第178話 VS岩倉織田家1
尾張国上四郡の守護代岩倉織田家。当主織田信賢、父の織田信安を追い出して当主となった野心家。
虎視眈々と尾張国を統一するのを狙っているのは、分かっていた。
俺達が総出で三河国に攻め込むのを見て、この機会を逃す奴ではない。むしろ今川義元と手を組んでいた形跡すらある。
尾張国全ての名目上の守護代になるには、尾張守護である斯波義銀を手中にする事が必要なので、俺の留守中に清洲城を襲い斯波義銀を拐おうとするのは必然。
「やっぱり織田信賢が来たっす」
清洲城に残った池田恒興が、織田信賢の1000人の軍勢を見て新免無二に話し掛けた。
「がはは、来なきゃ清洲城に残った意味がねえだろう」
無二嬉しそうに言いながら、恒興と一緒に城門に向かって歩いている。
「私が『良い』って言うまで出ちゃダメですよ」
猿の獣人木下藤吉郎が恒興と無二に言う。
清洲城の防衛と打倒織田信賢、岩倉城攻略までの計画のリーダーを木下藤吉郎に任せた。
大抜擢だが、後の豊臣秀吉だ。上手くやってくれるだろう。
清洲城に残した人員は剣豪と近臣、小姓。
そして根来衆。根来衆は100人清洲城につめていたが、津田監物に追加で100人来て貰う様に頼んだら、津田監物本人が面白がって200人連れて来た。合計300人。
「おい、新型鉄砲を撃ち放題なんだろう? 来るしか無いぜ。多少人数が増えても金はくれるんだろ。よっ、太っ腹!」
って言って俺の肩を叩いた。
それから木下藤吉郎の与力である、蜂須賀党の蜂須賀小六が100人連れて来た。
最後に防衛担当で、息子の信正を抱っこしたアラクネクイーンの直子とアラクネ達、それと俺の眷属で、北伊勢と富士の樹海の戦いでレベルアップし王種に進化した蟲達。(
そう言う訳で防衛及び岩倉城攻略の人員は約500人。
「おい恒興、ビビってんじゃねえぞ」
杉谷善住坊が特性の鉄砲を担いで暢気に歩いている。
「ビビってないっす。しかし人数は半分っすから油断は出来ねえっす」
「ば~か。剣豪は一騎当千なんだろう。7人いるから7000までは大丈夫だ。なぁ無二」
「がはは、時間がかかっても良いなら俺1人で殺っても良いぜ」
剣豪は以下の7人だ。
諸岡一羽、林崎甚助、鐘捲自斎、佐々木小次郎、新免無二、富田勢源、愛州小七郎。
(前田慶次は前田利久の軍に参加中)
無二以外は無言で歩いている。
近臣と小姓は以下の26人
木下藤吉郎、池田恒興、平手久秀、平手汎秀、杉谷善住坊、前田利玄、前田安勝、前田利家、佐脇良之、佐々孫介、佐々成政、佐々長穐、真田信綱、真田清鏡、真田昌輝、丹羽長秀、塙直政、佐久間信盛、佐久間信辰、金森長近、河尻秀隆、中川重政、森可成、加藤弥三郎、蜂屋頼隆、坂井政尚。
兄弟が加入して、ちょっと増えてます。
そして人化した蟲王達26人。
水棲の蟲も人化してるので、陸上で活動が可能になりました。
最後にいつも機を織ってるアラクネ50人。直子の側で信正の育児を手伝っている女性達ですが、アラクネだけあって戦闘能力は高くボディも魅力的で………、あ、ゲフンゲフン、いやなんでもない。
因みに沢彦宗恩、快川紹喜、村井貞勝、相良武任も清洲城で留守番。事務方は戦時中も忙しいのだ。
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