第133話 VS清洲織田家6

織田信友は織田信光の兵により討たれた。

しかし織田信光は肝心の他の家老を取り逃がし、たまたま激戦の場を渡り歩いた新免無二と倭寇達が、清洲織田家の家老である河尻与一・織田三位・坂井甚介を討つ大金星。


一方、坂井大膳は何とか難を逃れ今川義元の元に逃げ込んだらしい。


スッキリ顔の鶴姫と、やりきった後の疲れきった顔の俺を前に帰蝶が問い詰める。


「ちょっとぉ、信長、今まで見なかったけど、何をしてたのよぉ!」


「いや、鶴姫と戦ってたよ」

ある意味戦ってた事には間違いない。嘘は言ってないよ。うん。


「本当? 匂うんですけどぉ」

くんくんと俺の股間の匂いを嗅ぐ帰蝶と、股間を両手で押さえる俺。


「そななん、いくさの後やきんよ、エッチしたに決まっとるで」

鶴姫は隠す気はないらしい。


「やっぱりぃ。ツルちゃん、次の夜伽の順番ないからね」


「しょうがないやのぉ。我慢しますけんね」

鶴姫はやりきって満足げだ。


ふぅ、これで済んで良かったよ。


「信長は後で4人でお仕置きだからね!」

帰蝶は俺をキッと睨む。


あぅ、逃れられなかったか。お仕置きってなんだろう? 不安だ……。


清洲城を制圧した後、柴田勝家の兵が清洲城に駆け付けた。もう遅いんですけど。


状況を聞いた柴田勝家はガッカリして、末森城に戻っていった。


ここで平手政秀、佐々成宗、前田利春、生駒家宗、加藤順盛、織田信光、織田信次、織田伊賀守は居城に帰る事にした。


「おう、信長、またな! いくさするときゃ教えろよ」

佐々成宗は颯爽と帰っていった。


その後、俺の家臣達に清洲城の後片付けを指示して、俺と妻達と近臣達も帰路につく。


その後、俺は居城を那古野城から清洲城に移る事になる。


那古野城には守山城の信光叔父が居城を移し、信光叔父の守山城には深田城の信次叔父が居城を移す。

そして深田城主を青山信昌とした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


清洲城攻略から那古野城に戻った次の日。


「信長、此方よ」

帰蝶に引っ張られて直子がいる部屋に連れていかれた。鶴姫は黙って見送る。


お、お仕置きかぁ。


待っていたのは、直子と吉乃とゆず。


いきなり帰蝶が俺をベッドに押し倒す。そして帰蝶は俺の上に馬乗りになった。


「信長、許さないからねぇ」

そう言って帰蝶はスプリットタンの長い舌でペロッと唇を舐める。


あふっ、な、なにすんねん。


「ツルちゃんと良いことしたんだってねぇ」

吉乃が俺の顔に顔を近づけ微笑み、俺の頬をペロッと舐めた。


こ、怖い。


「僕が鉄砲隊と一緒に戦ってる時にそんなことするなんて………」

ゆずもベッドに乗ってきた。


直子は無言で天井から逆さにぶら下がってる。


こいつが一番怖い。


「取り敢えず、ズボンとパンツを脱がしちゃうよぉ」


え?


帰蝶が俺のズボンとパンツを脱がす。


「上も脱ぎましょうね」

吉乃が俺の上の服を脱がす。

全裸で何だか恥ずかしい。


「じゃあアタイ達も脱いじゃうか」


え? お仕置きじゃなくてご褒美!!!


「も、もう大きくなってるぞ」

ゆずが頬を赤らめる。


俺も恥ずかしいよ。


吉乃が口付け、ゆずが俺の乳首を………、直子が天井から降りてきて、帰蝶がスプリットタンで………。


あふぅ。


「信長様、熱田、でっ………。な、なにぃ! あんたら昼間っから何やっとんじゃああああああああああ!!!」

饗談が現れた。


「ちょっとぉ、夫婦のプライバシーを覗かないで欲しいわぁ」

帰蝶が饗談に文句を言うが、吉乃とゆずは服を着始めていた。


直子も服を着て、俺もわたわたと服を着ると、帰蝶も渋々服を着始めた。


「はぁ、昼間っから本当に何やってんのかのう………」


「饗談、どんな用事だ?」


「ああ、勘合貿易の船が出来たのじゃ、関係者には伝えておいたのじゃ」


「おお、見に行くぞ」

お仕置きは残念だけど、みんなが集まるならいかないとね。

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