EP10 王戦

ノーロリア

ノーロリアは貴族が集まり出来た国。財力は大陸一を誇るレベル。王は大陸から名の知れた大賢者だが、息子は大バカ者として有名だ(バカと天才は紙一重)王の名は レイダン・ローラン 息子は リミッド・ローラン


モア「あの大バカ者に嫁がせるなんでムサシも大バカ者じゃない!」

ミーシャ「いえ。彼はたぶん私を追いやりたくてノーロリアに嫁がせようとしたんだと思います」

キラ「彼はとことん痛めつけないといけないみたいね。」

カイチ「もちろんよ」

ミーシャ「しかし民のほとんどが弟を支持しています」

モア「そんなのあなたの弟の弱みを握ればいいのよ。」

ミーシャ「しかし弟は私を嫁がせようとしただけで何も悪いことはしていません。何か弱みを握るのも姉として許可できませんわ」

キラ「それもそうね。では民があなたを支持するようにしましょう。」

カイチ「私たちがミーシャを支持するといえば民の心も変わるかもしれないわ」


次の日

今日から3人の中から王位後継者の選挙を開始します。


第一選挙ではムサシ様が優勢です。

そして各国の王からのおことばです

モア「モアランド当主 モア・マーヤ・クロウドです。私はミーシャを支持します」


え?

マジ?

何を考えてるんだ?

ざわ...ざわ...


キラ「私も支持します。」

カイチ「私もです」


なんだなんだ?

どうせ女だからだろ


モア「私はミーシャから話を聞きました。ノーロリアに嫁ぐそうです。彼女は知能も姉弟で一番。王になりたいとは言えど嫁がせた弟のムサシには慈悲を与えるほどやさしい心の持ち主です。そのような者こそ、真の王になるべきなのです」


ヒメココ王国

ルア「こんにちは海底女王レイラさん。ちょっと教えてもらいたいことがあるんだ」

レイラ「ふん!あんたに教えることなどないさ。」

ルア「やれ。」

ぐわああああああああああああああ

ルア「早く吐いて。僕が悪者みたいになるから。どうして国を襲ったの?」

レイラ「この国はもともとわれらの物だったんだ。なのに人間や獣族が大陸を奪って結局 私たちは海にだけ住むことになった。だから大陸の守護神である神龍を海に引き連れ、水位をあげて海でもう少し広く住めるようにしたんだ。」

ルア「神龍なんて君一人の力では無理なはずだけど。誰かが裏で手を引いているのかな?別大陸の誰かが」

レイラ「教えてやるけどあんたにあいつを倒すことは無理だよ。兵力も強さも違いすぎる。裏で手を引いていたのは魔王ハイビュス南の大陸にいる究極新魔王アルファデーモンよ。」


アイサル王国

ルア「ヴァルノ。聞きたいことがあるんだけど」

ヴァルノ「いやお前神龍に対して軽すぎない!?」

ルア「まあ、まあ、それよりさ、魔王ハイビュスって知ってる?」

ヴァルノ「知っとるぞ究極新魔王じゃろ」

ルア「っていうか究極新魔王ってなんだよ。」

ヴァルノ「究極新魔王は魔王の中でも強い種だ。初代8にんの魔王ではないが、それと同等レベルの強さを持っておる。わしは300年眠っとったから知らんがその間に新たな魔王が誕生した可能性もあるな」

ルア「そうなのか。」

ヴァルノ「今戦うのはやめといたほうがいい。彼は我と同等の強さを誇る奴じゃ。兵力も段違いだ。」

ルア「同じことをレイラにも言われたけど...」



感づき始めましたか。まあでもしばらくは攻めてくることはないでしょう。まあそれより早めにニュランを始末したほうがいいですね。クフフ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る