EP4 十王国会議

ユシータ「皆様にお詫びしなければならないですわ。私たちの兵が早くついていたらこんなことには。」

カイチ「ユシータちゃん。謝ることはないわ。あなたの国からここまで来るまで少なくとも4日かかることはここにいるみんなが知っているわ」

ヒカーラ「そもそも俺の判断が間違っていなければ兵をディスコ王国に持ってこれた」

ルア「いや、どちらにせよ、ウィリアム王は死んでいたよ」

全員「!!」

ルア「ウィリアム王は殺し屋に殺された。つまり。どれだけ兵を動員したとてうぃりあむ王は殺されていたはず」

ロイチ「それは一理あるな」

ルア「問題は...殺し屋の身元」

アイザック「それは獣王国の者ではないのか?」

ルア「いや。ウィリアム王を殺したのは人間だよ。人間でないとあのナイフは使えない」

ヒカーラ「あのナイフとは...」

ルア「彼は刺されて殺された。刺された後を見てみるとハーマルのナイフで刺されていた。ハーマルのナイフは使うものが大量の魔力を与え続けながら使わないとただのガラクタだ。そして皆が知っての通り獣族は人間ほどの魔力を持っていない。つまり...」

エイダン「人間しか彼を殺せない」

モア「しかし身元もわからないままでは...」

キラ「まあ、それは捜査しておきましょう。次の議題よ」

ヒカーラ「そうだな。ディスコ王国をどうするか。」

ロイチ「ウィリアム王には一人息子がいたんだよな?」

ルア「そうだけど彼はまだ8歳だ。」

エイダン「とりあえず、戦争が終わるまでは彼を王にするのは早いだろうな」

ルア「その件なんだけど、この戦争中、この大陸にある6国を合体させるのはどうだろうかな?」

ヒカーラ「合体はなぜするんだ」

ルア「モアランドは人口密度が低く、ディスコ王国は人口密度が高い、つまり、6つの国を一つにして世界中に人口を散らばらせれば、獣王国もどこに攻めようか迷うはずなんだ」

ロイチ「なるほど、それはいい考えだ」

カイチ「しかし、獣王国がヒメココ大陸を責める可能性もあります。」

ルア「それが狙いだよ。」

エイダン「我々の大陸にまず攻めてくるのは魚人族と鳥族だろう、それくらいは対応できる、そして獣王国軍は船を使うだろう、船が確認されたら主らの国は獣王国を責めるのだ」

ヒカーラ「それではヒメココ大陸が滅んでしまうではないか。」

ルア「でも二日は持ちこたえれる。でしょ?」

ヒカーラ「な!?」



あらら?負けちゃったのね。もう少し耐えると思ったのだけど。 まあでも。この子を使えば都市なんて滅んでしまうもの。獣王国も私の言いなりになって… でも今考えると苛立ってくるわね。この大陸は私の物なのに。私たちの物なのに。 まあ今はこの子に期待するしかないわね。フフフ



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