第5話首

彼女の首はとても綺麗だ。プールの時なんかはいつも見ていた。白い首にかぶりつきたい一心で学校に通っていた。だけれど、その首に触れることすら叶わなかったな僕は高校に進学して一生懸命勉強していい大学に入学する事ができた。

「あのさ」

最初に声をかけてきたのは彼女の方だった。

「高崎くんだよね小学校の頃一緒だった」

ひとまわり成長した来栖さんはそれはもうべっぴんになっており男たちが憧れの存在にするのは時間の問題であった。

それから僕と来栖さんが恋仲になることはなかったけど、彼女は彼女で楽しい学生生活を送っていたので僕は満足だ。

僕の方といえば終始一人ぼっちだったけど図書館にこもって勉強ばかりしていたからあまり気にならなかった。就職は結構いいところに就く事ができた。大手のキャリアというやつだ。

「あれ、一緒じゃん!」

偶然にも就職先まで来栖さんと同じなんてとても幸運だ。これはもう運命が味方しているとしか思えない。アタックしてみよう。

何回かのデートの末「よろしくお願いします」とokを頂いた。

僕は彼女と結婚し幸せな日々を送りました。

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