄弟だな」

キルレ「天地一指とはこのことか」

アリシリア「さて今回は魔国と人国、獣国の戦争についてだ」

キルレ「ハイビュスがかかわってるならもうハイビュスを叩けるんじゃないのか」

アリシリア「いや彼は確実に我々が攻めた時のことを対策しているはずだ。ヴァルノを海に沈め、ハイエラを倒した男だ。侮っていれば全員があの頃のように封印されるだろう。ところでハイビュスの最近の状況はどうなんだ?ヴァルト」

ヴァルト「彼はニュランを倒そうとしている」

ミリュバ「ニュランを?ハイビュスがニュランと戦えば

ニュランが負けることは確実だが」

ヴァルト「ニュランもヴァルノの大陸を狙っている魔王の一柱だしほおってはおけんがおけんがハイビュスが叩くとなると大陸の魔国はハイビュスの国だけになる」

アリシリア「魔国がハイビュスの国だけとなるとミーナル大陸の人や獣族などが危ないだろう」

キルレ「では避難させよう。大陸から出せば安全だが」

アルカ「言うたかて民が簡単に国を捨てるとでもおもとんのか?」

ヴァルノ「であればすべての大陸から人を集め、叩くのが最善の策であろう」

ミリュバ「軍の進行で悟られてはいけない。すべての民を東側の民は北へ集め、西へいこう」

ニシタリト「つまりわしの大陸から攻めるというわけだな。よし。わかった。全国に伝えよう」

アルカ「ほなわしらはこの大陸に来るように伝えるわ。」






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る