EP1  密告者

ヒメココ国

ルア「さて、ここに集まってもらったのはほかでもない。密告者がいたとのことだ」

ピル「盗聴されていたことはないのでしょうか?」

ルア「それはないね。僕は盗聴器に関しては鋭い。盗聴器があればすぐに気づいている」

キリ―「ではこの中でということですな。」

ルア「ちなみにだがもう密告者は誰かわかっているんだ。」

ミリンダ―「なんですと?誰なのですか?」

ルア「密告者は死刑だがけど、今正直に言ったものは。追放で済む。」

ファーメル「… 私です…」

ルア「そうだね。では君をヒメココ国から追放する。」

ファーメル「妥当ですね。では。」


神龍。それはかつて世界を一つに束ねていたもの。戦争はなく、2つの大陸はつながっていた。ある日、神龍が現れなくなった。すると海の水位が上がり 大陸は2つに割れた。大きな森があった西では動物が狂暴化し、人が住んでいた東では災害が活発に起こるようになった。いつしか人間、動物はその出来事を忘れてゆき...2つの大陸は全く関係のない大陸どうしになった。


アイサル王国

アイサル王国はヒメココ大陸北の洞窟にできたドワーフの国である。国王は

アイザック・ドワルである


アイザック「戦争の始まりか。わしももう長くはないが戦争は長くは続くかないことを願うか」


ヒメココ大陸は鳥族の撤退によりすべてが人間の大陸となった。 しかし彼らは知らなかった。鳥族が帰ったことにより、西の大陸で大きな戦争がおころうとしていることを。


ゴエモン国 

ゴエモン国は犬の国である。DCBM世界大戦の中心であり動物に敵対意識を持っているため、人間と共に戦っている。王はヒカーラ・ゴエモン 犬人族だ 犬人族の人口は2000万人ほど、犬族の数は1億匹ほどである


傭兵「王よ!バーダーとモンクの兵士がディスコ王国に進軍中のようです!!鳥族が想定の3倍ほどの数です!!」

ヒカーラ「何!?鳥族が3倍だと?」

傭兵「ヒメココ大陸からすべての鳥族が撤退したと報告がありました、なのでその分かと、」

ヒカーラ「とりあえずはディスコ王国に向かって軍を集めよ、イチ王国、キラリスからも援軍を!!」」

アミリス「王よ、援軍をキラリス王国から呼ぶのは間違いかと、」

ヒカーラ「どういうことだ?」

アミリス「この軍からは獣王ハイメアの気配が感じられません。これほど大きな攻撃を仕掛けてくるのであれば獣王ハイメアも進軍しているはずです。つまり、この軍はおとり。キラリスから兵を集め、手薄になったところでキラリスを攻撃するつもりでしょう。」

ヒカーラ「しかし我々だけではあの数は相手できまい」

アミリス「彼らはおとりに大量の軍を使ってくるほど馬鹿ではありません。あの軍の7割は魔法で作り出した軍でしょう。国の兵の半分もいりません。それよりも注目すべきは南でしょう。」

ヒカーラ「南だと?」

アミリス「海底調査団の報告がありました。我々より南の海に北の海底王国フィリーよりも大きな海底王国があるとのことですわ」

ヒカーラ「何?つまり南から魚人が攻めてくるということか。」

アミリス「そういうことになりますわ。」

ヒカーラ「おい!南に軍を回せ!海を警戒しろ!」

傭兵「承知いたしました」

ヒカーラ「一応ヒメココ大陸からの援軍を呼べ!」

傭兵「はっ」


ヒメココ国

ルア「戦争状態に入っただと?」

ミリンダ―「はい!報告がありました援軍要請だそうです」

ルア「魚人との対決だ、船で行くのは危険だね。ジョージア、ミリートを通り向こうの大陸へ渡ろう」

ミリンダ―「はいジョージアに話を付けてきます」

ルア「たのんだよ」



あらあら。戦争が始まったのね。フフ、あらゴエモン国は私たちを警戒しているみたいね。感づかれたのかしら。でもあなたの存在がばれなければ問題はないよね。

神龍ヴァルノモーアさん。






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