切実な現実と向き合う主人公誰もが関わり合うかもしれない問題と真摯に向き合い、その中でもふと耳にした音楽に心を寄せるその心情たるやいかばかりか…淡々と綴る現実は「非現実的」のようで生々しいリアルを私に突きつけているように感じる。徒然なるままの小説に考えさせられた。