EP9 日常

新大陸へ行くということになった。その前にまだ一つ大きな波があった。


ヒカーラ「アイザック王がお亡くなりに?」

傭兵「はい。病死とのことです。」

ヒカーラ「ではアイサル王国へ向かおうか。」


7日後 アイサル王国

アイザック王の葬儀の準備が始まった。中立国だったジョージアや、ミリート、ハルメニアなどの王も集まった。

そして人間の国の王がすべて集まるのは300年ぶりのことだった



ここはミーナル大陸 動物体陸、ヒメココ大陸より南に船で14日行ったところにある巨大な大陸だ。動物大陸の数十倍の大きさを誇っている。

ここはミーナル大陸の魔国シーミナーク。魔王ニュランが統治する国である。


ニュラン「例の大陸は?」

カズマティア「魔王ハイビュスが魚人族と神龍を使って攻撃したそうですが敗北したそうです。魔王様。」

ニュラン「ハイビュス...余計な事しやがって。」

カズマティア「どういたしましょう。」

ニュラン「まだハイビュスが動かないとは限らん。今は待て。ところで例の件は達成したのか」

カズマティア「はい。彼女に任せたところ。ウィリアムを殺し、例の本は奪いました。」

ニュラン「よくやった。これで彼らは我々のことを知ることはないだろう。」


アイサル王国

葬式は終わり、アイサル王国は次の王を決める段階にあった。長男のムサシ 次男のノモト 三男のマクマ 長女のミーシャ 4人の中では長男が優勢だった。次男は王になりたいとは思っておらず、三男は単純に若すぎる、そして長女は女だからと次の国王にならなかった。


ミーシャ「モア様にキラ様、カイチ様。お久しぶりですわ」

モア「あら。覚えてくれていたのね。会ったのはまだあなたが7歳の時かしら。今はもうこんなに立派になって。」

ミーシャ「あの時はお世話になりました。ところで...ユシータ様は?」

カイチ「それがね...」 


ミーシャ「なるほど。つまりユシータ様が神龍の申し子だったというわけですね。」

モア「そうなの。」

ミーシャ「またユシータ様にも会いたいですわ。」

キラ「もう少しで会えると思うけど...」(神龍が人間化したことは後で教えよう)

モア「ところでさっきから浮かない顔ね。どうしたの?」

ミーシャ「そうですか?何もございませんわ」

カイチ「こう見えても私たちは女王よ。嘘ついても見え見えなのよ」

ミーシャ「さすがですね。では話します。 私は長女で一番目の子供。知能は先生からも兄弟一番といわれました。なのに女だからという理由で王にはなれないと」

モア「よーくわかるわ。私も父上から女は嫁げと言われたもの」

ミーシャ「実は私もなのです。ノーロリアの王子と結婚することになってまして」

カイチ・モア・キラ「ノーロリア!?」

モア「ノーロリアに嫁ぐなんてアイサル王は何を考えて...」

ミーシャ「いえ。決めたのは弟のムサシです」

キラ「まあ!自分の姉を地獄へ陥れようとするなんて」

カイチ「許せませんわ」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る