機械神術式一覧
(注・後続作品のネタバレも含みます)
――機械神術式――
魔女の創造主が機械神を受け皿(触媒)として発動させることを前提として組み上げた、機械神専用術式。
機械神自体が物質的な機械仕掛けの事象であれば無敵に近い存在であるので、このような機械神でなければ扱えない術式の構築はあまり意味のないものであるが、研究者としての究極の追究だったのだろう。
元来、鉄と術式(魔術等)は相性の悪いものなのだが、それをねじ曲げて鉄を触媒として具現化される様は、神々の時代の秘術を再現したもののように見える。その神威の顕在の存立を制作者本人に問い質しても「退屈だったから」という答えしか返って来ないに違いない。しかし退屈を紛らわすために作ったものが後の世に影響を与えるのだから困ったものである。
鉄を素材・触媒として術式を組むのは禁呪の範疇とされる。そのため使用の度に世界に思わしくない作用が出ている筈だが、まだ大きな差響は確認されていない。
機械使徒(四十四番機プルカロル)を用いてリュウナが使用した際、機体が半壊状態になってしまったため、真の機械神でなければこの術式は具現できないのが証明されている。
尚、リュウナは機械神・機械使徒を用いず生身で術式を発動させてもいる。
――機械神術式一覧――
【近接打撃呪法――
近接時における対象破砕術式。
【中距離防護呪法――
近~中距離における防御術式。
【強制可動呪法――
機体内に水を貯留させ操ることにより、自動人形が乗っていない機体を通常の機械神と同等に動かす術式。
相手に侵入させて捕縛にも使用可。
【終局呪法――
機械神を内側に折り畳む様に変形させることにより四肢の一部にする術式。
四肢の一部となると、元になった機の頭部意匠が浮き出た形状変化がある。
現状では仮設機でのみしか術式の発動は確認されていない。正規の機械神を触媒に使用する場合は自動人形の機外退避が必要であると推測される。
【終局呪法・反――
機械神の四肢の一部を展開させるよう変形させることにより、機械神そのものを作り出す反術式。作り出されたものは仮設機とほぼ同等の力を持つ。
具現にはとてつもない力が必要であり、制作者本人にも扱いきれない術式となったが、操士・
【広域絶対防護呪法――
機械神の一部部品(主に下腕)を触媒として、自分も含めた周囲に侵入も脱出も不可能な絶対防護結界を張り巡らせる。これは機械神級の戦闘兵器の激突によって周囲に被害を及ばせないために作られた。
この術式の完成以後、
(✳これらの術式を作ったのは雷の魔女であるアリシアである)
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