【シーズン1完結!!】神龍の大陸
ルア
プロローグ
...く、このままではわれらが負けてしまう。この大陸はわれらの者のはずなのに。
ヒメココ国
ここはヒメココタウン5-7番街 ヒメココ大陸の中心の大都市だ。
ヒメココ国の人口は約4000万人ほど。かつては3つに分かれていた国を一つにまとめ、今は世界一を争えるほど国である。
そしてこの国の国王、圧倒的な若さにして国をまとめた男こそ、この物語の主人公、
ルアである。
ファーメル「王よ、そのような仕事は外務担当である私が行くべきなのでは」
ルア「いや、大丈夫だよ。この件に関しては自ら相手の王と話したいからね」
ファーメル「そうですか...おきを付けていってらっしゃいませ」
ルア「ありがとう」
タシーキ族。それは人間の中で最も生命力、
かつては南ヒメココのすべてがタシーキ族の住処だった。
そして今はタシーキ王国、国王エイダン・タシーキとして存在している。
傭兵「王よ、ヒメココ国の国王が参られました。」
エイダン「そうか。では会議室に案内してくれ」
傭兵「はッ!」
会議室
ルア「どうも、エイダン王」
エイダン「お久しぶりですな。ルア王」
ルア「今回は改めて申し出があって来ました」
エイダン「奇遇ですな。私もなのですよ」
ルア・エイダン「我々と国交を結んでくれないか」
エイダン「もう答えは決まってるようだな」
ルア「ええ、もちろん。これからよろしくお願いします」
エイダン「今回はその件だけではないのだろう。お主は私がそなたの国と国交を結びたいと知っておったはずだが。」
ルア「さすがエイダン王ですね。今回は... DCBM世界大戦について。」
エイダン「やはり。そうであったか」
DCBM世界大戦。それは2年ほど前に始まった キラリス王国、ゴエモン王国。
バーダー王国、モンク王国 この国々を中心に世界が二つに割れた戦いである。
人間と動物が戦いを繰り広げたが決着はつかないまま、休戦状態になった。
ルア「今回の件は簡単。ハイタカの国を完全に滅ぼします。」
エイダン「な...」
ルア「あなた方、タシーキ族を操り、人口を4分の一まで減らしたハイタカ族。彼らは徹底的にたたくべきです。」
エイダン「しかし彼らは鳥の族。ツバメやハヤブサを使って向こうに使者を送れば鳥族や、魚人族は3日もあれば到着するのだぞ?」
ルア「ええ、彼らをこちらにおびき寄せるのです」
エイダン「何⁉」
ルア「北の国々もこの戦争に加わってくれます」
エイダン「ということはつまり。」
ルア「ええ、世界最大人口を誇るあの国も今回だけと言って参加してくれました。」
エイダン「それなら勝機は見えるというわけか。」
ルア「そうです。」
エイダン「鳥族と魚人族を全滅させればDCBMでも有利か、」
傭兵「た、大変です」
ルア「どうしたんだ?」
傭兵「ハイタカ国に様子見しに行った騎士団が戻ってきたんですが、」
ハメン「王よ、そしてエイダン王。ハイタカの国には鳥が一匹もいませんでした。」
エイダン「どういうことだ?」
ルア「つまり、彼らは逃げた。我々の行動が読まれていたということになりますね」
エイダン「そうか。」
ルア「今、エイダン王に伝えたばかり、つまり我が国にスパイがいる。という分けですね」
エイダン「犯人探しというところか。面白くなってきたのう。」
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